建築エコノミスト 森山のブログ

マンガ建築考の森山高至が「たてものと生活と社会と文化」を考えています。
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明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

昨年は、築地移転豊洲問題がわたくしの予言どおりというか予想どおりというか、

大ブレイクしてしまいましたね。

経緯については、もはや皆さんよくご存知のことと思います。

 

半年前までは、なにもかもがウヤムヤなまま、舛添知事の号令の下

 

 

猪瀬知事の見逃しの下、

 

 

石原知事の命令の下、

 

 

全てを隠して突き進んでいたのです。

 

元東京ガスの工場跡の土地には大変な汚染物質が長年にわたり堆積しており、そのことを分かっていたにもかかわらず、汚染対策工事の内容や手続きに不備があった。

同時に、そういった対策を施しながら、突貫で設計を進め、工事を進め、それでも予定よりも遅れた。

突貫設計と突貫工事のために、使い勝手や構造設計に様々な見落としや、要望の汲み取りや、手続きの拙速さがあった。

結局、計画は杜撰なまま、移転予定日に向かって猪突猛進したあげくに、、、、、

 

 

あるはずの、盛り土がなかった。

盛り土の代わりに、空洞があった。

その空洞に水が溜まっていた。

その水に地下から汚染化学物質が溶け込んでいた。

 

それらが、発覚した。

 

何年も前から、盛り土してあります!と言い続け、盛り土があると書類を作成し、盛り土がある豊洲市場の断面図を、つい最近まで都のホームページでも、ず~っと掲載していた。

 

で、それが小池知事に代わったとたんに止まった。

巨大な無謀な公共施設工事が、完成目前で直前でブレーキがかかった。

 

 

一昨年の新国立競技場問題に続き、巨大な無謀な公共施設工事が止まった。

 

 

凄いことが起きました。

 

快挙といってもいいでしょう。

 

これまで公共事業が止まることはなかった。

 

破綻した事業であろうと、計画時点から社会的事情が変わろうがなんしようが、一度決めたことは、止まらない、止められない。

愚策であろうと愚挙であろうとなんだろうとやる、やり続ける。

ブレーキのない暴走列車、制御回路のない燃焼炉、頭脳のないロボット。

そんな、諦めの境地、されるがまま。

 

それが、急ブレーキ。

計画の見直し、安全確認、慎重路線、徐行運転。

 

しかし!公共事業がこうも何度も何度も止まってしまっては、

面目の立たない人たちもいます。

 

そういった人たちの反逆も始まろうとしている2017年の幕開けです。

 

よかった、よかったでは、なかなか終わらせてはもらえない。

むしろ戦後処理の方が結構大変なのです。

 

スターウォーズでもそうでしたね。

 

銀河帝国軍の圧政下、オビ・ワン・ケノービの指導を受けたルーク・スカイウオーカーがフォースに目覚め、ジェダイの騎士として豊洲のデス・スターを屠った、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」

 

 

デス・スターを反乱同盟軍に破壊された銀河帝国軍の反撃は激烈を極め、銀河系中にルーク探索の追っ手を放ち、デマを流してまで必死の移転推進派を描く、「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」

 

 

デス・スターを護るシールドを破壊し決死の総力戦を挑み、遂に築地と豊洲の宿命の対決に終止符が打たれることとなる、「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」

 

 

という意味では、築地移転豊洲問題は今、エピソード4と5の間くらいまできています。

 

ちなみに、新国立競技場問題はエピソード5と6の間で、惑星エンドアの軌道上に第2デス・スターの建造が開始されているあたりです。

 

さて、2017年の念頭にあたって築地では重要な出来事が待ち受けています。

 

あまり話題になっていないようなのですが、

 

それは、

 

東京魚市場卸協同組合の理事長選挙なのです。

 

なぜ、それが重要なのか?と申しますと

 

