西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)
<ニュース>

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神との対話28(軽減税率は謎かけ編)

-----
<登場人物>
神さまとお話ができる
(神さまの声が頭の中に響く)
女の子。年齢はヒミツ…
-----


新聞記事より:





ねえ、神さま。



「何だね?」



消費税が10%に引き上げられるのに

伴って、軽減税率が導入されますよね。



「そうだね。あなたにしては、

珍しく真面目な話題だ」




もちろんですよ。

消費税率が引き上げられてしまうのは

大問題ですから。



でも、新聞で読んだんですけど

消費税が8%に軽減されるケースが、

もはや“謎かけ”レベルで

ワケわかんないんですけど!



「まあ、そう感じる人が多い

だろうね」




これ、なんとかならないんですか?



「前にも言ったが、神である私は

あなたたちに自由を与えた。

好きなものを好きなように創造

できる自由をだ。

だから私はそこに口も手も出し

たりはしない」




はい……。

そこは理解しているつもりなん

ですが、実際に運用できるのかな

って心配になるくらい複雑すぎて…。



「あなたの本心としては、

こういうことだろう?」




え・・・?



「“政府の人たち、ちょっと

アタマ悪いんじゃないの?”」




どきっ。


まあ、神さまにはお見通し

ですよね。



「そうだ。私は全知全能だからね



そんな全知全能の神さまだからこそ、

この問題を解決する方法を

ご存知ではないかと思いまして…!



「あなたが問題だと言っているのは

複雑すぎることだろう。

軽減税率を導入する以上、無理だ」




えぇーっ、そうなんですか?



「この宇宙に存在する全てのものは

つながっている。

全ては1つなのだ。

それをどこかで線引きしようと

すること自体に無理があるのだよ」




・・・詳細プリーズです。



「よろしい。

例えば、あなたたちは“動物”と

“植物”という言葉を使っている。

しかし、そこに境目などないのだよ」




え、ないんですか?

だって、動物は動くけど、

植物は動かないですよ!



「典型的な動物や植物を例にするならば

そういう特徴はあるだろう。

しかし、究極的には境目はないのだよ。

例えば、“サンゴ礁”は動物と植物の

どっちかね?」




植物ですよね?



「いや、あなたたちの分類では

動物だよ」




えっ、動物なんですか!?



「他にも例えば“食虫植物”という

虫を消化してしまう植物も、動物と

植物の間にいるね。

まあ別に、あなたたちの専門家が

サンゴ礁をどちらに分類しようと、

あなたがサンゴ礁をどちらだと思おうが、

神である私には関係ないのだ。

全ては1つという真実が存在する

だけなのだから」




そうなんですね……。

でも、もうちょっとうまい

線の引き方みたいなものを

神さまならご存知ありませんか?



「うーん……。

これから導入される基準は

なんだったかな?」




1つは“酒類・外食を除く飲食料品”

が軽減税率の対象となります。



「そう、“酒”とそれ以外の飲み物を

分けるから、“みりん”がややこしい

ことになるのだ」




でもだったら、みりんは特例として

8%にしたらいいじゃないですか。



「では、料理酒として売られている

日本酒はどうだろう?

ちなみに、アルコール依存症の患者は

非常にリーズナブルな料理酒や、

場合によっては、みりんにも手を出して

しまうことを知っているかな?」




なるほど……。

そう考えるとお酒になってしまうから、

8%に軽減はしづらいですね……。



「それが線引きの難しさなのだよ。

“飲食料品”と定義するから、水道水は

10%で、ミネラルウォーターは8%に

なってしまう。

また、“外食以外”なんて言うから

イートインとか、食べ残しの持ち帰り

なんてややこしい話が出てしまうのだ」




じゃあ、もうちょっと生活に即した形で

例えば“生活必需品”を軽減すると

いうのはできないんでしょうか?



