【マンガ感想】
『はなまる幼稚園 6巻 (勇人)』
はなまる幼稚園 6 (ヤングガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス 2009-08-25 by G-Tools |
【あらすじ】
はなまるワールドにはカワイイがいっぱい! 杏ちゃんたちはなまる園児はもちろん。天然保母さん山本先生、お兄ちゃん大好き女子高生さつきちゃんなど…あなたもカワイイを見つけて下さい。
幼稚園を舞台としたコメディー作品。
主人公であり幼稚園児の杏(あんず)が、ひたすら土田先生にアタックし続ける話です。
いかにも、オタク・・・というかロリコンな人々が喜びそうな設定に見えると思いますが、
中身は非常にレベルの高いほのぼのコメディーでして、万人に受ける作品であると思います。
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ここからは、6巻の感想。
6巻では、いつも通りの幼稚園イベントが描かれつつも、『つくしちゃん』をきっかけとした『土田先生』と
『山本先生』のイベントや、『山本先生』の初恋話、『杏』達が『土田先生』にプレゼントをあげる話、
そして、『土田先生』が近所の銭湯で偶然にも『山本先生』達に出会う話まで多くの話が描かれました。
そんな6巻の注目点は、やはり『土田先生』と『山本先生』の距離が近くなった点でしょう。
この2人は、同じ幼稚園の先生同士(同僚)という関係で、年齢が近い事もあって結構仲が良く、
主人公の『杏』達を連れて一緒に遊びに行くというイベントが多く発生しております。
ただ残念な事に、『山本先生』が『土田先生』を異性として見てくれないこともあり、
この2人が付き合うというイベントはいまだに発生しておりません(笑)。
そんな2人の関係に大きな変化があったかもしれないのがこの6巻でして、
『土田先生』の親戚・『つくしちゃん』をきっかけとしたイベントや、『土田先生』が銭湯で偶然『山本先生』に
出会ってしまうイベントを通して、今まで『土田先生』を異性として一切意識していなかった『山本先生』が
何となく、『土田先生』を意識するような雰囲気の描写が描かれることとなりました。
もちろん、直接的に描かれたわけではないので、私の勘違いの可能性が非常に高いのですが、
お酒に酔いながら『土田先生』が元気になった事を喜んでいる描写は、今までには無い描写だったので、
今後の展開をかなり期待しても良いのではないかな~、と感じました(^^ゞ。
また、この2人の関係をかき回す役の『草野先生』のキャラ立ちも素晴らしくなっていまして、
『草野先生』が『土田先生』を色々と翻弄する姿は、私のお気に入りの展開の一つとなっております。
『草野先生』には、今後も、この2人の関係に色々とちょっかいを出して、邪魔をしたり、支援したりと、
読者のために、色々と活躍していただきたいところであります(^^ゞ。
今巻も面白かったですよ。
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【総評】
面白いです(^^ゞ。
エヴァンゲリオンなどで有名な『GAINAX』によるアニメ化も決まったようで、
ますます注目が集まる作品になるのでしょうね(私が住んでいる場所でも放送されそうです)。
点数的には
94点
です。
ここ最近、大人たちの活躍する話が増え、幼稚園児たちの活躍する話が徐々に減っていってますね。
まあ、幼稚園児たちの活躍する話は、ほぼ描ききった感じがするので、しょうがないのかな~、と。
では、ここまで。