緊急報告
ご注意下さい。以下、人によってはグロ耐性が要求される画像もあるかも・・・。
当ブログでも過去記事でとりあげた事のある
中国の 『太歳』騒動 を憶えているだろうか?
→【太歳】 女性記者がマジメに取材・・の正体はオ○ホ!!
【水怪?】 また中国で変なモノが・・・
UMA?中国は「太歳」だらけ
それらとの比較は後ほど書くとして
『オオマリコケムシ』 と思われる
なんとも似た 奇妙な物体 を見つけたので
ここに記録しておく。
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■ 水面に浮かんでいた奇妙な物体
2012年10月24日
前線によるまとまった雨が上がり、大陸性高気圧が抜けるような青空と冬の空気を運んで来た。
名古屋市守山区の 小幡緑地本園 にてのキノコ探索の途中で訪れた 緑ヶ池 。
風に当たろうと水面近くに降りてみると、まず目に入ったのが直径30センチ以上はあろうかという 何か 。
波を受けてゆらゆらと浮かんでおり、陽に照らされた表面はにぶく光っている。
見るからに柔かそうな質感だが、表面には薄くざらついた層が覆っているようだ。
左) 波に揺られてこちらに漂ってくる奇妙な物体・・・。
右) 付近にはこれまた風に吹かれたのか似たようなものが大量に・・・ひいいいい~( ゚д゚)
丸いものだけをみればクラゲかと思うところだが、移動能力は無く波に揺られるだけのよう。
素手で触る勇気はなかったので、小枝でつついてみると意外に表面は固い。
所々裂けてはいるものの、何かざらついた・・皮状の薄い組織が覆っている感じだった。
左) 水中に沈んでいるものも多数見かけられ、大きさもまちまちだった。
右) 中には長大なものもあって、水中で折り重なり不気味に波に揺れていた。
付近には他にも沢山似たものが流れ着いており、水中にも良く見ればいくつも塊が見受けられる。
形は円形だけでなく、細長いものや、すでにちぎれたような欠片もある。
大きなものは波に揺られ折り重なって、これまた奇妙な形となっていた。
いずれも小さなツブツブが表面をかたどっている。
左) 私の足と比べると大きさが想像できると思う。 いかに不気味か察していただきたい。
右) 浮かんでいるものの中には他とは違うものもあったが、関係ないものだろうか?
見つけたときは比較的バラけていたのだが、風に吹かれどんどんこちらへ溜まってくる。
いくつかはコケやカビにまみれており、長い時間漂っていたと見ていいだろう。
何か裂けた様な状態のものもあり、中身が無く外側のツブツブ層がべろんと伸びていた。
左) 表面にコケ状のものが付着しているのは漂流期間が長いものだろう。
中) 水面近くの外皮は、花崗岩の表面のような規則的な濃淡を持つ丈夫な組織が外側を覆っている。
右) 水中にある表面はまるで人の皮膚を拡大したかのような有機的な印象。
見れば見るほどゾゾ気がする質感で・・・正直、早く立ち去りたかったヽ(`Д´)ノウワァァァン
だがしかし、かろうじて好奇心が勝って観察を続ける私・・・。
表面を見ると・・外気に触れた部分と水中では微妙に違う事に気が付いた。
水面近くの組織は岩石様の濃淡があるやや固めの感じ、
水中や漂っている部分は明らかにゼラチン状の集合体のような感じだった。
ただし、既にコケ等が付着している影響も考えられる。
左) 意を決して欠片を引き上げてみた。
中) 外はやや固いが、力を加えると木の枝でにゅるりと切れる。
右) ああ・・まるでひっついたワラビ餅を取り分けているようだ・・・(´・ω・)ウウ
さらに、ここまで来たなら解剖もせざるを得まい・・・好奇心が言う。
ところが・・っだ、こいつを素手で掴む勇気も、網も今は無い。
かろうじて木の枝で引き寄せようとするも、こいつぁ~意外な重さだ。
丸々一個は無理と見て、何とか欠片となった一部を引き上げた。
うう~~ぞわぞわするう~~~~ぅぅ (((; ゚Д゚)))ガクガクブルブル
外側はやや固い層が取り巻くも、内側はゼラチン状物質が詰まっていた。
木の枝でも少し力を加えれば容易に引き裂く事ができる。
断面は・・透明なザクロや・・そうだな、 大き目のワラビ餅集合体 とでも形容するか・・。
左) こ・・このブツブツ感がたまらない・・・ヽ(`Д´)ノウワァァァン
右) 水中には枝に巻き付いているものが見られた。もしかしたらこっちが本当の姿か?