「それはもっと大変だよ」



そうなんですか…。



「なぜなら、何が生活必需品なのかを

定義しないといけなくなるからね。

簡単な例を挙げるなら、メガネはどう

だろう?」




必要そうに思えますけど。



「じゃあ、伊達メガネは?」



要りません。



「コンタクトレンズ」



必要だと思います。



「じゃあ、サングラスは?

カラコンは?」




うっ。

微妙ですね。



「そうだろう。視覚が敏感過ぎる人に

とっては、サングラスは欠かせない

だろうが、一般的な人にとっては

必需品とまでは言えないだろうね。

他にも化粧品とかね」




絶対必要です。



「女性はそう思う人が多いだろうね。

でも、化粧水とファンデ、口紅や

マスカラを同じように扱ってよいの

だろうか?

また、男性用の化粧品はどうだろう?」




もし、ファンデとか口紅、男性化粧品は

生活必需品じゃないって、政府が定義

したら大変なことになりそうですね…。



「なかなか察しが良いじゃないか」



えへん。



「だから、シンプルにしたければ、

軽減税率をやめるのが一番だろうね」




そっか、神さまは、軽減税率の導入に

反対なんですね。



「いや、そうではない。先ほども言った

が、私はあなたたちに自由を与えた。

だから神である私は、賛成も反対も

しない。求められれば、今している

ように情報を提供することはあるがね。

あなたたちがやろうとしている線引きは

この宇宙の仕組みから考えると大変な

ことなのだ。

本来、全ては1つなのだからね」




政府の人たちが、頭が悪いわけではない

ことは分かりました。


でも……

線引きなんて、いつもやっていること

じゃないんですか?

高齢者だけでなく、後期高齢者という

言葉もいつの間にかできましたし、

子ども手当は“子ども”って線引き

しているわけだし……。


なんかうまく質問できないんですけど

なんで消費税の時だけこんなに問題に

なるんでしょうか?



「いい質問だ。

なかなか鋭いポイントを突くね」




えへん。



「その答えは、“税金”だからだよ。

“犯罪”と比較したら分かりやすい

だろう。例えば、ある人が他人を刺して

殺してしまったとしよう。

罪には例えば殺人罪、傷害致死罪、

過失致死罪などがあるが、その人の

罪と量刑、刑期は、様々な調査や

何回もの裁判を経て、時間をかけて

決定される。

たくさんの線引きがなされている中で、

“どこに属するか”を、すぐに決める

ことは困難だからね」




はい、ここまでは理解しました。



「でも、税金はどうだろう?

客が商品を買うタイミングで、

税金が8%なのか10%なのかが

決まっていないとマズイだろう。

“どこに属するか”を最初から

細かく決めておかざるを得ないのだ。


だから、全ては1つであるという

宇宙の本質が浮かび上がる。

線引きをしようとすることで、

物事が複雑化してしまうのは

避けられないことなのだよ」



(※これはあくまでもパロディーです)
 

神との対話パロディー<目次>


(※これは、あくまでもパロディーです。
  私ロイには、声が聞こえたり、何かが見える・・・みたいなことは一切ありませんので。)



神との対話(ムダ毛編)

西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)





神との対話2(どうなんでしょう編)

西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話2(どうなんでしょう編)




神との対話3(こんな人を見た編)

西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話3(こんな人を見た編)




神との対話4(それなりに多くの人編)

西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)





神との対話5(録画ミス編)

西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話(録画ミス編)




神との対話6(花粉どーする?編)

西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話(花粉どーする?編)




神との対話7(座席占領編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話パロディー(座席占領編)





神との対話8(電車でケータイ編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話8(電車でケータイ編)




神との対話9(存亡の危機編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話9(存亡の危機編)




神との対話10(あくま登場編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話10(あくま登場編)




神との対話11(他人は見てくれてる?編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話11(他人は見てくれてる?編)




神との対話12(タバコ編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話パロディー12(タバコ編)




神との対話13(中国反日デモ編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話パロディー13(中国反日デモ編)




