野生肉、野草、放任野菜果物を食べれば体は少量でも満足、空腹信号は正常に戻る。
さらに、食べ物は通常のものであっても、すべての生命の源である海水を摂ると一時的に代謝センサーが正常近くに戻り、水分摂取量が減って空腹信号が減少することから、空腹信号もおかしいと言う結果が出る。
これは食べ物の欠陥を食べ物の元である海水が一時的に補ったことになる。
塩分を摂るほど喉が渇くと言われるが、不完全な塩はそうなり完全な塩は逆になる。
完全なミネラルバランスの海水塩「む～塩」の愛用者はそれを体感しているはず。
陸は海底が隆起したもので陸の生命はバランスのとれた海のミネラルから生まれたもの、完全な海水は有機物ではないが、すべての生命体の機能を一時的に正常近くに戻す。
本来は食べ物から賄い得るものであり、食べ物さえ正常なら海水は必要ない。
これらの道理をまとめれば、肥満の原因は本質を持たない食べ物であり、その食べ物によって体の細胞だけでなく代謝も保てなくなり、空腹信号が狂った結果と言える。
実験の結果から、毎日完全なものを食べなくとも、適度に摂っていれば問題はない。
たとえ微量でもにがりを抜く塩は昔から不完全、抜いたにがりに健康を求めるのも成分嗜好が生んだ無意味なこと。
砂糖も肥料で養殖されたサトウキビが原料。
味噌や醤油の原料の米や大豆も同じことが言える。
農業畜産が近代化、工業製品のような養殖野菜穀物や肉や卵しか食べられず、それが何年も続くから「食べ物不足」で体が耐えられなくなってしまった。
人は農薬に神経を尖らせるが、病の原因は細胞を膨張させる肥料と生命の循環を遮断する表土の耕起にある。
農薬や添加薬品を避けても病を避けられないことは既に体感しているはず。
人間の体はそれほどヤワではなく頑丈、かつ柔軟に出来ているがこれではたまらない。
生命維持にとって最も重要で基本的なことが欠けているのだ。
人が自然の産物、大地の恵みと称する食べ物は自然界のものとはほど遠い。
自然界の循環とは正反対の有機肥料や堆肥の間違いも道理で示した。
有機は土中に埋め込むものでもなく、分解は完全な構造を持つ表土で行われる。
腐敗もせず余計な成分は密生した草の根から吸い上げられて地上に分散、地下水も飲める。
本ではなく野山を観察して地上の生物の循環、大地構造の仕組みと比較すれば矛盾は明らかであり、間違いようもないだろう。
実験してもその通りの答えが出るのだから。
オーガニックもマクロビも理念は素晴らしいが本質を持たない食材に依存する限り目的は果たせない。
木の実や草の実、つまり玄米など種子の皮は、動物に消化されないよう植物が数億年かけて工夫した結晶なのだから本来は食べるものではない。
好きで食べるのは構わないのだが、うんこが重くなって体力も消耗する。
生命は生命によって育まれる。
それはたとえ１種類の食材でも問題はない。
他の生き物がそうであるように、特定の成分や多彩な食材、バランスの良い規則正しい食生活などは健康とは全く関係がない。
しかし食材が豊かなほど、料理の幅が広いほど楽しいことには変わりない。
食べ物において致命的な間違いを犯したことが病と環境破壊を招いたと言える。
終わり
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