これまでの理事長は、当然のごとく豊洲移転推進を推し進めてきたわけですが、昨年の一連の騒動によって、慎重にならざるを得なくなっているわけです。

 

私の取材により、築地の方々に聞くところによると、現理事長である伊藤淳一さん(オオハシ商店)は、豊洲移転完了をもって退任の意向であったものが、一転再出馬に意欲的であるとのことです。

 

 

一方、築地全体では昨年の豊洲安全性疑念噴出とこれまでの都の推進手法に不安と不満の声の高まりもあり、移転に慎重な、移転に反対な理事長候補の擁立も視野に入っているとのことです。

 

つまり、築地移転の「推進派」VS「反対派」の理事長候補者がガチでぶつかり合う可能性があるという情報です。

 

これまでの東京魚市場卸協同組合執行部の公式見解はあくまで「移転」で決まっておりましたが、昨年の仲卸業有志による移転の是非を問うアンケートでは約400人を対象とし、「移転延期希望」が8割、「移転推進もしくは無回答」が2割であったということです。

 

 

この組織の上(豊洲移転推進)と実際に働く多くの業者(移転延期・築地維持)間でのネジレ現象が、理事長選挙で解消されるものかどうなのか、非常に注目される選挙なのです。

両派ともに水面下で票集めに静かに動いているとも、各理事の言質を固めているとも聞いておりますが、いずれにしましても今年の豊洲市場問題の流れを大きく左右する出来事です。

 

私はこの選挙日程は1月16日という風に聞いております。

 

その後、下記のようにご指摘をいただきました。(1月9日)

 

 

築地の東京中央市場労働組合執行委員長の中澤誠さんのご指摘によれば、理事長が直接選挙で選ばれるのではなく、まず理事を選挙で選ぶ、次に理事が集まり互選で話し合いで理事長を選ぶ、、、

 

よくわからん。

バチカンのコンクラーベみたいであることは分かった。

ローマ法王もバチカンの枢機卿100数十名から選ばれていきますものね。

 

 

昨年のジャーナリスト池上正樹さん記事にもう少し詳しく書かれていました。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/masakiikegami/20160827-00061568/

昨夏に話題になっていた、理事なのか職員なのか都知事に嘘の報告をした事件です。

 

が、ここには「総代選挙」とある。

理事の前に総代があるのか、、

 

「理事」と「総代」だと、

なんか「総代」の方が偉いようなイメージで分かりにくいんだな。

「総代」→「総長」→「総大将」とかにすればいいのに、、

 

「理事長」といえば、

学園ドラマなんかでは、すぐに退学だ!廃校だ!とか言い出す

穂積隆信さんのイメージです。

 

 

「総大将」の方がいいのにね。

 

「総代」→「総長」→「総大将」といえばなんか出世魚みたいな感じ

東京魚市場卸協同組合の総大将!武田信玄にござる。

 

 

 

理事長決定までのプロセスを整理すると

 

①組合員による「総代」選挙(定員86名)  既に終了。2016年8月

②「総代」3名の推薦を受けた候補者から「理事」を選挙(29名選出) 2017年1月

③新「理事」が集まり、理事長を互選する。 新理事長決定は2017年2月

 

いろいろと大変、やはりコンクラーベ、もしくは築地総代86名による選挙だから、TKG86。

図にしてみました。

 

 

既に、理事推薦権のある選挙権のある「総代」は決まった。

であるなら、現在はこの総代同士の票固めが進んでいるとみるべきか、

それとも、昨夏の選挙時に推進派の「総代」は2割だったことを鑑みれば、

29名の理事も同じような結果になるのか、、、

 

 

築地移転豊洲問題を担当されているマスコミ各社、ジャーナリストの方々は是非、事前取材を進めていただき、漁業関係者や飲食業の方々だけでなく都民、広く国民の方々もこの市場協同組合理事長選挙に注目してみてください。

 

以上

 

何か新事実が分かり次第追ってご報告いたします。

 

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