こんにちは、まどか相続相談センター（大阪・兵庫）の行政書士のまえだあいです
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前回からの続きです。
シリーズ最終話です。
無事に遺言書を作成することができ、公証人と私は病院をあとにしました。
遺言作成の現場は壮絶なものでした。
見ている奥様にとっては本当にお辛かっただろうと思います。
自分のために最後の力を振り絞って遺言をしてくれたご主人に感謝する気持ちよりも、もっと元気なうちに遺言書を作ってもらっていれば…という後悔の気持ちの方が大きいようでした。
家族で過ごすべき終末期の時間を、体力と気力を奪う遺言作成に費やしてしまうのは、もったいないと思います。
また、今回のケースではご本人の強い希望によって遺言書を作成することができましたが、ご家族の口からは、病気になって弱っていくご本人を目の前にして「遺言書を作って欲しい」とはなかなか言い出せないものです。
そのため、若くて元気でもお互いの「いつか」のために簡単で良いので遺言書を書いておくことが大切だと思いました。
例えば生命保険に入るタイミングと一緒に簡単な自筆遺言を書いて保険証券と一緒に保管しておくのが良いと思います。
ご結婚されている多くの人が配偶者受け取りの生命保険に入ると思いますが、保険と同じように遺言も広く普及すればいいなあと願っています
これで今回のシリーズは終わりです。ありがとうございました
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