エゾウコギの銘柄と効果について | kyupinの日記 気が向けば更新

エゾウコギの銘柄と効果について

数ヶ月前だが、読者のこれのさんや捨てネコさんから楽天などでもエゾウコギを売っていることを知り、一度試飲することにした。はっきりいえるのは、製品化されたもの(カプセルや錠剤)よりエゾウコギそのものをホワイトリカー漬けにするか煎じる方法がずっと良いこと。これは読者さんの経験的にもそうである。(コスト的なものについてあや*さんが意見を書いておられます)

僕はずっとかなり高価なものを買っていたので(桐箱入り)、当初は楽天のショップの製品が随分と安価なので少し心配していた。最初、楽天でも比較的高価なもの(日本産)を買ってみた。送られてきたものを見ると、今まで使っていたものよりもかなり細かく粉砕されているように見えた。これはコーヒーで言えば、荒挽きと中挽きの相違みたいなものか・・

とにかく実際にホワイトリカー漬けして試飲してみたら、その不味さに絶句。

エゾウコギのホワイトリカー漬けはもともと不味いものだが、なぜ同じ植物なのにここまで味が違うのかと思った。見た目は挽き方しか違わないのに。

その製品は不味いのはかなり不味いが、いかにも漢方薬のような格調高い良い香りがした。味は酷いけどね。

その後、あまりに味がきついので、もう1つ別の安価な中国産のものを買ってみた。その中国産はなんだか挽き方も粗く、色もくすんでいるようで艶も良くない。僕がいつも買っていたものより、どす黒いまではいかないけど、鮮やかな木の色とは違っていた。

こちらも試飲。ちょっと思ったのだが、こちらは味が日本産ほど強烈ではなく、味が悪いけど、味の悪さにパンチ力がない。良い香りもしない。非常に中途半端な味だと思った。結局、味の良い順に並べると、

桐箱入り>>楽天の中国産>>楽天の日本産

の順。香りの良さは、

楽天の日本製>>桐箱入り>>楽天の中国産

一応書いておくが、僕が買っていた桐箱入りの素性は不明である。どうも高いものを買わされていたような気もする。桐箱の分だけ。値段は約5倍も違う。

その後、効果を確かめたが、中国産と桐箱入りのものは全く効果が変わらないどころか、むしろ安価な中国産の方が良いのではないかと感じた。(←重要)

日本産は味が不味すぎて続かなかったが(20日くらいで挫折)、これも効果的には大丈夫だろうと思った。たぶん。(確証はないけど、中国産の安価なものが効くなら効かないはずはないような・・)

このような試飲経験から、どうもエゾウコギは採れた地方により微妙に遺伝子が違うのかもしれないと思った。(品種に細かい差異があるかもしれないという意味。)

そこで思ったのだが、エゾウコギは体が馴化して効果が薄れる面があるので、時々メーカーや商品を変えて飲むのが効果が長続きして良いのではないかと。

毎回、同じ品種を買わず、次は違うものを買って、品種を変えることで、敵の注意を逸らし、馴化を避けるというのが良いと思った。

ところでもう一度、書いておくが、内因性疾患(内因性疾患といえば、普通は統合失調症と躁うつ病を指す。内因性うつ病も含む)、発達障害系のうつ、その他の精神症状、神経症全般に対し、エゾウコギは史上最強の精神科サプリメントである。今後もこれ以上のものは発見されないような気がしている。

エゾウコギが精神疾患に非常に有効なことは、僕の臨床経験以外では最大の発見である。なぜ効果があるのかなど、また「内因性の正体の」テーマでもう一度詳しく書く予定だ。

あと注意点として、エゾウコギはホワイトリカー漬けが良いが、アルコールがダメな人たちは煎じて飲んでも良い。

僕がホワイトリカー漬けを推奨し、煎じる方法を勧めないのは、患者さんはいろいろ薬を飲んでいるので、火にかけているのをうっかり忘れてしまい、火事になりかねないこと。実際これのさんは煎じた鍋を火にかけっぱなしていて、鍋を焦がしている。

十分に注意されたし。

参考
エゾウコギ
エゾウコギの煎じ茶
統合失調症とエゾウコギ
人間の秘めたるエネルギーと治癒の謎
輝く明日
激うつ、パニック、慢性疲労の人