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2005年08月31日

衆院選1132人立候補 -投票へ行こう!-

テーマ:政治
小選挙区の競争率3.3倍 -1面ほか-

30日に公示した第44回衆院総選挙は、同日午後5時で立候補受付を締め切り、小選挙区と比例代表の重複立候補分を除く1132人で争うことが確定しました。

30日に公示された総選挙。
いよいよ選挙戦は本番となったわけですが、今回は投票率について考えてみましょう。

総選挙の投票率は96年の第41回以降の直近3回は60%前後で、さすがにたいていの地方選よりは高いものとなっておりますが、それ以前のおおむね70%前後と比べると低下傾向は否めません。

民主主義の根幹を成すものとして、有権者は極力投票によりその意思を示すべきだと思うのですが、では投票率を上げるにはどうすればよいでしょうか。
投票時間の延長や事前投票制度の拡充の効果は期待されますが、ほかに有効な策はないものでしょうか。


思いつくのはネットや携帯からの投票を可能にするというもので、実現すれば大きな効果はありそうです。ただ技術的な問題が大きそうで、いずれは実現するにしてもまだまだ時間がかかりそうです。

記者が知人らと話をしている中で現実味があったのは、最寄の駅で通勤時にでも事前投票できるようにするというものでした。
現状事前投票は主に役所やその出張所に限られているようで、これは必ず近所だとは限りませんから、投票日当日に用事はあるけど事前の土日にそこまで出向くのも面倒だという人もいるでしょう。
こういった人たちに対する効果は期待できそうですし、また、毎日通勤時に投票所を目にしていれば、投票を促す心理的な効果もあるかもしれません。

同じ意味で、ショッピングセンターなど人の集まるところに投票所を設置してはどうかという意見もありました。
これも主婦層などへの関心を高める効果もあるでしょうし、投票日当日を含めてまさに買い物ついでに一票というのが可能ならば、やはり投票率アップが期待できるものと思います。

ただコスト面での問題は小さくないかもしれません。
そこで異論はありましょうが、スポンサーをつけてはどうでしょう。
さすがに冠スポンサーまでつけて「第44回 ト○タ 衆議員総選挙」なんてやっちゃうのはやり過ぎでしょうが、候補者や特定の政党を支援するものでないことをしっかり吟味すれば、投票所に広告を出したり投票券の裏側に広告を入れたりする程度は、現実的な問題は小さいのではないでしょうか。

このように投票可能機会を増やして投票を容易にすることも大事ですが、せっかくの選挙というイベントですから、ふだん政治に無関心で投票などする気もないような層にも投票を促し、選挙を入り口にして政治への関心を高めるような方策があってもよいのではないでしょうか。

難しそうですが、簡単です。
モノで釣りましょう。またまたスポンサーさんにお出まし願います。
投票すると抽選券が手に入り、抽選で全国で100名様にパ○ソニックのプラズマが当たるとか、H○Sから50組100名にヨーロッパ旅行が当たるとか、ア○ヒのスー○ードライ1ケースが1000名様にとか、そんなのがあれば試しに選挙ってものに行ってみるか、そういう有権者だって増えることでしょう。

夜は開票速報の合間に放映される年末ジャンボさながらの抽選会の風景を、候補者でなく有権者の方が手に汗握って見つめるのです。
当選した議員、当せんした有権者、中には当せんしたのに落選した候補者、日本中が悲喜こもごもに盛り上がる、そんな選挙風景があってもよいと思うのですが、いかがでしょうか。
動機はどうあれ、関心がないよりはマシだと思うのですが・・・。


ちなみに記者、成人以来一度も欠かさず、国政・地方を問わず投票し続けております。
夏休みのラジオ体操みたいにカードを作って、投票したらのスタンプでも押してくれれば、なんだか楽しいのになあ・・・。




なお、念のためですが、投票日は9月11日です。
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2005年08月31日

