中京記念では、「天覧競馬を勝っとる先生が使う馬」に期待しとります | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



羽月友彦先生は、先週までにJRAで通算199勝を上げとって、「節目の200勝」まで「あと1つ」に迫っとります。

鹿児島県出身の羽月先生は、競馬と関係のない家庭で育ったんやけど、山口大学で馬術部に入ったことがきっかけで、競馬の世界に進むことを決めたんや。

それから先生は、1994年の7月に競馬学校の厩務員課程に入って、次の年の1月から3年くらい、小林稔厩舎で調教助手をやっとって、その後、石坂正厩舎で10年ほど調教助手をやってから、2007年に湯浅三郎厩舎を引き継ぐ形で開業しましたな。

開業3年目やった2009年の羽月先生は、ワンダースピードで平安Sと東海Sを勝つなど、全部で18勝を上げて、「3億8011万円」っちゅう、今までで一番の賞金を稼いどって、2015年は、インカンテーションで平安Sを勝つなど、17勝を上げて、「3億4417万円」っちゅう、2009年の次に多い賞金を稼いどりましたし、他の年も入れたら、今までにJRAの重賞を8勝しとって、さっき書いた通リ、通算で199勝を上げとります。

そんで今週、先生の厩舎は、

■18日(土)

阪神1R・2歳未勝利→サイモンルピナス
阪神4R・3歳未勝利→トレゾア
阪神7R・3歳未勝利→フェルトオンブレ

■19日(日)

函館3R・3歳未勝利→エンジェルティアラ

と、全部で4頭を使いますんで、どの馬にも、「早く節目の勝利を達成したい」っちゅう思いが込められとる筈やから、注目しとった方がエエやろ。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、松永幹夫厩舎が中京記念に使うギルデッドミラーや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のYさん」から届いた報告を紹介しときます。

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松永幹夫君は、競馬学校騎手課程の2期生で、1986年に乗り役としてデビューしとって、2006年の2月に引退するまで、GIの6勝を含めて、重賞を54勝もしとったし、全部で1400勝を上げとります。

そんで、1991年のオークスを勝ったイソノルーブルや、1996年の秋華賞を勝ったファビラスラフインや、1997年の桜花賞を勝ったキョウエイマーチや、2000年のエリザベス女王杯を勝ったファレノプシスや、「天覧競馬」やった2005年の天皇賞・秋を勝ったヘヴンリーロマンスとか、牝馬でGIを勝つことが多かったんで、ファンからは「牝馬のミキオ」と呼ばれとりましたな。

松永君は、デビューしてから引退するまで、フリーにはならんで、ずっと、ヘヴンリーロマンスとかを育てた山本正司さんの厩舎におって、2007年の2月一杯で山本さんが定年で引退することが決まっとったから、厩舎を引き継ぐために調教師を目指して、2006年に試験に受かって、38歳の若さで乗り役を引退しとるんですわ。

それから、2007年の3月に自分の厩舎を開業して、その年は16勝で、次の年も16勝やったけど、3年目やった2009年には、レッドディザイアを使った秋華賞とか、重賞を3勝、全部で26勝を上げて、稼いだ賞金は「7億6710万円」と、順調に成績を伸ばしとりました。

そんで、2010年から2013年までの4年間は、勝ち星も賞金のどっちも伸び悩んどったんやけど、その後の2年間は、

2014年→38勝・獲得賞金6億8952万円
2015年→41勝・獲得賞金8億4430万円

と、立て続けにエエ成績を残しとったんや。

けど、その後の3年間は、

2016年→26勝・獲得賞金6億5123万円
2017年→21勝・獲得賞金4億5929万円
2018年→35勝・獲得賞金6億2313万円

と、賞金が伸び悩んどったから、去年の松永君は、「キッチリ巻き返さなアカン」と考えとったんやろうし、実際、「42勝・獲得賞金9億6447万円」っちゅう、今までで一番エエ成績を残しとりました。

ただ、今年は、ラッキーライラックで大阪杯を勝っとるんやけど、他の馬がイマイチやから、先週までが「11勝・獲得賞金4億0409万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(7月2週目まで)の「22勝・獲得賞金4億4958万円」と比べて、勝ち星と賞金のどっちも下回っとるんやから、きっと今の松永君は、「もっとペースを上げなアカン」と考えとる筈ですわ。

そんな中、今週は、1着賞金が3900万円の中京記念にギルデッドミラーを使うんで、松永君がメイチに仕上げてくるとワシは見とったし、実際、ワシのところに届いとる最終追い切りについての報告が、

「一昨日、坂路に入れられて、4Fが53秒5、終いの1Fが12秒3っちゅう時計を馬なりで出しとりました。少し馬場が渋っとる中、力強い脚捌きで駆け上がっとったし、戻ってきてからの息の入りも良かったんで、今回は、前走のNHKマイルCから2ヶ月振りのレースやけど、厩舎の狙い通りに仕上がっとるんやろ」

っちゅうもんやったから、エエ走りが期待できそうやな。

そうそう、松永君は、今週、1着賞金が3100万円の函館2歳Sにリメスを使うんやから、同じ理由で、「こっちも勝負懸かり」って見るべきやろ。

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松永幹夫厩舎が中京記念に使うギルデッドミラーについて、「元調教師のYさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。