築地市場移転とは、誰も責任を取らないテロ行為である
戦後長らく日本国民の多くは政治・政策に無関心であった。 先日TVでロシアの元大統領、ミハイル・ゴルバチョフ氏が言っていたことで「ごもっとも!」と思った言葉があった。 それは「国民が政治に無関心ということは、その政治や国がダメだということだ」と。 国政においては腐敗・腐臭漂う自民党・官僚組織・大企業の癒着による政策などで国民は、働けど働けど収入に見合った資産形成や生活が出来てこなかった。 いや、できているではないかというのは、そこでもう誤魔化されているわけである。 実際に日本が米国の奴隷ではなく、米国債購入やおもいやり予算、「官僚(公務員)のための納税(摂取)」がもっと少なければおそらく国民のほとんどが、今の中国(上海地域の金持ち)に負けない資産形成や生活ができていただろう。
最近は民主党次期代表選という政局でマスゴミは、これでもか!というくらい執拗に小沢氏の行動をチェックし批判を強めてきているが、それとはまた別に重要過ぎるほど重要な問題がツイッターなどでも議論されている。
それは東京を私物化している老害:石原慎太郎と猪瀬直樹が推し進める「築地市場の豊洲移転」である。
私も数日前からツイッターで、フリージャーナリストの岩上安身氏からの情報や、各方面からのつぶやきを読んでこの築地市場問題について詳細を頭に入れてきた。
その結果私が大変危惧しているのは、この築地市場移転後に起こる事として考えられるのは、地下鉄サリン事件の数万倍の被害を「全国民」が受けるかもしれないということである。
この築地市場の移転先「豊洲」の汚染状況を詳しく「ふじふじのフィルター 」様が本日付けでブログに書かれていたので1部転載する。
(転載貼り付け開始)
さて、今、ツィッター上では、築地市場豊洲移転問題が、熱い。
きっかけは、フリージャーナリスト岩上安身氏による築地移転問題に詳しいお三方へのインタビューがUstreamで配信されたことからで、これで問題点が明確になり、一気にツィッター上で問題意識が高まったことによる。
築地というと魚卸を主業とする東京都の公設市場なので、他県の私達には関係ないかに思われるが、日本各地から集荷しその取扱量は世界一であり、築地が転べば各地の生産者も転ぶと見て間違いなく、日本国民の食の安全・安定に直結した注目すべき問題であることが明確となった。以下、岩上氏によるお三方(坂巻氏、三國氏、小坂氏)へのインタビューでわかったことをまとめておきたい。
さて、築地移転のどこが問題なのか。大まかにまとめてみよう。
1、移転先の豊洲の土壌・水が有害物質に汚染されていること。
東京都は、築地が手狭で老朽化しているとして、豊洲への移転を進めようとしているが、その豊洲は、元東京ガス工場跡地で、ベンゼン、シアン、ヒ素、重金属(6価クロム、鉛)等に汚染されている。なお、東京都では、国が定めた土壌汚染対策法では、26種類の物質について調査が義務付けられているのに、調査対象物質を7種類に絞っている。第三者によるデータの再検証、現場への立ち入りすらも拒否している。
○なぜ、豊洲の東京ガス工場跡地がこのような有害物質で汚染されているのか
今は、インドネシアなどからの天然ガスに圧力を掛け液体にして運んでくるので、ガスにするには温度を上げればよいので、特に問題はないが、昭和 30年~40年代にかけてのガス工場では、石炭を蒸し焼きにしてガス(主に一酸化炭素)を取り出していたが、その副産物として、コールタール―ベンゼン、シアン、ヒ素、重金属類(鉛、6価クロム)と、有害な物質を排出し汚染のデパート状態となった。
○それぞれの毒性
◆ベンゼン・・・揮発性がある。発がん物質。動物実験でコールタールをウサギの耳に塗りつけてガンを発生させていた。環境基準の最大で4万3千倍検出。
