きょうの記事まとめて。 -たまには・・・- | にっけいしんぶん新聞

きょうの記事まとめて。 -たまには・・・-

きょうの記事はプチっと面白い記事が多かったので、たまにはまとめてひとことコメントを添えてみたいと思います。
日経とってない方、わからない部分があれば申し訳ありません。


春秋(1面)

衆院選広島6区を小津安次郎の映画になぞらえて。

素直によかったです。きれいな春秋でした。
でも、「尾道」と聞いて「小津」の「東京物語」ってところが筆者の年代を表してますね。
記者なら亀井氏とホリエモンが石段でぶつかって入れ替わって大騒ぎとか、亀井氏がふと目が覚めたら郵政法案の衆院採決の前日に戻っていてやっぱり賛成にまわっちゃおうかと悩んじゃうとか、「大林」作品をネタにせずにはいられません。


争点を問う(2面)
国民新党代表綿貫民輔氏にきく

新党結成理由は「無所属じゃ不自由だから」、選挙後は「新党日本との合併や無所属議員との大同合併もある」。


うーん、政党の存在意義の根幹に触れる潔いまでの正直なお答え、むしろ好感を持ちました。
もちろん、応援はいたしませんが。


50年後には犬が病気診断?(9面)
未来技術研究

東京大学と野村證券が共同で展望した、50年後に実現しそうな科学技術。
嗅覚で人の病気を診断する犬など。


もしも診察室に入って、犬が白衣着てたらすっげームカツク。


未来技術を読む(13面)
コンピューター、頭脳まねる・・・江崎玲央奈氏

現在よりはるか高速の演算が可能な「量子コンピューター」が登場すれば、頭脳の働きをほぼ模擬できる「頭脳シミュレーター」が実現し、人間の行動が予測できるようになり、政治や行政、経済などの分野で利用されるようになる。

じゃ、ホワイトカラーいらねえじゃん。体育会万歳?
それにコンピューター経営とかが登場したとして、同一の最強コンピューターが経営する二社が同じ分野で競合したらどうなるんだ?
人をしてこれを矛盾と呼ぶ・・・。


経済教室(29面)
「知」の創造にシステム革命

インターネットの世界では「知」が少数者の生む閉鎖的・静的なものから、不特定多数者が生む開放的・動的なものに大転換する。そうした動的な「知」を生むシステムへの信頼を保証する新たな「権威」など制度の設計をどう進めるか。情報資本主義のもとで、それが試される。

まとめると言葉はありきたりですが、ネットは情報を引き出すための「ストック」ではなくつくりあげ発信する「フロー」、すなわち「知」の創造システムの役割を担う、そしてそこにおける信頼性をどう担保するのかという問題を、「電車男」「2ちゃんねる」からブログや「ウィキペディア」まで引き合いに出して説明されてました。
読んでなかなか面白かったのですが、東大教授の坂村健氏、どんな方かと思えばあの基本ソフト「トロン」の開発を主導された方でした。さすがでございます。


民主党、8つの政策です。(28面全面広告)
マニフェスト

8つの政策、ここでは省略しますが、実現性はともかく、少なくともぱっと見は悪くないですよ。
岡田さんの顔も面白いくらい普段から凛々しく変わっちゃって見えます。
(たぶん一般紙でも見ることができるでしょう)


武器を手にした消費者(11面)
シリーズ「ネットと文明」

副題は「苦情対応を誤れば大打撃」。「東芝クレーマー事件」などのクレーム対応のほか中国の反日運動も例に挙げ、ネットによるネガティブな情報の伝達力の怖さを取り上げている。
ネット上の意見には「不安・不満が強く出る傾向にある」ため、結果をそのまま使うことは不適切との提言もあるという。


本紙のコメント欄でもこのことは十分お感じいただけたと思います。
ネット上で表に現れるものは必ずしも民意全体を表すものでなく、ネガティブ方向のバイアスがかかったものになりがち。
このことは必ず頭の片隅に入れておきたいものです。

それにしても「あの連載小説」には、消費者が手にした「武器」とやらは、打撃を与えているのでしょうか・・・。