エゾウコギの煎じ茶 | kyupinの日記 気が向けば更新

エゾウコギの煎じ茶

アルコールがダメなので、エゾウコギが飲めないという人がいる。今回はエゾウコギを「煎じる方法」について紹介したい。なお、エゾウコギは手に入りにくいものではなく、楽天などの通販で売っていることがわかった。しかもかなり安価である。実は、この安さには正直驚いた。僕は非常に高価なものをやっと手に入れていたのに。その楽天のショップの1つは読者のブログのコメント欄などに紹介されている。

信頼性については何しろ中国製なので今ひとつなのであるが、従来出回っているものも、たぶん中国製と思われるので同じようなものであろう。エゾウコギは時々葉のようなものが混入している商品もあるが、これはホワイトリカーで漬け込むと濁るので僕は嫌いだ。なんがか不純物が入っているみたいで。しかし、葉が混じるものが効果が下がるかと言えば、おそらくそれほどの差はないと思う。

エゾウコギが本物かどうかの判別方法だが、本物なら飲み始めて数年は風邪を引かない。インフルエンザにもかからない。小さな傷をしても化膿もしない。期待値的には3年は大丈夫だと思うが、かなりの人数を集めると、たまには1年くらいで風邪を引く人もいるのではないかと思われる。だから飲んで数ヶ月して風邪を引いた場合、そのエゾウコギは素性が怪しい。

しかし、エゾウコギを飲んでいてもいつかは風邪を引く。これはたいていの人がそうだからだ。だから長期でみると、効果が薄れるというのはあるのかもしれない。

エゾウコギを煎じる方法(煮出し茶の作り方)
注意;エゾウコギはそのまま使う。
1、 チップ30gを3.6L(2升)の水で1升6合になるまで煮出す。(約1時間半)。サラシで濾し容器にいれ冷蔵庫に保存する。1日に100cc程度を2回飲む。(煮出し茶は冷蔵庫で保存。)

(参考)
エゾウコギ酒の作り方(エゾウコギはそのまま使う。)
チップ60gを焼酎(ホワイトリカー35度)1.8Lにいれ、20日~30日漬け込み密閉しておく。できあがったら、1日30ccを目安に飲む。

僕が煎じる方法を推奨しないのは、あまりに手間がかかるためだった。効果も少しは焼酎よりは落ちるかもしれない。しかしお酒が飲めず、ぜひ飲みたいなら、煮出し茶を飲まないよりは良い。僕の患者さんにお茶で飲用している人がいないのでその効果の情報はないのである。

このエゾウコギ酒およびエゾウコギ煮出し茶の効能・効果であるが、最も良いのは慢性倦怠感のある人。免疫疾患を持つうつ状態の人。一般のうつ状態や双極性障害の人にもいくらか効果を感じる人が多い。エゾウコギ酒の場合、使ったから悪くなったというのを見たことがない。たぶん、何かを刺激するようなものではないと思う。(アルコールを除いては。)

では、統合失調症にはどうだろう?
これはいつかアップしたいと思っている。

参考
エゾウコギ