あまりのブツブツ感に鳥肌が立つのをこらえながら、さらに水中をのぞいて見る。
するとつくね串のように枝に巻き付いたものが大小いくつか確認できた。
なるほど・・、もしこれが本来の姿だとすれば、浮遊しているのは剥がれたり死んだものかもしれない。
数日前の風雨で剥がれたために浮遊していたのかも知れないな。
漂っているものが、中身が裂けたような形状なのもこれで合点がいく。
中に何かが詰まっていたのではなく、付着部分が剥がされたからこうなったのだ。
ようし、現地調査はこれくらいでいいだろう。
あとは帰ってから調べよう・・・ああもうブツブツ限界だ・・・・・ ε=┏(; ̄▽ ̄)┛」
ーーー
■ 中国であった騒動との類似
さて、では過去記事から問題の画像をピックアップしてみよう。
中国では謎物体にはとりあえず 「太歳」 と呼ぶ風潮があるが、
アチラではTVニュースにもなったというものである。
・・・似てるよね
さて、当時の中国ではこれにこんな調査結果が添えられています。
いやはや、つまりは群体らしいという見解だけど正体は判らないという・・。
ところが、近年になって日本でもいくつかニュースになり
「探偵!ナイトスクープ」 では 2003年12月19日放送「謎の生物を喰う!」 に登場するなどして
これが 『オオマリコケムシ』 ではないかと知られるようになったのです。
Wikiより抜粋しますと・・・
・・・・中国・・ダメぢゃん(,,゚Д゚)
もったいぶって分析しても、専門家とやらがコケムシを知らなかったんだろうね。
虫といっても一般的に サンゴ と呼ばれる サンゴ虫 の仲間と言えばイメージがわくだろうか。
上の方の画像のツブツブに見える ワラビ餅 のような物一つに一匹が棲んでいるという。
この構造は サンゴ虫 と同じで、周囲を寒天状物質で覆い、なおかつ仲間とくっつき群体となっている訳だ。
エサとなるのは水中のプランクトン、・・なので富栄養状態、つまり水質としては汚染度が高めの状態で
大量発生のきっかけとなるのだろう。
別名「クラゲコケムシ」とも呼ばれるそうで、漂う様はまさにそのようだ・・・。
それにしても・・、「現在では日本各地の湖沼で普通に見られる。」 が驚いた。
いや普通って・・・・見ないよ ッバシΣ⊂(゚Д゚ )
たまたまこれまで出会わなかっただけなのか?
