kyupinの日記 気が向けば更新

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2018-05-19 19:31:03

ノートパソコンのSSD換装

テーマ:日記

パナソニックのノートパソコン(レッツノートは)はメモリだけではなく、ハードディスクも換装しやすい構造になっている。少し前のモデルN10やS10は現在のモデルより重いものの、造りがガッシリしており落としても壊れにくい。そのためエクセルやワード程度を使う限りCPUの遅さは問題にならないため、今でも愛用している人も多い。(N10CPU:Core i5 2540M 2.6GHzN10はレッツノートの傑作とされている。)

 

今、自分はJ10N10S10に加え、SX2SX3も使っている。特にSX3は多くのソフトが入っているためか実用にならないほど遅すぎたため、SSDに換装することにした。

 

各レッツノートの仕様と換装SSD

J10 SSD120 変更なし メモリ4>8

N10 HDD250SSD120、メモリ4>8

N10 HDD250SSD120 メモリ4>8

N10 HDD320SSD240 メモリ4>8

S10  SSD120 変更なし

SX3 HDD750SSD525 メモリ4>8

SX2 SSD120SSD250

SZ5 SSD256 メモリ8(変更なし)

 

SSDを買うにあたりアマゾンのレビューなどを参考にしたが、使用時にメーカーによる差はよくわからなかった。

 

実際に買ってしまったもの。

WD SSD 内蔵SSD 2.5インチ 120GB WD Green SATA3.0 6G / 3年保証 / WDS120G1G0A  WESTERNDIGITAL

 

SanDisk SSD PLUS 240GB [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDA-240G-J26

 

SanDisk SSD PLUS 120GB [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDA-120G-J26

 

Crucial [Micron] 内蔵SSD 2.5インチ MX300 525GB ( 3D TLC NAND /SATA 6Gbps /3年保証 )国内正規品 CT525MX300SSD1/JP

 

WD SSD 内蔵SSD 2.5インチ 250GB WD 3D Blue SATA3.0 6G / 3年保証 / WDS250G2B0A 

 

フリーソフトでパソコンに入っているHDDSDDクローンを作り、そのまま本来のHDDと換装する(EaseUS Todo Backup)。インターネット上の情報でなんとかできる難易度である。

 

注意点として、メモリだけならともかくハードディスクを換装すると、たぶんレッツノートの長期保証は受けられなくなると思われること。そのようなこともあり、保証切れパソコンのみ換装している(個人モデル3年、法人モデル4年)。HDDからSSDにコピーする際に少々時間がかかるが、自分で換装するのは意外に早く終わる。

 

SSD換装の結果わかったこと。

 

特にソフトが多く入っていたSX3は以前は遅く常にフリーズ気味であったが、換装後はストレスなく使えるようになった。しかし劇的にサクサクではない。

 

SX2は元々SSD120だったため、SSD250に換装後も早さは変化なし。ただし、250GになったためOneDriveの全てのファイルが同期でき、容量を気にせずに使用できる。使い勝手はかなり良くなっている。

 

N10は換装後、従来のHDDに比べ早くなった。ただし放熱などはあまり変化がない。

 

大きな発見は、CPUの相違と思うが、古いパソコンはSSDに換装したとしてもかなり消費電力が高いこと。古いノートと新しいノートパソコンの相違は消費電力である。HDDからHDDに換装しても消費電力はそこまで変化がないのかもしれない。

 

主に家庭で使うのであれば、消費電力の低さは軽量化に繋がるため、古いノートをわざわざ使い続けるメリットは少ないと感じた。

 

他、SZ5 SSD256はメモリが8Gで空きスロットがないためメモリ増やせない仕様である。これをなんとかするには最初から16Gのモデルをパナソニックのサイトで買うしかない。軽量なのはメリットだけど。レッツノートは次第にバカ高くなり、かつ弱くなり、法人しか使えない仕様になりつつある。

 