今日の愛ルケ(#296)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



風死す 五

深夜の静寂の中、菊治は一層白さを増した冬香の顔をみながら考える
とにかく一一九番に電話して、この異常事態を報せなければならない。
だがそうすると冬香は病院に運ばれ、生きていたら収容され、死んでいたら家へ戻される。生きているとは思えないが、ここから運び去られたらもう逢えなくなる。
「いやだ、お前と別れたくない。ふゆかは誰にも渡さない」
どうなっても、冬香は自分のものである。冬香もあなたのものだといっていた。
誰がなんといおうと、冬香とは離れない
どうすればいいのか。
芦ノ湖では、飛びこんだらともに湖底に沈んだまま戻れないと思っていた。セックスでともに昇り詰めたとき、このまま一緒に死んでもいいと思ったこともある。
だがいまは、菊治一人が生き残っている。頭を叩き、頬をつねってみても、自分は生きている。これでは殺人者のレッテルを張られ、怒りと嘲りをかうだけだ。
菊治はふらふらと立ち上がり、キッチンの戸棚からナイフを取り出し、右手に持ってみる


#なるほど。

どうやら死んでいるようだし、救急を呼んだら連れて行かれて病院から家に戻されて、もう二度と逢えなくなる、だから119はしない。

ふむ、ほかに帰るべきところのある最愛の女性の亡骸を前に、そういう気持になるのは理解できますね、亡骸になるまでの過程は別として


でもよくよく考えると今回の菊治が119しなかったのは正解かもしれません。
だって、仮に急いで救急を呼んで一命をとりとめたとしても、どうせ菊治は「どうして助けたのよ」とか「意気地なし」とか罵られるに決まってますし、冬香としてもとんでもない生き恥をさらして家族や親族にも見放されて、また「死にたい」「殺して」というはめになるのは目に見えています。
あるいはやはり死んでしまっていた場合、そんな事情の死体を病院から帰されたら、冬香の家族としてはえらい迷惑だったことでしょう。

こうなってしまった以上は救急や警察なんかのお世話にはならず、菊治に最後まで面倒をみてもらうのが、誰にとってもいちばんマシな結果になったのではないでしょうか。


ということで菊治、冬香の最後の面倒はどう見ましょうか。
ここで菊治の脳裏に浮かんだのは、やはり芦ノ湖です。


あのとき、ここで飛び込んだら、ともに湖底に沈んだまま、二度と戻れないと思っていた。(原文)


出た!

ムショで追想録の線は薄くなったけど、こんどは芦ノ湖ダイブの方向か!?
これも読者の予想の中ではけっこうメジャーな線だぞ!!

と思ったとたん、次の文章は・・・


さらに、セックスでともに昇り詰めて、果てるとき、一瞬だがこのまま一緒に死ねるなら、死んでもいいと思ったこともある。(原文)


は、はあ??
芦ノ湖から一気に遠ざかったぞ??

なんだかなあ。
単に二人で死ぬことを考えたことがあるってこと?
それで自分だけ生き残ってるって嘆いてんの??
それはいいけどさ、でもさあ・・・


頭を叩き、頬をつねってみても、まさしく自分は生きている。(原文)


っていうのは違うと思うよ。
夢じゃないんだからほっぺたつねってもさあ・・・。

まあでも、これで夢オチだったら笑えたけどね。
で、


「どうする・・・」(原文)


いやほんとどうするのよ、と思ってたら菊治、おもむろにキッチンへ行って、「それで死ねるだろうか(原文)」なんて言いながらナイフなんか持ち出しちゃってますけど、ま、死ぬ気があればなんだって死ねますよ。

でもねえ・・・。
そのナイフ、結局どうすんですかねえ。
首絞めに続いて、流行りのリストカットでもやってみますかね?
ためらい傷の5つや6つ、つくってみますか?

いやあ、やめたほうがいいですよ。
ますます連載への風当たり強くなりますからね。
誰にとってもマシなはずだった菊治の行動、日経サイドにとってはさらなるリスクになりかねませんよ。

うーん、記者的にはこのナイフ、たいした役目は果たさないんじゃないかと思うのですが、どうですかね。
個人的には冬香の死体を連れて、やっぱりどこかへ旅立ってほしいですね。
だって最後までこの千駄ヶ谷の暑苦しい部屋じゃ鬱陶しいじゃないですか。
いくら冷房をかけたところで、こんなところで腐乱していく菊冬のアベック死体、想像したくありませんよ。

じゃあどこですかね。
風の盆の富山、といいたいところですけど、愛ルケ時間ではあと1ヶ月もありますしね。
やっぱり思い出の場所、箱根ですかね。
夏休み、家族連れで賑わう芦ノ湖ですかね。

