オーガニック理論の間違い 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「環境と健康に優しい有機栽培」と言う言葉はよく耳にするが、有機栽培に関わる人にとってこれらは常識とも言える。

同じ意味のオーガニックと言う響きのよい言葉も国内だけでなく世界中に広がりつつある。


オーガニックの定義は次のように書かれている。


1、

「オーガニックとは有機栽培の意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌の持つ力を活かして栽培する農法のこと。」


2、

「自然の循環システムを守り、化学物質による自然環境への負荷をできる限り軽くするため、オーガニックを暮らしに取り入れることが世界中で拡大しています。」


また、ヤフー百科事典には次のように書かれていた。


3、

「オーガニック食品は、農薬、抗生物質、成長ホルモン、合成添加物、保存料を使用せずに栽培または加工されたもので、その為に人体に有毒なものを含まず、安心して食べられる食品である。自然の生態系を尊重した農法を採用している為、人体だけでなく地球にも優しい食品であるとも言える。」



こんな理想的で素晴らしいことなら文面通りに受け止めればオーガニックに傾向するのは無理もない。

しかし、誰が書いたかは知らないが、この三つのオーガニックの原則とも言える内容には明らかな間違いがある。

しかしこれだけの間違いに学問の各分野から指摘が入らないのもおかしな話だ。

農水省も厚生省も環境省も、有機栽培は素晴らしい、最高ですとも言ってはいない。

それを誰にもわかりやすいように野人が解説しよう。

有機、オーガニックに携わる人は是非読んでもらいたい。

 


続く・・