そのようなことから、最近はレノボのThinkPad X270ThinkPad 13 2Gを買うようになっている。レノボのノートは価格がパナソニックの半分くらいである。レノボの品質は良いので、パナソニックは危機感を持つべきだと思う。

 

ThinkPad X270

プロセッサー : インテル® Core i5-7200U プロセッサー (2.50GHz, 3MB)

Windows 10 Home 64bit - 日本語版

メモリー : 16GB PC4-17000 DDR4 SODIMM (1スロット使用)

ハード・ディスク・ドライブ : 256GB ソリッドステートドライブ PCIe-NVMe (OPAL対応)

 

ThinkPad 13 2G      

プロセッサー : インテル® Core i7-7500U プロセッサー (2.70GHz, 4MB)  

Windows 10 Home 64bit - 日本語版

メモリー : 16GB PC4-17000 DDR4 SODIMM (1スロット使用)  

ハード・ディスク・ドライブ : 256GB ソリッドステートドライブ SATA (OPAL対応)

 

2018-05-16 19:32:35

エビリファイとレキサルティの用量のパラドックス

テーマ:エビリファイ、レキサルティ

レキサルティが発売されてやがて1か月になるところ。

 

レキサルティはエビリファイと効果や構造式が近いこともあり、エビリファイの高用量を服用してもなお幻聴が残遺している人などには処方しやすい。その他、ジプレキサで不十分な効果しか得られていない人たちにも良いのではないかと思っていた。

 

逆にエビリファイを24㎎でほとんど問題がない人には失敗が怖くて処方できない。効果的に問題がないもののアカシジアが出ている人たちは切り替えを考慮すべきであろう。

 

また、エビリファイLAIでうまくコントロールできている人たちは、レキサルティに替える根拠があるとすれば医療経済的なことが挙げられる。(生活保護の人。ただし自分の患者さんには生活保護でエビリファイLAIをしている人はいない)

 

問題はエビリファイ6㎎くらいで概ね落ち着いているが、たまに幻聴がある人。彼ら、忍容性などの関係でエビリファイの少量で良いものの十分な効果が得られていない人たちは、レキサルティに変更する価値があるが、どのくらいの量が適切なのか迷うところである。

 

上乗せの際に0.5錠は投与できるが、薬剤師さんが大変だろうとは思う。例えばこのような追加処方。

 

エビリファイ 24

レキサルティ 0.5

 

この組み合わせで、1週間後になんと効果が顕れているのである。この組み合わせだと、1㎎追加しても大差なかったかもしれない。しかし、この人はアカシジアが出ているのに仕方なくエビリファイを使っているような人なので少量から始めたのである。1週間後の経過が良かったので、思い切って2週間目には

 

エビリファイ 12

レキサルティ 1

 

としてみた。2週間後には幻聴が激減し日中の不機嫌やイライラ感が少なくなったという。また、外出できるようになった(今だから自宅で良いが、昔だとずっと入院しているレベル)。そして今は、

 

レキサルティ 2

 

でエビリファイを削除しているが、ちょっとした旅行もできるようになった。なにしろ家族が喜んでいる。これなどは1か月も経たずにけっこうスピーディーに変更したケースである。

 

このような人たちは良いが、他の人は用量や治療状態、副作用のあり方も様々なので複雑である。

 

思ったのは、エビリファイが最初発売された当時よりはるかに序盤に脱落しないこと。その理由はおそらく少量だとエビリファイほど強力にD2に関わらないからと思う。エビリファイは少量から始めると、強力なパーシャルアゴニストのためにかえって他の薬を効果を妨げ、賦活して混乱状態を生じる。その結果、処方の仕方次第で、しなくても良い失敗が起こる。

 

また、エビリファイのように他の薬の作用を操作しているようには見えない。だから序盤に失敗が起こりにくいんだと思う。

 