神との対話14(優先席編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話14(優先席編)




神との対話15(私にだけ返事がない編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話パロディー15(私にだけ返事がない編)




神との対話16(期待した自分がバカだった編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)-神との対話パロディー16(期待した自分がバカだった編)




神との対話17(アベノミクス編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)




神との対話18(フォアグラ編)


西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)




神との対話19(キミじゃなきゃダメなんだ編)


神との対話19(キミじゃなきゃダメなんだ編)




神との対話20(雨。もう、うんざり編)






神との対話21(日本サッカー出直せ編)






神との対話22(この4年間は間違っていたのか編)


神との対話パロディー22



神との対話23(五百枝杉との対話編)


五百枝杉@幣立神宮



神との対話24(清原逮捕編)






神との対話25(東京オリンピック裏金問題編)


神との対話25(東京オリンピック裏金問題編)




神との対話26(神の最高傑作編)


神との対話26(神の最高傑作編)



神との対話27(ボクシング体重超過編)






神との対話28(軽減税率は謎かけ編)





神との対話27(ボクシング体重超過編)

スポーツ新聞の記事より:

 

 

 

 

ねえ、神さま。



「何だね?」



“バチ”って本当に“当たる”んですか?

“天罰”ってあるんですか?



「どうしたんだね?

ヤブからスティックに」




か…、神さま、久しぶりの登場で、

いきなりルー語のボケですか…!?

ちょっとリアクションが……

ディフィカルトなんですけど。



「ユーなら、なんとかレシーブして

くれると思っていたよ。

で、“バチが当たる”って何の話だね?」




こないだのボクシングなんですけど、

比嘉大吾選手が負けてしまいましたよね。

その少し前には、ネリって選手が大幅な

体重超過をして、引退の花道を飾るはず

だった山中選手の最後の試合を

台無しにしちゃったじゃないですか。

それに対して、世の中に「許せない」

みたいな空気がありましたけど。


でも、今度は比嘉選手まで体重超過を

しちゃうなんて、信じられないんですよ。



「確かに、1年近く前にも、比嘉選手の

対戦相手が体重超過をしていたね

あの時も具志堅会長は激怒していたようだ」




なんか、うまく説明できないんですけど

一種の“天罰”か何かじゃないかって

気がしてしまうんですよ。
 

 


「なるほど。

相撲界でも先日、貴乃花親方の事件が

あったね」




そうです! ありましたね。

部屋の弟子が、横綱から暴行を受けた

からって、すごい事件になっていましたね。

でも、別の弟子が暴行を働いたことで、

親方は手のひらを一気に返して……。


そっか・・・。

やっぱり“バチは当たる”んですね。



「・・・・・」



そうかー、やっぱり。

あー、怖い、怖い!

私は慎ましく生きていこうっと。



「・・・・・」



・・・あれ、神さま?

どうして、何も言ってくれないのですか?



「あなたがそう思いたいならば、

それで良いからだよ」




え、“バチは当たる”ものなんですよね?

ボクシングの件も、相撲の事件も、

そういうことなんじゃないんですか?



「だから、あなたがそう思いたいならば、

そう思えば良いのだよ」




え、そうじゃないんですか?



「そうじゃないと思えば、そうじゃない。

だいぶ前の話だから、忘れてしまったの

かもしれないが、神である私がしている

ことは…」




あー、思い出しました!

肩こりを治す、磁力の「あれ」を

貼ってくれるんですよね。



「前にもやったよね。このボケ」



(小声で)いや、だいぶ前で、みんな

もう忘れているから大丈夫です。




(小声で)「なるほど、そうか」



「いやいや、ピップエレキバン

じゃないからね。太鼓判だよ。

太鼓判を押して回ることが、神である

私がしていることなのだよ」




そうでした、そうでした!

つまり、“バチが当たる”と思いたい

なら思えばいい、ということですね。



「その通りだ」



うーん、仮に“バチなんて当たらない”

として、でも、明らかに、何かが

起こっていますよね。


これが“天罰”でなければ一体

何なんですか?



