☆プロヴィダンスの会☆
先週のことになりますが、とっても素敵なワイン会に参加させていただきました~
今回は、ニュージーランドのシンデレラ・ワイン、「プロヴィダンス」をみんなでいただく、という目的で企画されたものです
プロヴィダンスは、前回の美女会の二次会で、mieさんが7年くらい前に飲んですごく美味しかったと言われてたワインです。
ニュージーランドってまだ新しい産地のイメージがありますが、すでにもう、そんなシンデレラ・ワインがあるんだ~と興味津々に聞いてました。
あまりにもmieさんが幸せそうに語られるので、私(多分聞いてたみんなも)、ものすごーく飲んでみたくなったのです。
その時、「プロヴィダンスを飲むワイン会したいね~」と盛り上がったのですが、なんと、ヨシリンさんが幹事となり、そのお話を実現させてくださったんですよ~
ありがとうございます
1ヶ月くらい前から決まってたので、カレンダーにしっかり二重丸をつけ、ワクワク・ドキドキ楽しみにして当日を迎えました
この日のメンバーは、ヨシリンさん 、なんしぃさん 、mieさん 、カヌレちゃん 、凛さん 、私、の6人。
場所は、地蔵通りの「Le Coco」を選んでくださってました
私、ほぼイベントのときしか「Le Coco」を訪れたことがなかったので、今回、ワインもですが、お料理もめちゃめちゃ楽しみだったんです
そして、ワインは4本持ち込み(プロヴィダンス以外の3本は、ヨシリンさんとカヌレちゃんが選んでくださってました・・・ありがとうございます)させてもらってました。
事前に、ヨシリンさんから持ち込みワインの情報を送ってもらっていたのですが、当日はさらにこんなワインリストも作ってくださってました
プロヴィダンスについて、
2005ヴィンテージは、過去最高のヴィンテージと断言できそうです。
私が知る限りでもっともパワフルで、豊かな複雑味をもったフルボディタイプです。
飛びついて身をゆだねたくなる多面性がこのワインにはあります。
かつてないほど凝縮した葡萄を収穫できたことに感謝します。
気を失いそうなほど心地よいフィニッシュにご注意ください。
~ジェイムス・ヴェルティッチ~
(プロヴィダンスのオーナー)
との表記がっ
「気を失いそうなほど心地よいフィニッシュ・・・」考えただけでクラクラですね
ちなみに、この日持ち込み4本のうち3本が偶然自然派ワインでした
プロヴィダンスもその1本です。
なので、いつの間にかサブタイトルが、「造り手にこだわる~自然派~」になってましたね
長々と前置きを書いてしまいましたが、そして、ついに、始まりましたよ~
・・・って、他のみなさんがすでに(しかもみんな揃ってかなり早く・・・)詳細にブログに書いておられるので、読んでおられる方には今さら新鮮味がない情報でスミマセン・・・
ローラン・ペリエ・ブリュット NV ローラン・ペリエ
(シャルドネ45%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ15%)
1812年の創業以来、英国王室をはじめ世界のVIPに愛され続ける名門メゾンです。
55もの畑から葡萄をブレンドし、最低3年間熟成させ、2次発酵後、さらに6ヶ月寝かせてから出荷されます。
デリケートな柑橘系の香りをもち、エレガントで素晴らしいバランスを発揮しています。
ローラン・ペリエは有名な大手シャンパン・メゾンですが、「有名だけど、なかなか飲む機会がないから」と選んでくださってました。
確かに、私も今回初めて飲んだかも。(過去にセミナーでちょこっと飲んだことぐらいはあるかもしれませんが、覚えてないし)
泡はあまりたっていないように感じましたが、心地よい酸味があり、美味しかったです
お料理は、6300円のコースをお願いしてくださってました。
こちら、1品目のスープです。
グリンピースのスープに、添えられているのは、スナップエンドウと豆苗
スープの中には、ところどころにジュレが入ってました。(コンソメのジュレだったようです。写真の左下のほう。)
スープ、しっかりした味わいなのに、爽やかな印象で、とっても美味しい
スープは豆の味がしっかり出て、豆苗のシャキシャキ感と苦味と絡み合って、涙が出そうなくらい美味しくって大好きでした。
シャンパーニュともよく合ってました
最初に、プロヴィダンスとモレ・サン・ドニは抜栓してもらってました
そしたら、こんな風にコルクをお皿に乗せて持って来てくださいました~。
右から、ローラン・ペリエ、モレ・サン・ドニ、プロヴィダンスです。
ちょっとこの角度ではわかりにくいですが、プロヴィダンスのコルク、とっても長くてびっくり
長期熟成タイプのワインなんですね・・・
パン
ワインとお料理いただくときって、パンはけっこう必需品ですよね。
お料理の美味しいソースなど、残すのがもったいないので、パンでぬぐってしっかりいただかないと
