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私たちの出逢い～結婚まで
全４０数編ほど あります。
気長にゆったりと お付き合いくださいね
（パートナーさんの登場は、まだしばらく先です（笑））
今までの連載は、こちら♪ です。
（１）変化の兆し
（２）そして、別れがやってくる
（３）川原のおじさまからのメッセージ
（４）失恋の勢いで、えいっと退職。
（５）うつになる
（６）気づくといつも、ここにいた。
（７）やりきれない気持ちをふり切るように
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（８） 占い師のおばちゃん♫
ワークショップのあとも、妙に
“ アフリカンドラム ” が気になって、
ネットでいろいろ検索していたら
都内の とある商店街 で 近々、
アフリカンドラムのイベント
がある！と知る。
会社をやめる 直前、
９月もおわりのころ。
また ひとり、
ふらりと 出かけることに。
都内の 商店街。
それも 休日のイベント。
当たり前のことだけど、
家族連れやカップルも い～っぱい。
普段は、ひとりで行動するのが
大好きなわたしだけど、
彼と別れて ３か月あまり ・・・
このときばかりは、
にぎやかな中に ひとり
ぽつんといることが、
とても寂しく 感じてしまって・・・
結局、ドラムの音もまともに聞けずに、
すぐに、その場を あとにする。
・・・と、商店街の一角に、
「 占 い 」 の文字をみつけて。
「占い」と書かれた、
ぼ～～っと明るい提灯のあかりに
吸い寄せられるように ・・・
気づくと、占いコーナーの前に
立っていた わたし。
おじちゃんとおばちゃんの
占い師さんが、それぞれ
占いをやっていた。
私としては、おじちゃんのほうが
いいな～ と思ったんだけど、
思った矢先に（笑）、
おばちゃんのほうの席が空いて。
しかも、おばちゃんと バッチリ
目が合ってしまったので、
そのまま どうぞどうぞ♫ と
誘われるがままに ・・・
気づくと 席にすわっていた。
失恋したことや、
これからどうしていったらいいか
迷っている話を 聞いてもらうと、
おばちゃんが さっそく、
タロットやら何やらで
あれこれ調べてくれて・・・
「その彼とは もう縁がないね。
でも、来年あたり結婚しそうだよ。」
と、キッパリ 言い切る。
え？！来年、結婚 ～ ～ ？！
失恋したばかりなのに・・・？
急な話に、ちょっと びっくり。
「そのためには ・・・
１０月に旅行に行くといいよ！」
と、これまた おばちゃんが
唐突に言う。
でも ちょうど、心機一転、
旅に出たいと思ってた わたし。
行くなら、ネパールか バリか
インドだな と 思っていた。
いつものわたしなら、
直感で ここに行きたい！と
思ったところに行く！！
ただ それだけ。
でも このときばかりは、
めずらしく、この３箇所のうち、
どこに行きたいか ・・・
ぜんぜん絞れなくって、迷ってた。
いろんなことで 頭がごちゃごちゃで。
もともと、
「○○に行ったらいい！」とか、
「○月に行きなさい！」とか、
一方的に、はっきり限定する占いは
好きじゃなかったんだけど
このときばかりは、おばちゃんの
限定口調が 妙にありがたくて ・・・
この３か所のうち、どこに行ったら
いいかも、聞いてみた。
おばちゃんいわく、
そのときの私にとって、いちばん
いい方角は、バリ の方角だった。
バリに、１０月に行くのがいい。
しかも、２週間後！！ と言う。
２週間後・・・？！
これまた、ずいぶん急だなぁ～
１１月じゃだめなんですか？
と聞くと、おばちゃん、
「運気が落ちるから、
それじゃ、あまり意味がないよ」
だって。
「運気がどう・・・」 とか。
こういう言い方も
普段だったら 好きじゃなくて
聞き流してしまうんだけど、
そうか、２週間後か！！
たしかに、すぐ行ったほうがよさそう！
なぜか自分でも、腑に落ちる。
それにしても、
来年、結婚かぁ～～！！
この時点で、もう すっかり、
結婚する心づもりに
なってしまった わたし（笑）。
来年だったら、
もうすぐじゃないの～～～！！
だったら、独身だから できること
やっておきたいこと
今のうちに、ぜ～んぶ
しておかなくっちゃ、ね！！
結婚する前に、絶対
“ 海外へのひとり旅 ”に行ってみたい！
と 前々から思っていた わたし。
この旅行の話も、なんてタイミング
なんだろう～～！！ と思った。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「占い」といえば。
実は、失恋直後にも 路上の
占い師さんに、みてもらっていて。
そのときは、
「３年後ぐらいに出会いが
ありますよ、それまでは
ちょっと苦労するけれどね」と
言われたけんだけれど、
ぜんぜん ぴんと来なかった。
しかも、話を聞いていると、
その占い師さん本人の
人生が、苦労多き人生で ・・・
生き方に、あんまり惹かれなかった
のです（笑） 苦労が悪いわけじゃ
ないけど、今 あまり幸せじゃ
なさそう・・って 感じたから。
だから、３年後まで苦労する
というメッセージも、わたしには
必要ないなって、受け取らなかった。
一方、バリのことを伝えてくれた
この 占い師のおばちゃんも
身の上話を してくれたのだけど、
このおばちゃんのお話は、
すっごく 面白かった
（わたしが占いに行くと、なぜかみんな
時間をとめて、身の上ばなしを
余談でしてくれるのです（笑））
このおばちゃんの言うことは、
自分自身、腑に落ちることばかり
だったし、おばちゃん自身が
とっても楽しそうで、幸せそう
わたしは、おばちゃんからの
メッセージを しかと
受けとめたのでした。
結局、「占い」にしろ、
なんにしろ ・・・
自分自身が もう答えを知っていて
それを確認しにゆくだけ
なんでしょうね。
ときに、こんな風に
ひとの助けをかりて 
（つづく）