ポイント

レキサルティは少量では賦活が起こらず、そこそこ鎮静的である(鎮静というよりほぼニュートラル)。そのため、エビリファイより切り替え時も含め少量投与での失敗が起こりにくい。また、少量での幻聴などの陽性症状への作用はエビリファイより強い。そのようなことからテクニカル面で切り替えは順調に行きやすい。なお、少量投与時のアカシジアはエビリファイより明らかに少ない。

 

このようなことから、過去にエビリファイで失敗した人もレキサルティならうまくいくということも起こりうる。しかし失敗の内容も吟味すべきだろう(効果が足りないのか、副作用なのか、あるいは幻覚などの悪化なのか)

 

しかし不思議なことに、高用量になるとエビリファイの方がむしろ鎮静的である。エビリファイは少量賦活、高用量で鎮静だが、レキサルティの2㎎はそれほど鎮静的ではない。(幻聴への効果と鎮静は必要な薬理作用が異なる)。

 

レキサルティはエビリファイほどD2への親和性が高くないためにこのようなパラドックスが起こるのだろうか?と思った。

 

レキサルティを2㎎まで処方し副作用で脱落した人は今のところいない。2㎎でも病棟で他患者に迷惑をかけているとか、全然効果が足りていないために中止している。(基本的に入院でも単剤でできない薬はいったん中止すべきだと思う)。あるいは、レキサルティが4㎎まで使えるなら良かったのかもしれない。

 

特筆すべきこと。

レキサルティは、いずれ効果が不足して中止するような人でさえ、表情は改善している。そのあり方も、エビリファイのシャープな改善とは少し異なる柔和な表情である。ちょっと思ったのは、エビリファイは特に目の輝きを取り戻させる(顔の上半分)が、レキサルティは顔全体の表情を自然に改善している。

 

 

2018-05-14 18:03:27

なにかアピールするノラネコ

テーマ:動物(旅行以外)

 

たまに色々アピールするノラネコっていないか?

 

このネコはしきりにごろごろして、こちらの注意を引こうとしていた。

 

 

ゴロゴロの回転が早すぎて、ピンボケになるから・・

 

 

バレリーナの姿勢。

 

よく脚が伸びている。

 

 

口がニママ・・になっているのに注意。

 

これって、エサをくれということなのでしょうか?

 

 

ひとりきりアピールした後、無駄とわかったのか、ごろごろを止める。

 

しかし僕がエサをやらないのをすぐに忘れ、会うとまたするのよね。

 

肩に葉っぱが付いているから・・

2018-05-12 00:47:59

包み込むような処方

テーマ:オカルト、霊感

包み込むような処方とは、一般的用語ではなく個人的に使っている。「包み込むような」というのは、外来でうまく表現できなかったので偶然、言ったものだ。

 

「包み込むような」とは、処方が多い少ないとか、シンプル、シンプルではないといった次元ではなく、自然な感じで効いていて、本人も家族も友人も服用感が全くない状態を言う。

 

抗精神病薬は特にかなり用量を処方しても幻覚妄想が止まらないような時、「私は薬を飲んでいますよ」といった風になる。この逆の状態である。

 

従って、たとえエビリファイの24㎎を投薬していても、美しい状態なら「包み込むような」という表現がぴったりとくる。

 

なぜ薬物治療がうまくいかないかと言えば、投薬にスナップが効いていないからである。この場合、処方とは言わない。

 

たとえるなら、ボーリングでスーパーパワーでほぼ中央に投げても、真ん中はすっかり倒れているのに7番ピンと10番ピンが残っていたりする。いわゆる難しいスプリットである。

 

7番ピンが幻聴なら、10番ピンは妄想といったところであろう。

 

こうなってしまうと、2つ同時の治療が難しくなり、薬の量も増えるし種類も増える。その割に効果が上がらない。これこそ、「包み込むような」の逆である。

 

やった人ならわかるが、ボーリングは軽いボールでゆっくり投げてもストライクは取れる。

 

 