こちら、けっこう硬めのフランスパンでした。
プイィ・フュイッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2002 ドメーヌ・コルディエ
(シャルドネ100%)
ロバート・パーカー氏がマコネでありながら5つ星をつける生産者(傑出!常に90点以上のスコアーを獲得!)。コート・ドールの銘酒を思わせるほどの複雑な味わいが 感じられる完成度の高さ。「マコネのムルソー」とも言われ、マコネのイメージを覆す存在です。
こちらも、ヨシリンさんが選んでくださってたワイン
コルディエのワインは、過去に何度も飲んでいるようですが、いつものことですが私、あまり味わいを覚えてない・・・
みなさんの記憶力には感心してばかりです
こちら、グラスに注がれたとき、その色合いにまずびっくり
熟成感が漂う、ものすごい黄金色でした。
香りもけっこう強烈だったような気がしますが、飲んでみると、意外にスッキリ美味しいワインでした
アルコール度数が高かったのか、風邪のせいもあったのか、このワインですっかり酔いがまわった私
この時点でけっこうフワフワし始めてました・・・。
そして、このワインが、こちらの鮎のお料理にめちゃめちゃ合っていたんですよ~
鮎の身のテリーヌに鮎のリエットが乗ってます。
泡状になっているのは、鮎の骨からとった泡ソースなのだそう・・・
左手前の固まりは、鮎の肝。
「鮎丸ごと1匹使ったお料理です」とのこと
全体的に、かなり好きな味わいでした
ちなみに、緑のソースは、パセリソースだそうです。
見た目も美しいですよね
肝は、めちゃめちゃ苦かったんですが、それがまた美味しいっ
肝、ワイン、肝、ワイン・・・と、めちゃめちゃちびちび味わってた私・・・。
お皿に残った肝を、最後の最後まで一生懸命箸ですくっていただきました
6人にワイン4本持ち込みだったので、「足りない分はお店のを頼みましょう」ということで。
早速ここで、白ワインを追加です
プイィ・フュメ キュヴェ・ド・ボワフルーリー 2008 ドメーヌ・カイユブルタン
(ソーヴィニヨン・ブラン100%)
さきほどのプイィ・フュイッセがけっこうしっかりしていたので、どうしようか・・・と迷いましたが、お店のお勧めの中から、ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランを選びました。
これが、次のお料理にかなり当たりだったんです
バイ貝のフリカッセ
バイ貝って・・・今まであまり食べた記憶がありませんが、そこまでコリコリしてなくて、やわらかくて美味しいですね~
貝のだしと柑橘系のソースがかかっていて・・・そう、ソーヴィニヨン・ブランに合うんです
赤いのは、イタリア産赤カブで、もともとこんな模様なのだそうです。
キレイですよね
次の一品は、コチをローストしたもの。
キャベツの一種だというコール・ラビという野菜が添えられていました
甘くて美味しかった~。
こちらのソースは、カモミールのソースなのだそう。
コチの身がプリプリなのですが、それをソースとよく絡めていただくと・・・本当に美味しいんです
皮のパリっとした香ばしさもいいアクセントになってました。
あと、お皿の淵がキラキラ光っているのですが、こちら、シェフがフランスで仕入れて来られたお皿なのです
ちょうどこの日に届いたそうで、このお料理に初めて使われたと言われてました。
なんか嬉しい
モレ・サン・ドニ 2005 ドメーヌ・フォレ・ペール・エ・フィス
(ピノ・ノワール100%)
ロマネ・コンティのラ・ロマネの製造を委託されていることで有名。実力あるドメーヌです。
2005年はご存知の通り、素晴らしいヴィンテージになりましたので、とても美味しく仕上がっていると思います。
このブルゴーニュは、カヌレちゃんが選んでくれたそうです
色はとってもキレイなルビー色です
香りと味わいは、ちょっと落ち着いた印象のピノでした。
カヌレちゃんがちょっとものもの足りなさそうに日記に書いていたけど、チェリーやイチゴのような明るい(?)果実味が少なかったのかな~と思います。
私、ワインリストにあった、ブラックチェリー、コーヒーというニュアンスに印つけてるし。
カヌレちゃんが書いてるように、華やかさはあまりなかったですね。
私も、どちらかというと、華やかなピノが好きだから、気持ちはわかります
すっかり落ち着いた印象だったので、ちょっと早く抜栓しすぎたのかな~とも
でも、モレ・サン・ドニだからこういうタイプなのかもしれませんね
何にしても、ポテンシャルはすごくある気がしました
それに、こちらのワイン、コチのお料理にとても合っていたので、美味しくいただきましたよ
プロヴィダンス プライベート・リザーブ 2005
(メルロー45%、カベルネ・フラン44%、マルベック11%)
