トルコ人宇宙飛行士候補生で東京大学在籍のアリニール・セルカン氏と打ち合わせしてきました。
来年は「トルコにおける日本年」ということでいろんなイベントや記念行事が満載ですが、私もいろいろとできる範囲でご協力することになりました。

なぜなら、私はトルコが大好きだからです。
大学生時代にトルコを旅行した程度なのですが、トルコのモスクや町並み、生活習慣などに魅せられて以来。
ずっとトルコの建築についても研究しておりました。

今回、セルカン氏と面識ができましたので、何か建築のジャンルで日本から協力できることはないか?
と考えています。

トルコにおける日本年とは、エルトゥール号遭難事件から120年という記念の節目にあたるそうです。
このエルトゥール号遭難事件とは
明治時代に、日本に親善使節として訪れたトルコ使節団が帰途和歌山沖で台風に会い座礁遭難しました。乗員数百名が亡くなるという惨事の中、現在の串本町の漁師らが決死の救助活動をおこない、住人らが非常食まで供出して数十名の生存者を救ったということで、日本人のその捨身成仁の精神がオスマントルコから賞賛されたという歴史的な事件であります。
自虐史観の日本の学校ではこのことはほとんど教えてもらえませんが、トルコ国民はほぼみんなこの事実を小学校で教わっており、東洋の小国日本の大ファンになってもらえているのです。

私も20年前にトルコに行くまではこのような歴史的な事件や先人による国際評価の事実などまったく知りませんでした。

ともあれ、そういったわけで今年から来年にかけてトルコと日本の交流にかかわっていくことになりそうです。