★私たちの出逢い~結婚まで★ (4)失恋の勢いで、えいっと退職。 | 神奈川厚木(対面・全国オンライン)女性の応援セッション・講座 いわぶちゆきこ

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ピンクハート私たちの出逢いから結婚までピンクハート

今までの連載は、こちら♪ です。

(1)変化の兆し
(2)そして、別れがやってくる
(3)川原のおじさまからのメッセージ
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(4)失恋の勢いで、えいっと退職。


失恋直後、
まさに その失恋の勢いで、

「彼と別れる決断ができたぐらいだから

会社だって、辞めてやるぅ~~!」と

すっかり思い込んだわたし。



そう。私はけっこう今までも、

恋に人生、左右されてる(笑)。
 恋に関しては、わき目もふらず、

まっしぐら!なところがあって。
 

 ときめきレッドローズちゃん
 


うん。

よく言えば、素直で まっしぐら。

 

 

でも、どちらかというと、突っ走って、
 「周りが何も 見えなくなっちゃう」
ってほうが合ってるかもしれない ☆


ただ ひとつ言えるのは、
恋愛に関して、

「行動」しなかったことがない。

だから、後悔が まったくない、

ということ ☆彡



高校を選んだ理由も、そうだった。

 

好きな〇くんが行く!と

ウワサで聞いたから。

理由は ただ、それだけ(笑)


担任の先生から、

「成績が伴ってないから、

あきらめろ!」と何度も言われ、
さらに、入試直前テストで

志望校判定が なんと 

A・B・C・D・・・の

“ D 判定 ” ・・・・ (^^ゞ

 

 

担任は、ちょっと怖い感じの

男性の先生だった。その先生から

「お願いだから、志望校を

下げてくれないか・・・・」 と
頭を下げられても、あきらめずに(笑)
その高校に 合格できたのも、

彼のおかげだった。


ところが ところが、
それには こんなオチが ・・・


結局、そのウワサというのは

間違っていて ・・・

○くんが、実は、違う高校志望

だってわかったのが、

入試直前の、説明会のとき。


中学の体育館で、志望高校別に

集まることになったのだけど、
私の志望校のところに、 

○くんがいな~~~い!!


あれ、おかしい・・・?!
○くんが、いない、

いない~~~~!!!
説明のことなんてそっちのけで、
必死に ○くんを探した。


・・・と思ったら、

はるか向こうの 違う高校枠の
ところに、ひとりぽつんと 

○くんがいて。


その時の私のショックといったら・・・
ほんと、言葉にならなかった・・・・


あんなに頑張ったのは、

なんだったの・・・・?!
身体の力が へなへなと、

すべて 抜け落ちちゃって、
説明なんて ほとんど耳に入らず・・・



そして、高校の入学式のとき、
初めて気づいちゃった。


好きな○くんと 

同じ高校に行きたい ~~~!!!
たったそれだけの理由で選んだから、

高校の雰囲気も 何もかも

ちっともわたしの好みじゃ

なかった!!ってことに・・・(笑)

 

わたしったら、高校のこと

何も見てなかったじゃないの・・・

選んだ理由が理由だから、

しょうがないのだけど

自分でも、驚いちゃった。


入学式の、希望あふれる・・・

はずの 高校の門が、
あまりに冴えない、

どんよりした門に 見えたことに。


そんな、すっかりさめきった

気持ちでの  高校生活の

始まり、始まりだったのでした・・・


(あ、でも あまりに自分らしい

 選択だったので・・・
 後悔はしていません(笑))


   ☆     ☆     ☆


 話はもとに戻って・・・☆彡


過去、高校時代に

そんなこともあったから、
今回も、いちど感情的になって

退職を 決めたものの

 

 

すこ~し冷静になってみて

もうちょっとだけ、そう、

もうちょっとだけ 待とうかな・・・

と思った。


そんなことを 思っていた矢先、
会社で、転勤の話がもちあがる。


会社の合併に伴って、

私を含めた 本社組は、
東京から 大阪へ転勤 の予定、

だというお話。


 「大阪といえば、

“  食いだおれ ” っていうぐらいだから、

美味しいものがいっぱいありそう!」

という理由で、いったんは 気持ちが

揺らいだわたし、だったけど・・・



上司から言われた こんな一言で
私の気持ちは決まった。


「大阪に行ったら、

キャリアウーマンになれるよ~!」


上司は、私を後押しするつもりで、

こう言ってくれたらしい。
だけど私は、その時点で、もうすでに
かなりのオーバーワーク気味で、

心身ともに 参ってた。


もともと この仕事は、

自分がやりたい仕事でもないし、
バリバリのキャリアウーマンだなんて、
まっぴらごめんだわ~!!


元々わたしは 家庭をもちたい、

というか、いつかはもつもの

と思っていたけれど、
仕事を バリバリしたい、

キャリアウーマンになりたい、
という気持ちは、まるで「無」だった。



でも、いちど突っ走ると

周りが 見えなくなる、
猪のような性格のわたし。


どんな仕事でも、

やってるうちに ついつい 

のめりこんでしまうところが、ある。


もし、バリバリの

キャリアウーマンの道を選んだら、
私はそれこそ、自分が好きでも

ない道で アップアップして、
からだを 壊すかもしれない。
自分を見失ってしまうかもしれない。
 

 

気づいたら、自分の人生、
納得いかないまま、

終えてしまうかもしれない・・・

 

背筋がゾクッとした。

自分にとって、なんだか危険だな

と感じた。これは、

わたしの道じゃない・・・と。
 

 

もちろんこれは、

あくまで 私にとって、の話。



キャリアウーマンで バリバリ

働きながら 家庭をもつひとだって
自分の好きな道を 見つける

ひとだって、た~くさんいると思う。


でも、わたしは そうじゃなかった。

“ 感覚 ”として、これは違う!

と思った。

 

 

人生って・・・



いつでも こうやって、
“ 自分の感覚 ”で、

自分がこれだ!って 思う道を
ひとつひとつ 選択してゆく ・・・ 
そんな連続なのかもしれない。


上司にとっては 皮肉だけど・・・

「大阪に行ったら、キャリアウーマンに

なれるよ!」 上司が言ってくれた

その一言で、わたしは すっかり、

退職の気持ちを 固めたのだった。

 

(つづく)


ローズハート