ま、それならそれでいいんですが、そうすると誰にとってもマシだったはずの展開、箱根の観光業者にとってはあまりありがたくないものになりそうですね。
いやいやどんな展開でも、話題になりさえすれば、ありがたいものなのですかねえ。
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2005年08月30日

携帯にAMラジオ -必・携帯-

テーマ:メディア・IT
第2世代で今秋発売 -13面-

NTTドコモは29日、AMラジオチューナー付き携帯電話を今秋発売すると発表しました。通信方式は「第三世代携帯」ではなく「第二世代」。電子マネーや音楽再生機能などの高性能形態と一線を画し、簡素な携帯を求める中高年の心をつかもうという戦略です。新製品のラジオ付き携帯「RADIDEN(ラジデン)」はカメラ機能を省き、価格も1万5千円-2万円台に抑えます。
AMは周波数の関係で携帯電波と混信しやすく、搭載を実現したのは初めてといいます。


すっげー簡単な機能に思えるAMラジオ付き携帯がなぜないのかと思っていたら、電波混信という技術的な問題があったのですね。
そこをクリアして、今回登場するのが「RADIDEN(ラジデン)」です。

ま、ネーミングはこんなもんでしょうか。
中高年がターゲットというから、分かりやすくなけりゃいけません。

ただですねえ。
非常に残念なのは、カメラ機能がついていないことですね。
カメラさえついていればこの機種、記者は欲しいと思いますよ。

ええ?
お前はAMラジオなんてきくのかって?
仕事中に浜村淳や鶴光を聴く気かって??

違いますよ。
普段番組を聴かなくても、ニーズはあるんですよ。

それは、


防災ですよ、防災


7月に首都圏を襲った震度5の地震、参りましたね。
電車網は実質的に寸断され、記者もいつになったら千葉に帰れるかわからず、結局都内の友人宅に泊めてもらいましたが、あの程度でもほんとに大騒ぎでした。
ケータイは通じにくくなるし、とにかく出先だと情報が入らないのですよ。
これがもし物理的な大被害が出るほどの首都圏直下型地震だったらと思うと・・・

最近、震災時帰宅マップみたいな本がベストセラーになってますけど、同時にラジオ、これはきっと必須です。
そういう意味で「RADIDEN」、もっと若者層にも受けるような機種もぜひラインナップに揃えてほしいところであります。
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2005年08月30日

今日の愛ルケ(#295)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



風死す 四

今話は前から見ていきましょう。
本来は緊迫した場面のはずなのですが・・・


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泣いたのは二、三分か、いや一分に満たないくらいか。
もう冬香は甦らないと知り、「殺人」という言葉が浮かぶ。
「深夜、誰もいない部屋で一人の女を殺した」
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「深夜・・・一人の女を殺した」って、なんでいきなりハードボイルド調なんだよ。

ていうか・・・


誰もいない部屋じゃ、誰も殺せねえだろ。


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「俺が殺人者…」
そうつぶやいても他人ごとにしか思えないが、明るい光の下の動かぬ冬香を見るうちに事実だとわかってくる。
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否定したいのは分かるけどさあ、ここんとこ、「冬香は死んでる」「俺が殺した」、たったこの二つの事実を理解すんのに時間かかりすぎだよ。
で、やっと理解してどうすんの?


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すぐ救急車を呼ばなければと、携帯をつかみかけて、ふとやめる
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なんでやめてんだよ!


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救急車を呼んで、いまさら人工呼吸や心臓マッサージをしたり、病院へ運んだとしても、冬香は助かるのか。
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それは医者が診るからとりあえず呼べ!!


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なにをのろのろしていたのかと自分を叱るが、怠けていたのではなく、死んだとは思っていなかったのだ。
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言い訳はいいから早く呼べ!!



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セックスのあまりのよさに、一瞬、気を失っただけだと、たかをくくっていた。
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うぬぼれてねえですぐ電話だ!!


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おかげで貴重な時間を失ったが、本当に手遅れか。
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いまも貴重な時間が過ぎてんだよ!!

手遅れでねえもんも手遅れになっちまうって!!



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脈をみて、心音を探るがなにも答えない。怖くなって顔を見ると、唇から血の気が引き、白く蒼ざめている
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ああぁ、もうヤバイって!!


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「もう、戻らないのか…」
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なにをあっさり諦めてんだよ!!


