★私たちの出逢い~結婚まで★ (5)「うつ」になる | 神奈川厚木(対面・全国オンライン)女性の応援セッション・講座 いわぶちゆきこ

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神奈川厚木にて、夫婦で20年♪
こころとからだのトータルケア
りらくぜーしょんるーむAnela(あーねら)

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ピンクハート私たちの出逢いから結婚までピンクハート

全40数編ほど あります。
気長にゆったりと 

お付き合いくださいね

今までの連載は、こちら♪ です。

(1)変化の兆し
(2)そして、別れがやってくる
(3)川原のおじさまからのメッセージ
(4)失恋の勢いで、えいっと退職。
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(5) 「うつ」 になる


失恋したあと  しばらくして、

私は “ うつ ” になった。


職場でも、以前から かなり

オーバーワーク気味だったし

 

 

そのうえ、失恋したあとの

ぽっかり穴があいてしまったような

空虚感が 重なって。



なんにもしたくない。

というか、できない。
起き上がること。

トイレにゆくこと。着替えること・・・

いつもは  意識すらしていない、
日常生活のほんのささいなことたちが、
すべて、大儀に感じる。


何とかかんとか、

ようやく 会社にたどりついて、
自分の席に座っても、
頭がぼ~~っとしてしまって、
何も考えられない。手につかない。


それじゃぁ 

何ひとつ、できないので
無理して、頭を働かせようと

すればするほど、からだにも、

気持ち的にも、がくん!とくる・・・

まるで ブレーカーが落ちたように。


うつは、

このとき始ったことじゃなかった。
以前に何度も 経験があったので

驚きはしなかった。


うつ病になる原因・・・


それは、ストレス、

過労、ショックなできごと、
性格的な傾向 

(一般的に、几帳面、まじめな人に多い。)
生まれ育った環境 などなど、

いろいろな背景要因が考えられる。


もちろん、ひとりひとりよって 

要因は違うので、一概には

いえないのだけれど


一般的にいって、「うつ」
 

 

頑張りすぎて、もうこれ以上

がんばれない!というピークまで

きたとき、まるで ブレーカーが

落ちるように、がくんと 

心身の機能が 低下する。

 

 

(何も手がつかなくなったり、

眠れなくなったり、食欲がなくなったり

・・・人によって  症状は違うけれど)



これ以上がんばってしまったら、

オーバーヒートしてしまう。
というところ・・・限界のピーク

まで、きてしまっている。



だから、うつ として、一時期

こころとからだの機能が

立ちゆかなくなること は、

一種の自己防御・・・

こころとからだが 自分を
守ってくれている ということ。

命のありがたき機能♪ でも

あると思うのだけれど。



うつ の方は、
もうこれ以上できない!という

ピークまで 頑張っているのだから

がんばって!という周りからの

励ましは「厳禁」で、とにもかくにも

休むことが 大切☆彡


ローズハート 
 
 (それと平行して、またはその後、
  心理療法ほかのケアが 

  必要な場合もあります。)


面白いことに、
私は「うつ病」「うつ」について

仕事上、ごく簡単にだけど 
勉強したり、新人研修で 

レクチャーしたり・・・
という機会を 与えられていたので
実は、そのあたりのことは、

よ~~く頭に刻まれていた 

のだった。


そして、自分自身が 仕事で、

かなり無理している

もうこれ以上やったら

危ないぞ~!というのも

ずいぶん前から、感じていた。

 


だから、あぁ~ 

とうとう来たな・・・という感じ。
もうこれは、休むしかないな って。

 


そしてさっそく、次の日、

会社を半日休む。


・・・でも、ダメ。


その次の日も半日、会社を休む。
それでも ちっとも変わらない。


その時期、
職場のグループみんなで

関わっていた 緊急の仕事があったし、
周りのみんなも 病気になる寸前、

というぐらいのオーバーワークで

 


無理に無理を重ね 仕事してたのは、
じゅうじゅう わかっていたから、
遠慮気味に、半日だけ、

休みをとってみたけど・・・


こうなったら、

思い切って しばらくの間、

休みをもらわないと 

ダメだ~~~~~!!


それまでの 何度かの

「うつ」の経験から、

今、勇気をふりしぼってでも

休みをとっておかないと、

もっと ひどい状況になると

分かっていたから。



さっそく上司に、

いまの自分のからだ、

きもち的な状況を くわしく

説明して、休暇のお願いをしてみた。

 
「いま休まないと、どうにもこうにも

仕事になりません。状況も状況の中

ほんとうに申し訳ないのですが・・・
休みを頂けませんか」 と。


それを聞いた 上司は、

「(うつの)勉強を ちゃんと

“実践”してるんだねぇ~

えらいねぇ~」と、ちょっぴり

皮肉っぽく 言いながらも

休暇の許可を 出してくれた。


そう言う上司の顔も、もうかなり

疲れきった、かちかちに

こわばった・・・・表情をしている。


にこにこっと 笑顔をふりしぼって、
 「いいですよ♪」と 言ってくれた

後輩も、やっぱり かなり 

疲れた様子 ・・・



 それは、私のグループの

仲間だけ じゃなかった。


 職場のみんなが、

会社の 合併騒動

それも  かなり強引な

合併先の会社の 意のままに、
訳もわからず、ただ ただ、

あくせく  働いているようで・・・


それまでの 

“アットホームで、人の輪を大切にする”

和気あいあいとした

職場の雰囲気が 一変して ・・・



ただ  ただ、生き残るためには、

もうやるしかない!!というよう

“ 必死なムード ” が 職場中に、

そして、職場のみんなの

表情に 漂っていた。


それは、合併が決まってから

たった数カ月の間の

できごと、だった。

 

 

合併の内容や、合併先の事情など

について、おそらく職場で、

いちばん事情に疎いと思われる

わたしですら感じられるほどの

・・・奇妙なほどの 変貌ぶりだった。


そんな職場の状況を、

職場のみんなを 横目に、

休みをとるなんて・・・
何だか、とても申し訳ない

きもちで いっぱいだった。


でも、ここで、みんなで

共倒れしては、仕方ない!!

 


わたし自身、会社を辞めること

にはなったけれど、これから

「引き継ぎ」など、まだまだ

大切な仕事がいっぱい残っている!!

 


ここで 身体を壊してしまっては

どうしょもない。
 

 

「まずは  自分から。

そう、まずは 自分から!!」


情に流されそうになる自分に

そう言い聞かせて、

5日間の休暇に入る。



 行く場所は もう決まっていた。


私の、以前からの 

なじみの場所。
長野県 安曇野にある、

穂高養生園 ☆彡
 

(つづく)