2018-05-08 18:25:28

精神科のジェネリック医薬品の考え方

テーマ:向精神薬

患者さんは安いのであれば後発医薬品(ジェネリック)でもよいと言う人の方が多い。実際、経験的にジェネリックに変更しても何ら変わりがないことの方が多いからである(多い言うよりほとんど全て)。

 

ところが医師に先発品信仰がある人たちが少なからずおり、先発品をできるだけ処方しようとする。それどころか先発品しか処方しないことをウリにしている病院、クリニックがあるほどである。

 

日本ジェネリック医薬品協会によると、

 

ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等なおくすりです。

 

とアナウンスしているが厳密には異なる。その理由は製造方法に特許があり迂回して製造するとか、剤型に特許があって異なる剤型で発売せねばならないからである。また賦形剤が異なっていることが多い。

 

僕の患者さんでハルシオンでは起こらないのに、トリアゾラムで中毒疹が出た人が2名いる。しかもそのうち1名は、まさかそんなことはないだろう?と思い、2か月後に再処方するとなんとまた出たのである。

 

なぜ1回失敗(ないし失敗したかもしれない)したものをまた処方したかというと、生活保護受給中で指導され、先発品が使いにくかったためである。

 

これは賦形剤の相違から生じた可能性が大きく、ジェネリックメーカーを変えたらあるいは出なかったかもしれない。しかし経営的にも数種類のジェネリックメーカーの同じ医薬品を準備することなどできない。

 

精神科のジェネリック医薬品は先発品とほとんど差異がないものと、相違が出やすいものがある。例えば、元々温和で副作用が少ないセロクエル(クエチアピン)やデパケン(バルプロ酸Na)は服用感の違いが患者さんに感じられにくく、また効果も差がないことが多い。

 

しかし抗不安作用にかかわる薬は眠剤も含め、微妙にイライラ感が出たり、服用感が悪かったりするようである。それでも20人に1人くらいなので、概ね95%はパスしている。

 

一部に先発品を求めて放浪している人たちがおり、うちの病院にもよく流れ着く。彼ら(彼女ら)は、ジェネリックで副作用らしきものが出たり、効果が不十分か、服用感が悪かったために先発品を求めているのである。

 

ソラナックス、ワイパックス、ハルシオン、ユーロジン、デパス、ジプレキサ、リスパダール、セロクエル、ルーラン、エビリファイ、レスリン、デプロメール、パキシル、ジェイゾロフトなどはそういう人たちのために先発品とジェネリックを両方準備している。しかしものによれば、先発品だけとかジェネリックだけのものもある。トロペロン、セレネースなどは、今はジェネリックしか扱っていない。

 

ここ5年くらいで最も驚いたのは、ジプレキサのジェネリック(オランザピン)で著しく幻覚妄想が悪化したケースである。これも生活保護なので変更せざるを得なかった。

 

オランザピンでは元々落ち着いていたのに、「自分は妊娠している」などの荒唐無稽な幻覚妄想が惹起するのである(本人は60歳くらい)。これはたまたまそう見えたのかもしれないと思い、3か月後に再トライしたところ、不思議なことに同じ幻覚妄想が出現した。それ以外の不穏状態、暴言、放浪なども悪化していたため、一時、従来に比べ2倍まで増量したものジェネリックではうまくコントロールができなかった。この患者さんはジプレキサに戻すと速やかに穏やかになった。この患者さんは訪問看護やデイケアでも診ていたので、その相違は十分というほどわかったのである。

 

ところが、この人以外のオランザピン処方の人たちは、ほぼ問題なく移行できている。

 

つまり、ジェネリックに変更して病状が悪化したり中毒疹が出る人は処方できないが、そうでない人はできるだけジェネリックに移行した方が良い。その理由は品質的にそこまで大きな差はないからである。

 

日本の医療費は年々増加しており、ジェネリック医薬品を積極的に使っていかないと、財政破綻に至りかねない状況にある。

 

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