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助かって欲しいがなにをしていいかわからず・・・
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全然助ける気ねえだろ!!

助けたきゃとりあえず救急呼べ、救急!!



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ともかく裸の冬香を浴衣でおおってやる
============ ここまで ============


違うだろ!!


体温維持したきゃ毛布だろうよ、

ってそうじゃねえよ。
そういう問題じゃねえよ。

裸をさらしてるのがかわいそうとかいうくらいなら、ほかになんかすることあるだろうよ。


あー、もうだめだ、もう間に合わねえよ。
完全死んじゃうよ。
ていうか死んじゃったよ。
いくら冬香でももう甦らねえよ。


おっと、こうしてる場合じゃねえぞ、菊治が動かねえんなら、こりゃあ記者が動かなきゃなんねえな。

いやそうだ、ここはともに目撃した読者のみなさんもご一緒に・・・




クリック!



ふう~ぅ。

前回は箱根なのに警視庁に通報しちゃったけど、今度は千駄ヶ谷、間違いなく警視庁管内だぞ。
しかも箱根のときは「殺してー」つって首絞めてるから慌てて通報したら、

「いくわよう・・・」

なんていいだしてんだもんなあ・・・。
ありゃあ、現場に踏み込んだら違った意味で大騒ぎだったろうなあ。
でもそりゃあそれで面白かっただろうなあ。


いやとにかくみなさん、今回はご協力どうもありがとうございました。
今後も目撃者として捜査には積極的に協力していきましょうね。



・・・って、まったりまとめてどうすんだよ!



ほんと、菊治よ・・・

こんなこときくのもなんだけどよ・・・


お前、これからどうすんだ?
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2005年08月30日

今日の愛ルケ(号外) 『<愛の流刑地>ブログ検索で1位に』

テーマ:連載小説
昼休み、情報ベンダーのニュースを見ていてぶったまげました。


11:33 30Aug2005 MAI-<愛の流刑地>ブログ検索で1位に 2位は朝日新聞

 日本経済新聞で連載中の小説「愛の流刑地」が30日午前、ブログ検索のテクノラティで最も検索された話題になった。愛の流刑地は渡辺淳一作の中高年の愛と性を描いた作品。濃密な性行為の描写が続き、「朝から経済紙が…」と中高年を中心に話題を呼んでいたが、8月下旬になり、主人公が性行為中に愛人を殺すというとんでもない展開に陥り、ネット界でも話題が沸騰したとみられる。

 検索2位は田中康夫長野県知事に関する取材メモにねつ造が発覚した新聞「朝日新聞」だった。【デジタルメディア局】

[毎日新聞8月30日] ( 2005-08-30-11:33 )



ここ四、五日じわじわアクセスが増えてきているとは思っていたのですが、本紙だけでなく、とうとう世間一般でもこんなことになるとは・・・。

ここんとこの展開もさることながら、ブロガーのあいだでは例の下着メーカーの社長さんのブログ騒動も一役買ってるみたいですが、それにしても「捏造」の「朝日新聞」を抑えての1位ですよ。
連載以来追っかけてきた「愛ルケ」名付け親の記者としては、「愛の流刑地」が話題になることは嬉しくもあるわけですが、でもこれって社会の動きとして正しいことなんでしょうか・・・。


なお、毎日新聞のここんところの展開への評価は

「とんでもない展開に陥り」

です。

この評価、作り手さんや載せ手さんは、どう受け止めるのでしょうか・・・。
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2005年08月29日

「温かいうちに食べて」実現 -後姿-

テーマ:人・履歴書
保温室付き冷蔵庫がヒット 阪本実雄さん -29日17面「旬の人」-

冷めた料理を電子レンジでチンするのではなく、温かいまま食べさせたい--。
そんな主婦(主夫)の願いをかなえたのが冷蔵庫に保温室をつけたシャープの「愛情ホット庫」。保温室の中は55度で、揚げ物はチンしたようにべたつかず、鍋のカレーも焦げ付かすことはないというのがウリですが、「冷蔵庫なのに冷めないようにする保温機能をつけるという発想の転換がヒットにつながった」としてやったりの表情なのが冷蔵システム事業部商品企画部長の阪本実雄さん(49)。
「家族そろって食卓を囲むのが理想だが、難しい時代。ちょっと寂しい気もするが、需要は増え続けると思う」と話しています。


