建築エコノミスト 森山のブログ

マンガ建築考の森山高至が「たてものと生活と社会と文化」を考えています。
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グラップラー刃牙の地下闘技場に関する建築的考察 2
グラップラー刃牙の地下闘技場に関する建築的考察 3
グラップラー刃牙の地下闘技場に関する建築的考察 4
グラップラー刃牙の地下闘技場に関する建築的考察 5 最終章


「グラップラー刃牙」という漫画があります。
「週間少年チャンピオン」連載です。

1970年代から80年代前半にかけて、日本の漫画雑誌の文字通りチャンピオンは、
秋田書店の「週間少年チャンピオン」だったんです。
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「ふたりと五人」、「番長惑星」、「魔太郎がくる」、「恐怖新聞」、「キューティーハニー」、「ゆうひが丘の総理大臣」、「ワルワルワールド」、「ブラックジャック」、「ドカベン」、「エコエコアザラク」、「がきデカ」、「月とスッポン」、「750ライダー」、「マカロニほうれん荘」、といった漫画史に残る名作の連載を擁して、
壁村耐三という名物編集長がこの黄金期を築きました。
当時の小中学生は、散髪屋さんに行ったときにはまず「チャンピオン」でした。
散髪屋さんで毎月4週間分読む。

その後、80年代後半からチャンピオンは冬の時代を迎えていたわけですが、
当時このチャンピオンの掲載作品のほぼすべてが名作という時代を知るものにとっては、
大人になってしばらく見ないうちに、その凋落ぶりがちょっと信じられませんでした。

そんな90年代以降のチャンピオンをひとりで引っ張っていた、
かのように私には思えるのが、
この板垣恵介による「グラップラー刃牙(ばき)」シリーズでしょう。

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「グラップラー刃牙」、「刃牙外伝」、「バキ」、「範馬刃牙」とシリーズ化されて、現在も連載中です。
そして、これが一番面白いのですが「バキ外伝 疵面-スカーフェイス」があります。

主人公は範馬刃牙(はんま ばき)という高校生を主人公とする格闘漫画です。
格闘といってもよくある不良高校生同士の抗争を描くとか、
アウトローを主人公にしたバトルとかではありません。
もちろん、スポーツでもない。
純粋格闘系とでもいうんでしょうか、、
連載が続くにつれどんどん変化していったのですが、
最初はちょっとかわいい感じの高校生刃牙が、おっさんくさい同級生や先輩の空手家をぶちのめすところから始まります。
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そこから狂犬のようなチンピラや、猛獣のような親父が出てきたりと、
どんどん過激になっていきます。馬場さんも出ます。

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最近は想像上のカマキリとも対決したりしてました。

地上最強は誰か?そもそも地上最強とはなんのか?戦うとは何か?
戦う人間とは何か?そもそも人間とは何か?そんなところに迫ってくる迫力。

荒唐無稽と思わせてちょっとリアルなファイト、
なぜ戦うのかもわからないストーリー無きストーリーが妙に納得できる展開。
その表現は常軌を逸しており、
読者の心に格闘者同士の人体のダメージ感が直接伝わってくる感じなんです。
読中はついつい奥歯を噛み締めてしまいますよね。

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作者の板垣氏そのものが、少林寺拳法の有段者で、ボクシング国体出場者でもあり、元自衛隊第一空挺団出身ということですから、相当な気合の入った作品であることは間違いありません。

克明に描かれる人体の構造と筋繊維の集合としての筋肉、その内圧を受けて膨らむ皮膚、そういったいわば彫刻的な人体表現という新たな漫画の可能性を拡張しました。
ここらあたりは同じく秋田書店刊行の月刊誌チャンピオンREDに連載中の「シグルイ」にも影響を与えているのではないか、と考えています。

その登場人物の荒唐無稽な破壊力や腕力、握力、筋力などを伝えるためには、
あきらかに容赦がない。
身近にあるもの、例えば電球や蛍光灯、硬貨などが破壊されながら人体にめり込んでくるとか、
そんな、圧倒的なあり得ない筆力に、ちょっと読酔いというか、中毒になる。
そんな作品です。

それまでには見たことなかったタイプの、魅せる格闘による人体表現です。

これらはちょうど葛飾北斎とか歌川国芳の相撲絵に近い、
また月岡芳年などの無残絵にも近い。

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また格闘シーンでの刃牙のライバルたちのセリフ回しや、重要な人物がもの凄い前振りで現れて、大見得を切って案外あっさり、次々倒されていく、その展開の大げささは、歌舞伎的なんではないかとも思います。

いわば、作者の板垣氏は斬新でありながら、むしろ伝統的という意味で、
漫画界における作中の刃牙そのものかもしれませんね。

と、まだまだ説明したりないんですが、
刃牙の説明をしだすと、
どんどん長くなっていきますから、先を急ぎます。


実は、
私のブログを見ている方から、(仮に名前をFさんとしましょう。)
グラップラー刃牙の地下闘技場って本当にありなんでしょうか?可能なんでしょうか?
というご質問をいただきました。(Fさんありがとうございます。)

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ああ、あの闘技場ですね。
確か、闘技場そのものは10メートルの八角形をしたコロッセウム型で、そこからすり鉢状に観客席が設けられていたと思いますが、球場のグラウンドの真下ですし、
観客席の直下じゃありませんから、そんなに荷重もかかってない。
あっさり、可能ですよ。

と、軽く答えてしまったんですが、

まてよ、と確かに野球の試合であればグラウンドには9人、審判とランナー、バッターなんかを入れても
同時に15~6人だし、胴上げの時もベンチ全員でも数十人だけど、、
グラウンドに一杯人が溢れているイベントもあるな、と。

これは、真面目に考えとかないとまずいかな。
と思いいたったんです。

これが、いわずと知れた東京ドームですね。

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作中に出てくる地下闘技場ですが
これが、東京ドームの地下6階に存在することになっています。

この地下闘技場が
意外とでデカイ、というのが改めて作品をチェックした感想です。

2につづく

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