「私が創った宇宙の理(ことわり)に

従って物事が起こっているだけなのだ」




どんなルールなんですか?



「この世の中には、自分も他人もない

のだよ。全ては1つだ」




いやいや、自分は自分ですよね。



「別にあなたが、それを“自分”だと

思いたいなら、それで良いのだ。

私はそれに太鼓判を押す。

何なら大サービスで、ピップ

エレキバンまで貼ってあげよう。


しかし、そもそも生まれたばかりの

赤ん坊は、自分という概念さえも

持っていないのだ」




え、そうなんですか!?



「そう。赤ん坊は“全てが1つ”、

もしくは“何も存在しない”ところ

がスタートなのだよ。

そこから、様々な経験を通じて、

“自分”という概念を自分なりに

創り出しているだけなのだ」




では、正しい「自分」って

何なのでしょうか?



「今あなたが思っている“自分”も

正しいよ。ただね、“自分”というもの

の定義は、他にも無限に存在して、

それらも全て正しいのだ。

そして究極的には、自分も他人もなく、

全ては1つなのだよ。

つまり、他者を攻撃することは、

自分自身を攻撃しているようなものなのだ」




えっ? どういうことですか?



「自分が他者に対してしたことは、

自分に対しても降りかかる、

ということだ。

他者を激しく非難することは、

自分を非難しているも同然なのだ。

今回はどちらのケースにおいても、

その非難が時間をおいて自分に

戻ってきた分かりやすい事例だと

考えるといいだろう」




じゃあ、他人を非難しちゃダメなんですね。



「そう思いたいなら、太鼓判を押して

 

あげよう」



え、他人を非難してもいいんですか?



「私はあなたたちを自由な存在

として創った。だから、やりたい

ことをやりたいようにやればいい」




でも、“バチが当たる”んだったら、

ダメだって言われている気がするんですけど。



「物事を“良い悪い”で考えようと

するのは、あなたをはじめとする

多くの人類が抱える課題かもしれないね。


他者に感謝や貢献をしたり、深い愛情を

注ぐ生き方をしていれば、もちろんそれも

めぐり巡って自分に返ってくるのだよ。

波動の低いことをするから、低い波動が

戻ってくるだけの話であって、そもそも

あなたが植えた種なのだ。

それを“バチが当たった”とか

“良くない”などと考えるのも自由だ。


ただ、ぜひ覚えておくと良いのは、

全ての出来事は、あなたが本当の自分に

気づくチャンスとして起こっている――

ということだ。


暴力や体重超過を“ダメだ!”と言う

のは簡単だが、物事はそんなに単純

ではないのだよ。

どこまでが良くて、どこからがダメなのか。

そこをよく考え直すチャンスなのだ。



また、そこで相手を激しく非難したり、

平和的な話し合いに応じなかったことが

自分らしい行動だったのかを見つめる

チャンスでもある。


他人に悪口を言う人であっても、

悪口を言われることは、嬉しいとは

思わないだろう。

つまり、自分がされて嬉しくないことを、

他者に対してしてしまっていることに

気づくチャンスでもあるのだ」




でも・・・暴力を振るわれたりしたこと

に対して、非難するのもダメなんですか?



「何もダメなことはない。お互いに、

低い波動のやり取りをしているだけだ。

それを続けたければ続ければよい」




それはつまり、波動高く生きたければ、

暴力を振るわれても、相手を許せ

ということですか?


そんなの無理ですよ!



「無理だと思うなら、それで良い

ではないか。私はその選択を尊重し、

太鼓判を押そう。

ただし、人間の歴史はずっと

その繰り返しなのだよ。


とても悲しい例えかもしれないが、

運悪く、大事な人が殺されたとしよう。

その報復として殺人が行なわれ、

また報復、そして報復……という風に

恨みが延々と続くのだ。

そのような血塗られた歴史が、

地球の至るところにあり、今でも

世界各地で紛争が続いているね。

お互いに全滅してしまう前に、

歴史から学ぶことができたなら……

と、神である私もただ祈るのみだよ」




えー、あなた神さまですよね。

なんとかしてくださいよ!