記者は昔から思っておりました。
家族に一体感がなくなった理由は家電製品の進歩ではないか、と。
中でも「電子レンジ」「二台目のテレビ」「ケータイ」は家庭崩壊の三種の神器ではないか、と。

テレビが二台以上となって家族は茶の間に集まらなくなった、子供がケータイを持つようになって親は子供の交友関係の把握すらできなくなったとはよく言われることですが、記者は電子レンジも「晩御飯までには帰ってくるのよ」というお母さんの決めゼリフを無力化し、家族を同じ時間の食卓につかないことにためらいをなくすことで、親子の断絶に一役買ったのではないかと思います。
そして電子レンジはそれだけでなく、同時に「父権の喪失」を加速したのではないかとも思うのです。

記者が子供の頃、電子レンジがまだ普及してなかった当時、親父が遅く帰ってきてもオカンはなんだかんだいいながらも晩御飯の仕度をしていたものです。
揚げ物を揚げたりカレーの鍋に火を入れなおしたり冷蔵庫からあれこれ出して並べたり、そういう様子を見て、子供ながらに仕事をして夜遅くに帰ってくる親父のことをやっぱり偉いのだとなんとなく思ったものでした。

ところが何年か経ち、やはり仕事から遅く帰ってきた親父が背中に寂しそうなムードを漂わせながらひとりチンをして晩御飯を食べている姿を見て、これはひょっとしてちっとも偉くねえんじゃねえか、そう思わずにはいられませんでした。

たかが電子レンジとはいえ、子供が家庭の食卓で見る光景というのは意外に後々の価値観形成に影響を与えるもので、親父たるもの夕食時にも自分の背中を気にせにゃいかん、高校生くらいの記者はそう感じたりもしたものであります。
もちろん、親父がひとり寂しく晩御飯を食べていたのは、単に電子レンジのせいではなく夫婦間の事情によるところが大きかったのかもしれませんが・・・。


とまあ、記者は電子レンジはかように子供に対する親父の威厳を奪ってしまうかもしれないものだと思うのですが、ではこの「ホット庫」はどうでしょうか。
保温室からあったかいカレーや天ぷらを取り出す親父の後姿を想像すると、冷めきったおかずをチンする姿よりは多少はましでしょうか。

いずれにせよ気になるのがこの商品のネーミングですね。
「ホット庫」とは「放っとこ」との掛詞であると思われるのですが、オカンがほっとくのが愛情を込めた料理なのか、愛情の冷めた亭主なのか、後者であるなら「後姿」以前の問題なのであります・・・。
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2005年08月29日

今日の愛ルケ(#294)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



風死す 三

冬香は死んだのだ、そうわかっても、菊治はまだ信じられない。
抱き締め、接吻をしようと唇をおおい、舌をさし込むが、冬香の舌は伸びてこない。
唇を離して「ふゆか、ふゆか…」と叫び、口と鼻に耳を当ててみるが息はなく、頬と口先を叩き、顔を揺らしても反応はない。
「死んでいる…」
菊治は慌てて起き上がって明かりを点ける。
と、その瞬間、冬香の目が、かっと見開き、鋭い視線が菊治の目を射抜く。思わずたじろぐ菊治。
「ふ、ふゆか・・・?」
冬香は音もなくむくりと起き上がると、呆然としている菊治の右手を左手で掴み、ベッドへと引き込みながら、もう一方の手を菊治の股間へと伸ばす。
「ください・・・」
菊治のものはすでに萎えてしまっているが、冬香はそうと分かると躰を菊治の下半身へとずらし、それを自らの口に含もうとする。
やはりこれは冬香ではない。冬香がこんなことをするはずがない。
菊治がそう思った瞬間、再び冬香が低い声でつぶやく。
「殺して。ねぇ、殺してぇ・・・」




