サムライ流!スパイラル・ツリー簿記学習法の後藤充男(みちお)です。


こんばんは!


公認会計士短答式試験の合格発表がありましたね。


合格率3%


当初の金融庁の思惑とは裏腹に、年々下がっております。


実は、私は予想していました。


元1級塾生のI君 が17歳のとき、「2~3年間は公認会計士の合格率が上がるから、税理士でなくて会計士の方がいいぞ。でも、すぐ難易度が上がるから、その前に勝負決めろよ」と。


手前みそで申し訳ありませんが、見事、当たりましたね。


今後は、この程度の合格率前後で行くと思います。


理由は、コチラ を読んでくださいね。


さて、

合格したあなたは、これから送るメッセージは不要です。


公認会計士論文式試験に向けてがんばってください。


他方、不合格になってしまったあなた。


…。


しいですよね?


自分を殺してやりたいですよね?


かのせいにしたいですよね?


合格者の大手簿記学校の講師は「来年もがんばろう!」というでしょうし、私もそれを否定しませんが、私は不合格者の立場で、本音でメッセージを送ります。


私も不合格者の一人なので、落ちたあなたの気持ちはよく分かります。


遊びたい盛りの20代に、友人から遊びの誘いが合っても、「俺(私)、講義があるから」といつも断っていましたよね?


ゴールデンウイーク等、世間が浮かれているときに、「俺(私)、模試があるから」と必死に勉強してましたよね?


眠い目をこすりながら、「俺(私)、早朝答練があるから」と毎日毎日、電卓叩きましたよね?


それでも落ちたあなた…。


もし、「やり切ったな。もうこれで落ちたら仕方ないな」と思ったいたら、来年の受験を断念してください。


なぜなら、資格だけが全てではないからです。


もし、「まだやり切ってないな。もう少し出来るはずだ」と思ったら、今からすぐに来年に向けて勉強してください。


なぜなら、ここで辞めたら一生後悔するからです。


最後までやり切ってください。


それだけが、あなたを止める唯一の方法です。


私は、21歳のときに公認会計士を目指して勉強し、27歳~28歳くらいまで受け続け、短答式は何回か合格しましたが、結局受かりませんでした。


くだらん自慢かもしれませんが、受験生時代の後半には、財務諸表論以外の科目では、何度も全国1位を取ったこともあります。


私より模試が出来なかった人が、何人も合格していました。


でも、私は落ちました。


「何で、青春時代の全てを捨てて、こんなに勉強している俺が受からんのだ!」と、それこそ死にたくもなりました。


でも、死にませんでした。


簿記講師だけでは食えないので、食うために、いろいろな仕事をしました。


機械警備員 、飛び込み営業、家庭教師、スポーツジムのインストラクター、工場作業員、コンサートのスタッフ、日雇いの派遣員、交通誘導警備員、経理事務、などなど…。


しかし、簿記講師以外の仕事では、日商簿記1級合格など、何の役にも立ちませんでした。


あなたは、これから、そういう世界で生きていかなければなりません。


それが現実です。


「いや、俺(私)は、日商簿記1級合格レベルにあるんだ!もっと役に立つ仕事があるはずだ!」


…いいえ。


残念ながら、ありません。


資格は、合格と不合格では、天国と地獄の差です。


紙一重なんてありません。


それが現実です。


一生懸命に勉強して落ちたあなたは、まず、「世の中資格が全てではない」という当たり前のことに気付かなければなりません。


相当視野が狭くなっているはずです。


私がそうでしたから。


まず、「今まで勉強できた環境に、身をおけたこと」に感謝することです。


公認会計士試験は、働きながらなんて、ほとんど不可能です。一部の天才肌以外、そんなこと無理です。出来ません。


一日中勉強できたあなたは、まずはそのことに感謝すべきなんです。


そして、これからの新しい人生を切り開いていくんです。


そうすれば、次のことが分かります。


「資格を持っている人が稼いでいるわけではない。稼いでいる人は、ほとんど無資格者である」と。


あなたは、公認会計士を目指した理由として、少なからず、①高給取りになりたい②安定した人生を送りたいという点があったはずです。


でも、他にもそういう人生を送れる方法は、いくらでもあります。


ただ、そういった方法は、目に見えないので、分かりにくいだけです。


資格は賞状等を貰えるので、目に見える以上、分かりやすいのです。


あなたは、無資格です。


でも、いいんです。


無資格だからこそ、失うものなど何もなく、これからの人生、何にでもチャレンジできるからです。


そして、資格にとらわれない、あなただけの作品(人生)を創りあげてください。


きっと、「あなただけの作品(人生)」というのが、最高の資格になるはずです。


大丈夫です。


公認会計士受験のため、365日24時間勉強漬けに耐えてきたあなたなら、きっと何かをなし得ます。


今少し休んで、新たな一歩を踏み出しましょう。


その一歩は、小さくていいです。


不合格のショックから立ち直り、小さな一歩を踏み出せば、あとはシメたものです。


頑張り屋のあなたなら、きっと、何らかの世界で活躍できます。


つまり、天職に出会えるはずです。


人生、何が起こるか分かりません。


合格しても、阪神大震災で、監査法人に就職する前に亡くなった若者もいました。


あなたは、生きているではありませんか


だから大丈夫。


がんばった自分を褒めて、新たな人生を歩んでください。


難関資格受験に挑戦した、尊いあなたの魂は、簿記を通じて人生を変えるキッカケとなったはずです。


公認会計士受験に比べれば、他のことなんて、大したことないと思えるでしょう。


それが、実は、あなたの本当の財産なんです。


きっと、これからの人生の糧になります。


大丈夫です。


資格という狭い世界から抜け出して、自由な人生という大海原に行きましょう。


そんな人生を送っている方ともお会いしたことがあります。


無資格でも、年収1億円以上を稼ぐ方です。


しかも、お金だけでなく、ハートでお仕事をされていらっしゃいます。


今、私が最も尊敬する、自分の人生をコントロールされている方です。


こういう方が、真の自由人です。


自由人は、カッコイイです。


私も、真の自由人になりたいです。


だから、今、自分の天職でがんばっています。


あなたも大丈夫!


人生これからですよ。


人生、楽しみましょう!


ファイト!