◆シアン・・・青酸カリの主成分。ちょっとでも体の中に入ったら、ヘモグロビンとくっついて、その機能を失わせて、窒息させて、即効で死にいたる。検出されてはいけないが、検出限界の930倍検出。
◆ヒ素・・・急性だと、体の中のバランスを崩してバタバタと死ぬ。例・和歌山毒入りカレー事件。
◆6価クロム・・・慢性的中毒。呼吸器系に障害。
◆鉛・・・慢性的中毒。血液に入って代謝の阻害をする。
◆ベンゾ(a)ピレン・・・調査対象毒物26種類には入っていないが、発がん性がある。実際の濃度は公表値の115倍だった。
こうした毒物が、大量に検出されているが、坂巻氏は、むしろ、高い濃度で急性の被害は原因と結果がわかり始末がよい、問題は、非常に濃度として薄い微量の汚染物質が時間をかけて体に取り込まれていくことで、どういうネガティブな状況となるか知られていない、データがないことで、危険がない安全とみなして良いだろうという議論が起こってくることだとおっしゃる。汚染が長い時間をかけて体内に取り込まれて起きたイタイイタイ病や水俣病を教訓とすれば、食品・飲料水が絡むことについては、確実に安全であるといえない限り避けなければいけないとの予防原則の立場を坂巻氏は取るが、東京都では、危険とわかっていないのだから、あえてやかましくいう必要はないとの立場を取る。これは、壮大な人体実験が始まるということだろうと。
○豊洲では、汚染を埋め込めばいいではないかというが
コンクリートは水を通す。ビルを建てるにしても屋上は防水しないと上の階は水浸しになる。コンクリート、アスファルトでは、完全に水を止められない。
土を取り変えても、深いところにある汚染水・土壌が上がってくる。大きな地震での圧力でなくとも、自然の状態の中でも何らかの状態で上に出てくることがある。多摩に水が噴き上げて湧いているところがあるように。地中の細かい割れ目を伝わって地表へ水がわいてくる毛細管現象もある。地震では、砂と水が均等に混じっているところへ振動が起きると、砂と水にわかれる。砂は沈み水は上に上がる。液状化現象が起きる。
(転載終わり)
上記に出てくる坂巻氏の述べているように、問題は非常に濃度として薄い微量の汚染物質が時間をかけて体に取り込まれていくことが一番恐ろしいのである。 これは現在、食材として魚を食べている大人、子供に限らず、これから生まれてくる赤ちゃんも母親のお腹の中にいるころから毒物に少しずつ汚染され蓄積されていくことを意味する。 究極を言えば、1部の欲ボケ老害どものおかげで「日本民族」が壊滅状態にまでさらされる危険性もあるということだ。 もしそうなった場合(なる確率が高い)、誰が責任を取るのだ? これは「誰も責任を取らないテロ行為」そのものである。
謝って済む問題でもなく、金で保証すれば済む問題でもない。 第二次世界大戦時には、米軍が広島と長崎に原爆を落とし大量虐殺を行って今でも苦しんでいる人も多いのだが、この豊洲に移転した後に、多くの日本国民が微量の毒物が混じった魚を食べ続け、体に異変を起こし人々が死んだり後遺症を伴なえば、それは原爆以上の被害者数に及ぶだろう。 また猪瀬直樹などは「寿司屋は、スーパーから仕入れればよいではないか」とほざいているらしいじゃないか。
「ふじふじのフィルター」様の記事の最後にも書いてあるが、この築地移転後は地上げして1兆円の利権が見込まれているそうだ。 築地に群がる欲ボケ、老害、売国奴にとっては、まさしくこれが「目的」なのである。
「金」「金」「金」「金」。 彼らにとっては神道も仏教も道教も天皇も全て上辺だけ崇拝しているだけである。 彼らにとっては「金(マネー)」のみが唯一信じられるものであり、それで人々を抑えつけることを知っている。
石原慎太郎よ、お前は右翼ではなく「金欲」が本当の姿だ。
東京都民よ。 次期都知事選は絶対に石原慎太郎を再選させるべきではない。 同じく猪瀬直樹も引きづり落とすべきである。