・・・はい。

です。

丑三つ時の千駄ヶ谷の部屋には、菊治と、どうやら死体となったらしい冬香の二人きりあるいは一人と一体きりという少々気味の悪い状況ではありますが、純愛と性愛がテーマの渡辺ワールド、さすがにオカルト方面への展開はないでしょう。
いやもう、この際オカルト路線にでも走ったほうがいいんじゃねえの?
コメント欄ではそれに近い声も見受けられましたが、それはさておき、先程の偽のストーリーはなかったことにして、本当のあらすじを見てまいりましょう。
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冬香は死んだのだ、そうわかっても、菊治はまだ信じられない。
抱き締め、接吻をしようと唇をおおい、舌をさし込むが、冬香の舌は伸びてこない。
唇を離して「ふゆか、ふゆか…」と叫び、口と鼻に耳を当ててみるが息はない。頬と口先を叩き、顔を揺らすが反応はなく、菊治は慌てて起き上がって明かりを点ける。
深夜、煌々とした光の下に横たわる姿態は先程と変わらぬが、胸のふくらみだけが、さらに浮きたって見える
しかし躰はどの一点も動かず、菊治はようやく、冬香が死んだことを知る
「死んでいる…」
菊治は妙に落着いているが、落着いているのとは少し違うのかもしれない茫然自失というか、呆気にとられているというか、なにをすべきかわからず、ただ不思議に思うだけだ。
こんな呆気なく一言もなしで死ねるのか。いや、冬香は「いい…」「許して…」「首を絞めて」「死ぬう…」と訴えたり絶叫したりしていた。
そのすべてが頭に甦えったとき、菊治はいきなり冬香にしがみつき「ふゆか、ふゆか…」と泣きじゃくる。


#死んでいると分かって、なお死体に接吻し、それからようやく呼吸の有無を確認しました。それからほっぺたをひっぱたいて顔を揺らして、反応がないので明りを点けて全身を眺め、動かないことを確認して、再び「死んでいる」と知りました。

菊治は冬香が死んでいると知っても妙に落着いているというか、落着いているのじゃなくて茫然自失というか、少なくとも呆気にとられているというのはおかしいと思いますが、とにかくなにをしていいかわからないのだといいますが・・・
たしかに思いがけず人を殺っちまったという状況、どうしていいのかわからないというのも分からないでもないですが・・・
少なくとも・・・


「死とはこんなもんか」と不思議がっている場合ではないぞ。

冬香の悶え叫んだ言葉を思い出して泣きじゃくってる場合じゃないぞ。


蘇生だよ、蘇生をほどこせよ!

接吻じゃなくて人工呼吸だよ!!

しがみつくんじゃなくて心臓マッサージだよ!!



いま何分経過したか知らんけど、冬香に死んで欲しくないならなにか前向きに行動しろよ、まだ仮死状態かもしれんのだし。
助かるものも助からんぞ。


・・・しかしやっぱこりゃ冬香は甦らないんですかねえ。
菊治が冬香を絞め殺すってこと自体は想定の範囲内でしたけど、時期は想定外でしたねえ。
夫との揉め事も中途半端なまま、風の盆のイベントさえも放棄するとは、正直、意外です。

となるとこの作品のオチ、菊治が獄中で冬香との愛の日々を克明に書き綴るって説ががぜん有力になりますかねえ。
そうして書き上げた小説こそが、「愛の流刑地」。
いやー、それは安直に過ぎるってものでしょうか。

ま、それでもまた冬香が甦ってくるってよりはましでしょうかね。
実はまだ仮死状態の冬香に、そうとは知らぬ菊治が最後の交わりをとばかり、「死せる」冬香に入っていったところ、息を吹き返した冬香が再び悶えだし・・・

あー、こりゃ中途半端なホラーよりよっぽど怖えや。
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2005年08月28日

今日の愛ルケ(#293)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



風死す 二

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慌てて冬香の頬を叩く。まさか死ぬわけない。慌てて「ふゆか…」と呼び、さらに頬を叩き、肩を揺する。
「ふゆか、どうしたの…ふゆか…」
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死んだんだよ!


============================
菊治はまだ、冬香が死んだとは思えない。
============================


思えよ!!


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激しくいって一瞬意識を失い、恥ずかしくて、気がつかないふりをしているのではないか。
起きてよ、と声をかけて揺するが、上体と顔が一緒に揺れるだけである。
「どうして…」
============================


お前が殺っちまったからだよ!!


============================
突然、菊治は思い出して、自分の両手を広げて見る。
もしかして、この手で冬香を絞め殺してしまったのではないか。
============================


気づくの遅えよ!


ていうか、忘れてたのかよ。


============================
だが、掌にはなにも変ったところがない。
============================


そりゃ関係ねえだろ!!


