【マンガ感想】
『とろける鉄工所 7巻 (野村宗弘)』
とろける鉄工所(7) (イブニングKC)
野村 宗弘 講談社 2011-10-21 by G-Tools |
【あらすじ】
街外れの小さな鉄工所。ワンマン社長のもとで毎日あくせく働く男たち。鉄を溶かしたりくっつけたり、ロボットの足場を作ったり、感電したり、火傷したり。そしてそれを支えたい娘と、寄り添う妻。世知辛いけどあったかい、溶接デイズへようこそ。
広島県にある中小鉄工所での日常を描く作品です。
連載1回分が4ページで描かれるショートストーリーで、
主に溶接工の仕事から、主人公・北さんと奥さんとのイベント、工場責任者・小島さんと娘さんのイベント、
新人で色々と問題を起こす吉っちゃんのイベント、そして北さんの奥さんのプライベートイベントなど、
中小鉄工所・『株式会社のろ鉄工』に関わる人々にスポットを当てた話が描かれておりまして、
『鉄工所とはこういうところだ』・『中小企業とはこういうものだ』ということが面白おかしく描かれています。
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ここからは、7巻の感想。
7巻では、主人公・『北さん』の『奥さん』がついに出産を迎えることとなるイベントが描かれつつも、
工場責任者・小島さんと娘・『さと子』の受験イベントが描かれました。
(↑奥さんの妊娠以降、北さんと奥さんは一緒に散歩するようになった)
そんな7巻のメインとなるのは、もちろん主人公・『北さん』の『奥さん』の出産イベントですね。
このイベントは前巻で主人公・『北さん』の『奥さん』の妊娠が発覚したところから始まりまして、
妊婦期間(かなり辛そう)を経て、無事、出産までの様子が描かれていくこととなりました。
その出産イベントが本格的に始まったのが、111ページからです。
出産予定日が近づいてきたある日、『奥さん』が夜中に破水したことに気づきます。
そのことを『北さん』に伝えると、『北さん』はすぐに『奥さん』を病院へ連れていくこととなり、
『奥さん』はそのまま入院することとなりました(出産まで少しですが時間があるため、
『北さん』は陣痛が始まるまで仕事場へ行くこととなります)。
そして、その日の夕方についに『奥さん』に陣痛が始まり、『北さん』も仕事場から病院へ
向かうこととなります。 『北さん』が病院に着いたときに、ちょうど『奥さん』が分娩室へ入る
ところであったようで、少しのやり取りだけをして、『北さん』は外で待つこととなりました。
その後は、出産イベントが始まりまして、苦しそうな『奥さん』の様子が描かれつつも、
その『奥さん』を見守るだけで何もできない『北さん』の様子が描かれていきまして、
そして、無事、出産イベントを終えることとなりました(母子ともに健康)。
恐らく、次巻以降は、子育てイベントへ物語が進んで聞くことは間違いなさそうです。
『北さん』と『奥さん』にどれくらいの親としての適性があるのか非常に気になりますし、何よりも
子供の成長を通してこの2人が成長していく様子が描かれていくことを期待したいですね。
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【総評】
(´・ω●)ノ 安定して面白いです。
今巻はついに『奥さん』の出産イベントが描かれまして、物語が一気に進むこととなりました。
次巻以降も大いに期待したいですね。
点数的には
88点
です。
では、ここまで。