ううむ、今回見られたのは何にせよ探索のいい経験値となったと思う事にしよう。
どうも水質悪化に伴って現れる例が多いようで、
この夏からの雨の少なさと、長かった残暑が影響している所は
キノコの発生時期がおかしいのと同様の環境的要因である。
周囲の宅地化に伴い、流入する水源が減っている点では小幡緑地の他の池も心配だ。
この付近は名古屋市内でも珍しい湿地環境が残る場所でもあるので、
オオマリコケムシ はあまり歓迎できない現象なのかもしれない・・・。
END
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UMA?中国は「太歳」だらけ
それらとの比較は後ほど書くとして
『オオマリコケムシ』 と思われる
なんとも似た 奇妙な物体 を見つけたので
ここに記録しておく。
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■ 水面に浮かんでいた奇妙な物体
2012年10月24日
前線によるまとまった雨が上がり、大陸性高気圧が抜けるような青空と冬の空気を運んで来た。
名古屋市守山区の 小幡緑地本園 にてのキノコ探索の途中で訪れた 緑ヶ池 。
風に当たろうと水面近くに降りてみると、まず目に入ったのが直径30センチ以上はあろうかという 何か 。
波を受けてゆらゆらと浮かんでおり、陽に照らされた表面はにぶく光っている。
見るからに柔かそうな質感だが、表面には薄くざらついた層が覆っているようだ。
左) 波に揺られてこちらに漂ってくる奇妙な物体・・・。
右) 付近にはこれまた風に吹かれたのか似たようなものが大量に・・・ひいいいい~( ゚д゚)
丸いものだけをみればクラゲかと思うところだが、移動能力は無く波に揺られるだけのよう。
素手で触る勇気はなかったので、小枝でつついてみると意外に表面は固い。
所々裂けてはいるものの、何かざらついた・・皮状の薄い組織が覆っている感じだった。
左) 水中に沈んでいるものも多数見かけられ、大きさもまちまちだった。
右) 中には長大なものもあって、水中で折り重なり不気味に波に揺れていた。
付近には他にも沢山似たものが流れ着いており、水中にも良く見ればいくつも塊が見受けられる。
形は円形だけでなく、細長いものや、すでにちぎれたような欠片もある。
大きなものは波に揺られ折り重なって、これまた奇妙な形となっていた。
いずれも小さなツブツブが表面をかたどっている。
左) 私の足と比べると大きさが想像できると思う。 いかに不気味か察していただきたい。
右) 浮かんでいるものの中には他とは違うものもあったが、関係ないものだろうか?
見つけたときは比較的バラけていたのだが、風に吹かれどんどんこちらへ溜まってくる。
いくつかはコケやカビにまみれており、長い時間漂っていたと見ていいだろう。
何か裂けた様な状態のものもあり、中身が無く外側のツブツブ層がべろんと伸びていた。
左) 表面にコケ状のものが付着しているのは漂流期間が長いものだろう。
中) 水面近くの外皮は、花崗岩の表面のような規則的な濃淡を持つ丈夫な組織が外側を覆っている。
右) 水中にある表面はまるで人の皮膚を拡大したかのような有機的な印象。
見れば見るほどゾゾ気がする質感で・・・正直、早く立ち去りたかったヽ(`Д´)ノウワァァァン
だがしかし、かろうじて好奇心が勝って観察を続ける私・・・。
表面を見ると・・外気に触れた部分と水中では微妙に違う事に気が付いた。
水面近くの組織は岩石様の濃淡があるやや固めの感じ、
水中や漂っている部分は明らかにゼラチン状の集合体のような感じだった。
ただし、既にコケ等が付着している影響も考えられる。
左) 意を決して欠片を引き上げてみた。
中) 外はやや固いが、力を加えると木の枝でにゅるりと切れる。
右) ああ・・まるでひっついたワラビ餅を取り分けているようだ・・・(´・ω・)ウウ
さらに、ここまで来たなら解剖もせざるを得まい・・・好奇心が言う。
ところが・・っだ、こいつを素手で掴む勇気も、網も今は無い。
かろうじて木の枝で引き寄せようとするも、こいつぁ~意外な重さだ。
丸々一個は無理と見て、何とか欠片となった一部を引き上げた。
うう~~ぞわぞわするう~~~~ぅぅ (((; ゚Д゚)))ガクガクブルブル
外側はやや固い層が取り巻くも、内側はゼラチン状物質が詰まっていた。
木の枝でも少し力を加えれば容易に引き裂く事ができる。
断面は・・透明なザクロや・・そうだな、 大き目のワラビ餅集合体 とでも形容するか・・。
左) こ・・このブツブツ感がたまらない・・・ヽ(`Д´)ノウワァァァン
右) 水中には枝に巻き付いているものが見られた。もしかしたらこっちが本当の姿か?