============================
冬香を抱き、愛撫してきた手で殺したとは信じられぬが、見ると冬香の喉仏の下は少しへこみ、黒ずんでいる
まさかこんなことで死ぬわけはない。これまでも死んだことはない。
============================


あんなことすりゃ死ぬだろうよ!


これまでは死ななくても、いつか死ぬっつーの。

いやまあ、しょっちゅう死んでは甦ってたけど・・・。

つーか、今回お前、「ならば殺してやる」とかいって「死ねとばかりに」圧しつけてたじゃねえかよ。
これまでとは気合が違うよ、気合が。


============================
冬香はどこまでなら大丈夫かわかっていたはずなのに、激しく噎せたり咳き込んだりしなかった。
ただ「ごわっ…」と、喉の奥から絞り出されるような音がしただけで、苦しみも悶えもせずに、それで死んだりするものか。
信じられず冬香の全身を見廻すと、掌を上にして両手は投げ出され、両肢は軽く股間を広げて太腿の内側を見せたままだ。こんな淫らで羞恥のかけらもない姿態を、冬香が生きていたら断じて見せるはずがない。
これは冬香ではない。こんな冬香はいない。
そう思った瞬間、「冬香が死んだ」ということが、初めて菊治の脳裏に鮮明に迫ってくる。

=============ここまで============

前半の菊治のお間抜けな狼狽ぶりに散々突っ込んでからいうのもなんですが、たとえ冬香といえども、人死にが出てしまうとなかなか気持ちよく突っ込めるものではありませんね。

ということで後半は敢えてさらっと見てまいりました。
文章もさすがにこれまでの愛ルケでもっとも緊張感が感じられ、いつもはのんびりと場違いな演説をやらかしている菊治の脳内でも、今度ばかりは思考が慌しく回転している様子が伝わってまいりました。

ただ、それでもやっぱり菊治らしいのは・・・


お前、死を受け入れるのもエロスからかよ!


せめて脈をとるとか心音をきくとかしてからにしろ。


もっともあの様子だけで「死」を覚るというほうが、渡辺先生の美学っちゃあ、美学らしいんですけどね・・・。
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2005年08月27日

今日の愛ルケ(#292)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



風死す 一

そのとき、菊治はまだなにも考えていなかった。
悶えていた冬香の動きが一瞬止まり、ものをいわなくなったが、それは快感のあまり声を失ったに違いない。口元が軽く緩んで笑っているようなのがその証拠で、冬香は快楽の絶頂に浸りきっているのだ。
菊治のものはまだ冬香のなかにあり、求めてくればまた首を絞めてやらねばならない。菊治はそのことに、軽い鬱陶しさを愛しさを感じながら囁く。
「ねえ…」

そしてまた動かしだそうと腰をよじるが、反応がない。「ねえ…」ともう一度呼び、頬を突つく。そろそろ正気に戻ったらどうなのか。
だが反応はなく、軽く顎を突きだし、目は閉じ、口だけかすかに開いている
「どうしたの…」といいかけて、初めて「死」という言葉が浮かぶ。
もしかして死んでいるのか。そう思って慌てて躰を離すと、冬香は身動きひとつしない。
夏の盛りに、吹く風がぴたりとやんで蒸し暑さが甦ることがある「風死す」という瞬間が、いま冬香の上に訪れたのか。



そのとき、菊治はまだなにも考えていなかった。



冒頭の一文です。
今話のすべて、あるいは今後のすべてがこの一文に凝縮されているのではないでしょうか。

正直、驚きました。
現在形でリアルタイムに進行するのが基本の愛ルケ、地の文にまったく過去形が使われないわけではありませんでしたが、しかしこうあからさまな振り返り口調はたしか初めて、あるいは記憶は定かでありませんが、あったとしても物語冒頭の冬香と出会うシーンで使われて以来のはずです。

章題が「花火」から暗示的あるいは明示的といってもよい「風死す」に変わり、そしてその冒頭に「そのとき、菊治はまだなにも考えていなかった」。

やはり、これは・・・

「風死す」という瞬間が冬香の上に訪れた、っていうか・・・

はっきりいえば・・・



「冬香死す」 じゃねえの!?



小洒落た季語で事態をごまかしてる場合じゃねえぞ菊治!!



