今日は、「実家が漁具店をやっとる先生が使う馬」に注目や | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

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おはようさん。
鎌田光也ですわ。



川村禎彦(よしひこ)厩舎のミヤジコクオウ(牡3歳・父ヴィクトワールピサ)は、次走の予定が、8月9日(日)のレパードS(新潟・ダート1800m)になっとります。

この馬は、去年の11月にデビューしてから今まで、

■2019年
11月9日(土)の2歳新馬戦(京都・ダート1800m)→2着
12月7日(土)の2歳未勝利(阪神・ダート1800m)→1着

■2020年
1月19日(日)のネモフィラ賞(小倉・ダート1700m)→1着
3月28日(土)の伏竜S(中山・ダート1800m)→3着
5月24日(日)の鳳雛S(京都・ダート1800m)→1着
7月8日(水)のジャパンダートダービー(大井・ダート2000m)→5着

と、書けば分かる通り、6戦して「3勝、2着1回、3着1回、5着1回」っちゅう成績を残しとって、一度も掲示板を外しとらんのですわ。

ミヤジコクオウを管理しとる川村先生は、中学を出た後、オークスを勝ったアグネスレディーとかを育てた長浜彦三郎さんの厩舎で、1976年に騎手候補生になって、1978年に乗り役としてデビューしとりました。

乗り役時代の先生は、ポットヒーローに乗った1984年の京都大障害・秋(今の京都ハイジャンプ)を勝っとるけど、1987年に引退するまで、全部で439戦して48勝っちゅう成績やったんですわ。

体の大きかった川村先生は、減量に苦労しとって、どうしても体重が落ちん時は血を抜いたりもしとったから、それが早めに引退するきっかけになったんやろ。

それから、義理の親父さんで、阪神3歳牝馬S(今の阪神ジュベナイルF)を勝ったスエヒロジョウオーとかを育てた吉永猛さんの厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、次の年の11月に自分の厩舎を開業しとります。

最初の年は、レースに使った数が少なかったんで、1つも勝てずに終わったんやけど、2年目に13勝、3年目に14勝を上げてからは、ずっと2ケタ以上の勝ち星を上げとりますし、先週までにJRAで377勝を上げとりますんで、乗り役として馬を走らせるより、調教師として馬を育てる方が合っとるんでしょうな。

2017年の川村先生は、今までで一番多い25勝を上げて、「3億9982万円」っちゅう、過去最高やった2001年の「4億2101万円」の次に多い賞金を稼いどりました。

けど、一昨年と去年は、

2018年→16勝・獲得賞金2億9977万円
2019年→10勝・獲得賞金2億6223万円

っちゅう形で賞金が伸び悩んどって、今年は先週までが「11勝・獲得賞金1億8693万円」っちゅう成績で、まだ2017年の4割くらいしか稼げとらんのやから、今の先生は、「賞金の高いレースを勝ってキッチリ巻き返さなアカン」と考えとるんでしょうな。

そんな訳で、1着賞金が4000万円のレパードSに向けて、川村先生がミヤジコクオウをどう仕上げてくるんかをキッチリ確認して、馬券に活かしたいとワシは考えとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今日のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、西村真幸厩舎が福島テレビオープンに使うレジェーロや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しときます。

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西村真幸君は、北海道の様似(さまに)出身で、実家は様似港のすぐ近くで漁具店をやっとって、同級生の実家がやっとる牧場を手伝っとった時に、「将来は競馬に関わる仕事をしたい」と考えるようになったそうやな。

そんで、ノーザンファームで働いてから、2002年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月から新井仁厩舎で厩務員をやって、次の月からは、福島勝厩舎で調教助手をやっとりました。

その後は、友道康夫厩舎や、岩元市三厩舎で調教助手をやって、2014年に調教師の試験に受かって、2015年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

ちなみに西村君は、調教師になる前、栗東トレセンのバスケ部に所属しとって、このバスケ部の創設メンバーには、2016年の2月一杯で引退した橋口弘次郎さんがおって、その後も、角居勝彦君や藤岡健一君などがチームに入っとったんや。

そうそう、2016年の「ジョッキーベイビーズ」に、東海地区の代表として出場して4着やった西村悠希君は、西村君の次男ですな。

そんで、西村君の厩舎は、開業してからの3年間、

2015年→9勝・獲得賞金1億5569万円
2016年→20勝・獲得賞金2億8374万円
2017年→29勝・獲得賞金4億9842万円

っちゅう形で順調に成績を伸ばしとったんですわ。

せやけど一昨年は、「20勝・獲得賞金3億6464万円」っちゅう成績で、勝ち星と賞金のどっちも前の年を大きく下回ってしもうたんやから、去年の西村君は、「キッチリ巻き返したい」と考えとった筈で、実際、サラスを使ったマーメイドSで初めての重賞勝ちを飾るなど、「41勝・獲得賞金7億3038万円」っちゅう、勝ち星と賞金のどっちも今までで一番の数字を残しとりました。

で、その勢いは今年に入ってからも続いとって、フェアリーポルカを使った中山牝馬Sと福島牝馬Sや、タイセイビジョンを使ったアーリントンCと葵Sなど、先週までに24勝を上げて、「5億0059万円」の賞金を稼いどって、今までで一番やった去年のペースを大きく上回っとるんや。

けど、西村君は、この状況に決して満足しとらんとワシは見とります

っちゅうのも、彼の厩舎は、今年、先週までの「調教師リーディング」で5位になっとるんやけど、

6位・藤沢和雄厩舎→24勝・獲得賞金6億5150万円
7位・安田隆行厩舎→23勝・獲得賞金6億1673万円
8位・杉山晴紀厩舎→23勝・獲得賞金6億3398万円

と書けば分かる通りで、リーディングの順位が下の厩舎よりも、稼いだ賞金が少ないんやから。

そんな中、今日、西村君は、1着賞金が2300万円の福島テレビオープンにレジェーロを使いますんで、ワシが西村君やったら、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と思って、この馬をメイチに仕上げるやろうし、実際、ワシのところに届いとる中間の様子についての報告が、

「長距離輸送が控えとったから、今週は追い切りをやっとらんけど、12日(日)にやった追い切りでは、坂路に入れられて、4Fが54秒9、終いの1Fが12秒3っちゅう時計を馬なりで出しとりましたな。馬場が渋っとる中、力強い脚捌きで駆け上がっとったし、戻ってきてからの息の入りも良かったんで、力を出し切れる筈やで」

ちゅうもんでしたから、エエ走りを見せてくれそうですわ。

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西村真幸厩舎が福島テレビオープンに使うレジェーロについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。