あまりのブツブツ感に鳥肌が立つのをこらえながら、さらに水中をのぞいて見る。
するとつくね串のように枝に巻き付いたものが大小いくつか確認できた。
なるほど・・、もしこれが本来の姿だとすれば、浮遊しているのは剥がれたり死んだものかもしれない。
数日前の風雨で剥がれたために浮遊していたのかも知れないな。
漂っているものが、中身が裂けたような形状なのもこれで合点がいく。
中に何かが詰まっていたのではなく、付着部分が剥がされたからこうなったのだ。
ようし、現地調査はこれくらいでいいだろう。
あとは帰ってから調べよう・・・ああもうブツブツ限界だ・・・・・ ε=┏(; ̄▽ ̄)┛」
ーーー
■ 中国であった騒動との類似
さて、では過去記事から問題の画像をピックアップしてみよう。
中国では謎物体にはとりあえず 「太歳」 と呼ぶ風潮があるが、
アチラではTVニュースにもなったというものである。
・・・似てるよね
さて、当時の中国ではこれにこんな調査結果が添えられています。
中国科学院微生物研究所、福建師範大学生命科学学院、福建省農業科学院らの専門家によれば、
「この「生物」は99.75%が水でできていることが判明。
残りの0.25%は未知のたんぱく質であるという。
驚いたことに、「体内」からは湖水の147倍の細菌数が確認された。」
「この「生物」は「細菌、放線菌、真菌」の3種類からなる自然界では極めて珍しい複合体。
「血管」はその体内に取り込まれた藻で、「目」に見える部分は真菌が不良環境下で形成した
胞子膿であることが明らかになった。」
いやはや、つまりは群体らしいという見解だけど正体は判らないという・・。
ところが、近年になって日本でもいくつかニュースになり
「探偵!ナイトスクープ」 では 2003年12月19日放送「謎の生物を喰う!」 に登場するなどして
これが 『オオマリコケムシ』 ではないかと知られるようになったのです。
Wikiより抜粋しますと・・・
オオマリコケムシ(大毬苔虫)
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/オオマリコケムシ
オオマリコケムシ(Pectinatella magnifica)は外肛動物オオマリコケムシ科に属するコケムシの一種である。池や沼などの淡水域に棲み、寒天質を分泌して巨大な群体を形成する。
アメリカ合衆国ペンシルベニア州のフィラデルフィア郊外で発見・記載された北アメリカ東部原産の生物で、1900年頃に中央ヨーロッパに持ち込まれた。日本では1972年に山梨県の河口湖で発見されて以来、翌1973年には同県精進湖でも多数の群体が出現、その後外来種として分布を広げている。現在では日本各地の湖沼で普通に見られる。
また本種の分布域拡大とともに、同じ生態的地位を占める在来種であるカンテンコケムシやヒメテンコケムシが減少しており、これらの生物の脅威となっていると考えられている。
・・・・中国・・ダメぢゃん(,,゚Д゚)
もったいぶって分析しても、専門家とやらがコケムシを知らなかったんだろうね。
虫といっても一般的に サンゴ と呼ばれる サンゴ虫 の仲間と言えばイメージがわくだろうか。
上の方の画像のツブツブに見える ワラビ餅 のような物一つに一匹が棲んでいるという。
この構造は サンゴ虫 と同じで、周囲を寒天状物質で覆い、なおかつ仲間とくっつき群体となっている訳だ。
エサとなるのは水中のプランクトン、・・なので富栄養状態、つまり水質としては汚染度が高めの状態で
大量発生のきっかけとなるのだろう。
別名「クラゲコケムシ」とも呼ばれるそうで、漂う様はまさにそのようだ・・・。
それにしても・・、「現在では日本各地の湖沼で普通に見られる。」 が驚いた。
いや普通って・・・・見ないよ ッバシΣ⊂(゚Д゚ )
たまたまこれまで出会わなかっただけなのか?
ううむ、今回見られたのは何にせよ探索のいい経験値となったと思う事にしよう。
どうも水質悪化に伴って現れる例が多いようで、
この夏からの雨の少なさと、長かった残暑が影響している所は
キノコの発生時期がおかしいのと同様の環境的要因である。
周囲の宅地化に伴い、流入する水源が減っている点では小幡緑地の他の池も心配だ。
この付近は名古屋市内でも珍しい湿地環境が残る場所でもあるので、
オオマリコケムシ はあまり歓迎できない現象なのかもしれない・・・。
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