でもこれで「風死す」からやがて「涼風」が吹きはじめるように冬香が息を吹き返し、また元どおりの展開で連載が年内続くっていうんなら、はっきりいって記者、お手上げでございます・・・。
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2005年08月26日

今日の愛ルケ(#291)

テーマ:連載小説
この記事は渡辺淳一先生の連載小説「愛の流刑地」を記者が個人的な視点で読み解く記事で、性的な描写かなり出てまいります。そのような記述を好まない方、ネタバレを嫌う方、並びに15歳未満の方はご遠慮ください。
なお、記者がまとめたあらすじ中の灰色文字部分は、作品のテイストをできるだけ伝えるために原文をそのまま引用した部分です。



花火 三十二

目覚めたのは二時だった。尿意を覚えてトイレに立とうとすると、冬香がしがみつく。「トイレだよ」といって立つが、戻ってくると冬香は「怖い…」といって寄り添い、抱き締める菊治に「ください」という。
まだ欲しいのかと呆れていると、「あなたと、つながっていたいの…」とさらにいう。
そこまでせがまれてはと菊治は余力をふり絞って冬香の中に入る。抽送をくり返し、耳を舌でなぞり、「やめて」と死にそうな声をあげる冬香をかまわず攻め続けると、「だめ…」「いい…」と訴える。
どちらが本当か今度こそ決着をつけんと、冬香の両足を折り畳んで 菊治が攻めると、冬香は「すごい…」と叫び、やがて「首を絞めて…」と訴える。
両手を喉に当てて一気に押しつける菊治。
「許して、ねぇ、死ぬぅ…」
死なないことはわかっているので、かまわず、「死ね」とばかりに圧しつけると、「いくう…」とつぶやき、「殺してぇ…」と叫ぶならば殺してやる。それがいまの菊治にできる、冬香への唯一の愛の証しである。
渾身の力で締めつけると、「ごわっ」という音とともに声が途切れて、冬香の顎がかたんと沈む


#ま、ま、まままままま、




祭りだぁーっ!!!



予想でどおり尿意で目が覚めて失笑をもらしたり、またおっぱじめやがっと呆れていたのもほんの束の間、週末は菊治祭り、いや冬香祭り、ええいもうどっちでもいい、とにかく、




祭りですよぉーーー!!!




  |   /  / |_|/|/|/|/|
  |  /  /  |文|/ // /
  |/  /.  _.| ̄|/|/|/       Λ_Λ
/|\/  / /  |/ /         (___) <菊治が殺っちまったてよ!
/|    / /  /ヽ          /〔 祭 〕〕つ
  |   | ̄|  | |ヽ/l          `/二二ヽ
  |   |  |/| |__|/  Λ_Λ    / /(_)
  |   |/|  |/     ( ´∀`)  (_)     Λ_Λ
  |   |  |/     // /  ^ ̄]゚        (`   ) <マジで!?
  |   |/       ゚/ ̄ ̄_ヽ         ⊂〔〔 祭 〕
  |  /        /_ノ(_)          ┌|___|
  |/         (__)             (_ノ ヽ ヽ
/                               (_)


ワショーイワショーイ・・・




・・・申し訳ありません。


取り乱してしまいました。
日ごろは2ちゃん用語乱用の自粛をお願いしてるのに、こんなAAとか貼り付けちゃって、ほんとにお恥ずかしい限りです。

まあ、でも今回ばかりはしかたないでしょう。
菊治も殺っちゃったことだし、冬香も逝っちゃったことだし、きょうだけは許してくださいよ。
コメント欄も今回ばかりは好き勝手書き込んじゃってけっこうです。

今回、都合により更新が夜中になったこと、ほんとに残念に思っております。
よそのサイトでどんな盛り上がりになっているかは存じませんが、本紙でも、短ければ朝刊が来て冬香が生き返るまでのあいだの束の間の祭り、ご自由にご参加ください。


うーん、それにしてもあのゾンビ冬香がほんとに逝っちまったとは思えませんが、もしかして本誌コメント欄とか投書や苦情とかその他いろんな方面からのプレッシャーとかあったりして、マジで連載が・・・





        ∧∧  ミ _ ドスッ
        (   ,,)┌─┴┴─┐
       /   つ.  終  了 │
     ~′ /´ └─┬┬─┘
      ∪ ∪      ││ _ε3
               ゛゛'゛'゛




ですか?





※用語やAAとかはなんでもかまいませんが、他のコメンターへの配慮だけは忘れないでください。
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