「ニュージーランドのCH ル・パン」とまで呼ばれ世界中のワイン愛好家の注目の的となったシンデレラワイン。
また入手困難な事でも有名です。
ボルドーのサンテミリオンタイプ。
プロヴィダンス創立以来、最高のヴィンテージといえる2005年。すべてにおいて完璧とも言えるすばらしい味わいです。
そのワイン造りのこだわりは、化学肥料、除草剤、そして酸化防止剤や保存料などを一切使用しない事です。
そして、登場しました、プロヴィダンス
こちらは、mieさんが取り寄せてくださってました。
まず、意外とシンプルなエチケットにちょっと驚きました
そして、カベルネ・フランも半分近く入っているんですね~。
最初に飲むプロヴィダンスが、創立以来最高のヴィンテージというのは、なんとも恐縮です
嬉し過ぎる~
かなりの期待と共に、こちらのワインをいただいたのですが・・・。
ものすごーく期待していたのに、なんと、その期待以上の美味しいワインだったんですっ
グラスに顔を近づけると、なんとも言えない美味しそうな香りが
ワインの香りの表現って、いろいろあると思うんですが、まず、とにかく美味しそう・・・
土のようなニュアンスと、心地よい獣臭・・・(←この表現では美味しそうに感じないかもだけど)、とにかく香りがまさに「官能的」という感じ
そして、飲んでみると・・・美味し~い
めちゃめちゃ美味しいんですけど
熟成させた、飲み頃のボルドーワインってこんな感じなんだろうな~と思わせる感じ。(あまり飲んだことないのであいまいな表現ですが)
でも、ボルドーだったら、2005年のワインをきっと今こんな風に美味しく飲めないと思います。
なんか、あれこれ考えて言ったりしましたが、とにかく最高に美味しいと思うワインでした
口に含むと、一気にその香り&旨味が口の中に広がって、まさにノックアウト状態でした
mieさん、こんな素敵なワインを教えてくださって本当に感謝ですっ
メインのお料理は、蝦夷豚のロースト
ヒレ肉だそうで、やわらかくてとっても美味しかったです~
添えられている小さな野菜達が可愛らしくて、また美味しくて、お肉に乗せたり、ソースに絡めたりしていただきました。
この辺りは、酔いもかなりまわってきて、美味しいワインとお料理にどっぷり浸かって心地よ~いひとときでしたね~。
・・・そう、以後の記憶がだいぶ怪しいです・・・(メモもしてないし・・・)
ヴァン・ド・ペイ・ド・ソーヌ・エ・ロワール 2005 ジャン・クロード・ベティヨ
(ガメイ100%)
最後に、お店のワインをもう1本いただきました
6人で6本・・・予想通り(?)順調な仕上がりです
シェフが自信満々にお勧めしてくださったので、そうでなければあまり選ばないであろうガメイを選んでみました
これが、とても美味しかったんです~。
さすが、シェフ
とはいっても、味わいはあまり覚えていないのですが・・・
美味しいと思ったことだけは記憶してます
実は、気付いたらチーズが目の前にあって、当たり前の様にいただいたのですが・・・ヨシリンさんがコース料理の最後をチーズでお願いしてくださっていたんですね
こちらのチーズ、どれもとってもいい状態で、めちゃめちゃ美味しかったんです
お料理も美味しいし、チーズも美味しい・・・今回、初めてこんなにゆっくり「Le Coco」を満喫させていただきましたが、本当に大満足でした
今度また来たいな~。
ただ、この日実は私、朝起きたら、「ん?風邪っぽい??」という感じだったんです・・・
前日までピンピンしてたし、とっても楽しみにしていたので、そのまま参加したら・・・なんと、家に帰ったら熱が38.6度もありました
どおりで、最後のほう、ボーッとしてたような・・・。
みなさんの日記読んで知った(!?)のですが、シェフがいろいろフランスのお話をしてくださってたみたいなのに、私、全然覚えていない・・・
酔ってただけでなく、熱のせいもあったのね(熱がなくても覚えてないだろ!と突っ込まれそうですが)
でも、翌日の夜には熱はさがりました
みなさんに風邪をうつしてなければいいな~と思いながら・・・。
ご心配おかけしてたらスミマセン・・・
でも、本当に楽しかったので、またテーマとか決めてみんなでワイン会やりたいです
こんな風に、誰か一人の思い入れのあるワインをメインにしてやるのも、とっても魅力的な会だと思いました。
プロヴィダンスも、かなり高価なものなので、飲みたいと思っていても、なかなか個人では手が出せないですもんね
今回、幹事をしてくださったヨシリンさんにはとっても感謝です
ワインを仕入れてくださったmieさん、カヌレちゃん、ありがとうございます
みなさん、楽しい時間をありがとうございました~
【Le Coco (ル・ココ)】
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