子供が野菜を嫌う理由19 コメ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

ご飯は記憶が始まる頃から欠かさずに毎日食べ続けている。

昔も旨かったが今も相変わらず旨く、米なくして日本人の食生活は成り立たないだろう。

同様にパンやパスタやトウモロコシもその国によっては重要な主食。

肥料や農薬は使っていても旨いものは旨い。

農家が丹精込めて作った格別の桃やブドウやマンゴーなどの果物も旨いものは旨い。

それは料理や他の食品にも当てはまる。

作り方、育て方などは別にして甘いトマトや松阪牛霜降り肉のフアンも多い。

旨いからそれらが健康に良いと思って食べているわけでもない。

「良薬口苦し」と言うようによく効く薬は旨さ甘さとも関係がない。

昨日食べた四国の特別の米は本当に旨く、部屋中炊飯時の香りが漂い、それが尋常ではないくらい良い香りだった。

肉や魚にはない食欲をそそる香りで、ご飯だけ茶碗で軽く食べてしまったが、味もまた格別。

次に手に塩を付けておにぎりで食べたが、結局おかずは必要なかった。

ご飯と塩だけで食事したのは何十年ぶりだろうか、日本人に生まれて良かった・・・

野菜に好き嫌いのある子供達もご飯だけは大好きなようだ。

野菜だけでなく他の食品も体に良い悪いではなく食べたいから食べる。

米をここまで旨くした人の技術と努力には敬意を表するし、野菜をあそこまで食べやすく美味しく品種改良した技術も同じだ。

山の木の実でも、大きく甘い実ばかりがなる木は宝物なのだ。

それらを含めた農業の在り方を否定しているのではなく、道理から出た答えが野菜であり、

環境を破壊し、健康を害する農耕、生産の手法が森羅万象の理に反していると言っているのだ。

人が交配しようが自然交配しようが、生まれた種は植物の本質を持っている。

環境次第でどのようにでもなるのが植物、人の植物の認識は明らかに間違っている。

農業技術の進歩は食糧を満たし、飢餓の救済に貢献した事実も間違いなく、農法の矛盾が新たな困難を招いていることも間違いない。

急激な変革は無理でも、徐々に改善して行かなければ未来には破滅が待っているだけだ。

これではいけないと批判するのはたやすい。

こうあるべきだと理想を語るのもたやすい。

原因を突き止めるのに時間はかかったが難しくはない

改善策を見出すのは体力と根気を要したが難しくはない。

具体的実施方程式の確立に頭を酷使したが難しくはない。

実行に移すのは難しく、志も勇気も・・慈悲も無慈悲もいる。


・・・・・コメ・・食って考える・・

 

米・・メシ・・ご飯ですよ・・



続く・・ 次回終章