「繰り返すが、私はあなたたちを

自由な存在として創った。

親という漢字は“木の上に立って見る”

 

と書くが、それと同じようなものだ。

あれは良い、これはダメ……などと

いちいち手出しをしたら、それは

自由を与えているとは言わないだろう」




それはそうですけど…、

どうやったら私たち人類はもっと平和で

幸せに生きられるんですか?



「だから私はここで、あなたの問いに

答える形で、もっと平和で幸せに生きる

ための知恵を授けているのだ。


究極的には、他人など存在しない。

しかしあなた方は、自分と他人を分けて

考えている。

そしてお互いに、いがみ合ったり、

敵だと思ったりしているのだ。


あなたが“自分”と呼んでいるものが、

1本の手の“人差し指”だとすると、

“他人”は同じ手の“中指”のようなものだ。

全てが1つというのは、より大きな存在

の一部であり、運命共同体だということだ。

だから“他人”に対してしたことは、

どんなことであれ、必ずあなたに返って

くるのだ。

お互いに傷つけあって、誰が得するのかね?」




なるほど。

その例えで納得できました。

でも・・・



「なんだね?」



うーん……、中指から攻撃されたなら、

人差し指は一体どうしたらよいんでしょうか?



「それを考える前にまず、自分からは

攻撃しないことを考えたらどうだろう。

あなた方は、相手から全く攻撃をされて

いない時であっても、頻繁に相手を

攻撃をしているんだよ」




えっ、そうなんですか!?



「“他人への非難”はその最たるものだ。

例えば力士が暴力をふるったり、プロの

ボクサーが体重超過をすることなどは、

もちろん褒められたことではないだろう。

しかし、それに対する罰は、刑事もしくは

民事上の事件、もしくは、そのスポーツの

ルールにのっとって処理されるだろうし、

それとは別に、宇宙の理に従って、

あなたの言う“バチ”に近いものが

そのうち降りかかるだろう。


しかしあなた方は、それでは飽き足り

ないのか、とにかく、それで済ます

ことはせずに“非難”を始める。

全く無関係の人たちが、ここぞとばかり

に一斉攻撃を行なうのだ。


もちろん、非難される者も、元はといえば

他人を非難していたりするから、

それが返ってきただけとも言える。

しかし、そのニュースを見聞きしただけの

全く無関係の人たちが、いきなり攻撃を

始めるのだ。


さっき、世界各地の紛争の話を例に出し

たが、あなたたちが平和だと思っている

日本であっても、図式は全く同じなのだよ。

特に最近は、ヘマをしてしまった者に

対する風当たりがものすごく強くて、

ネットで総叩きにあったりするね。


まず、そういう攻撃をやめるのはどう

だろう?

そういう“ヘマ”を犯した人は、

あなたが避けたい失敗を、代わりに

やってくれた人なのだ。

失敗する姿を見せてくれることで、

本当のあなたに気づくチャンスを

くれた“恩人”とも言える。

だから本当は、気づかせてくれている

ことに対して、その人に感謝する方が

健全だろう。


しかし、人類の多くはそこで、

正義を振りかざして、“恩人”を

攻撃してしまう。

その人は、あなたのことを何も

攻撃などしていないのにだ。


だから、もし平和で幸せに生きたいの

ならば、まずは攻撃をやめてみる努力

をすることだ。そうしたら、結果として

攻撃されることも減るのだから。

自分も他人もなく、全ては1つなの

だからね」



(※これはあくまでもパロディーです)

神との対話26(神の最高傑作編)

 

grapeのニュース記事より:

 

 

 

 

ねえ、神さま。



「なんだね?」



こ、この頭の中に響く声は…!

神さま、お久しぶりでございます!



「やあ、久しぶりだね。

元気そうで何よりだよ。」




答えてくださらないかもしれないと

思っていました。

お久しぶりに、神さまとお話ができて

チョー嬉しいです。



「私も嬉しいよ。」



ところで、神さま。



「なんだね。」



こんな新聞記事を読んだのですが、

この人は神さまの“最高傑作”

なのでしょうか?



「もしそうだとしたら、なんなのかね?」



あぁ、やっぱりそうなんですね!

そっかー、やっぱりそうだよねー。


彼はチョー頭がいいし、イケメンだし、

天は二物を与えちゃうんですねー。。。



「……あのぉ……」



それに引きかえ、私ときたら・・・

頭はあまりよくないし、顔は悪いわけでは

ないけど、絶世の美人というわけではないし、

最近は彼氏もできないし・・・ぐすん・・・



「私はもし……としか言ってないん

だけど……」




はっ。

……ということは、私は神さまにとって

一体どういう作品なのかしら……?



「ちょっと!」



はい?



「私は“そうだ”とは一言も言っていないよ。

“もしそうだとしたら”と言っただけだ。」




あれ?

まぁ、細かいことはいいじゃないですか。



「・・・(汗)」



神さまにとって、私は一体、

どういう作・・・


ん? 待てよ・・・

この質問、答えを聞くのが

ちょっと恐いかも・・・。



「あなたは、私にそんな質問をして、

一体何がしたいのかね?」




何がしたいって……客観的に、

自分の位置を知りたいだけです。

でも、下の方だったら……と思うと

恐いのでやめておこうと。



「上の方にいるから安心しなさい。」



えっ!!!

ホントですか!?



「私がウソをつくと思うのかね?」



だって、ウソを創ったのは、

神さまですよね?



「確かにその通りだが、私はウソは

つかない。真実しか言わないよ。

ウソなんて、つく必要性が私には

ないからね。ただし……」




た…、ただし?



「この宇宙の真実は、言葉では

表現しきれないのだよ。」




どういうことですか?



「始まりは終わりであり、

右は左であり、上は下だ。

そして全ては別々であり、

全ては一つだ。

それがこの宇宙の真実なのだよ。」




ま、全く意味が分からないです……。



「先ほどのあなたの順位で言えば、

上にいるし、下にもいる。」




え、下なんですか?

さっき、上だって仰いましたよね?



「だから、上は下であり、

全ては一つなのだ。」




でも、東大の彼は、

神さまの最高傑作なんですよね?



「その通りだ。

でも、あなたの考える“最高傑作”は

私の言う“最高傑作”とは全くの別物

なのだよ。」




え、違うんですか?



「あなたは、神である私を

冒涜(ぼうとく)していることに

気がついているかね?」




冒涜?

いやいや、めっそうもない。

いきなり何をおっしゃるんですか。



「あなたは、最高傑作の他に、

駄作や失敗作が存在すると

思っているね?」




そうですよ。

私は駄作なんかじゃない、と

信じたいです。



「あなたは、全知全能の神である

私にも失敗することがあると

信じているのだ。

神に対するなんという冒涜だろう。」




え?

そんなつもりは……。



「そうだろう。

そんなつもりがないのは知っているよ。

でもあなたは、全知全能の私が

失敗して、駄作を生み出すことが

あると思っているのだ。」




ない、という理解でよろしい

のでしょうか?



「あるわけがなかろう。

私、失敗しないので。」




ドクターXですか!



「彼女も私の最高傑作だね。」



でも、あれはドラマの

キャラクターでは?



「私はあなたたちと違って、

現実なのかそうでないのかによって

線引きはしない。どちらもこの宇宙に

立派に存在しているのだから。


まあ、それはおいといて、あなたが

1つ考えると良いことがある。」




はい、一体なんでしょうか?



「もし神である私が、あなたのことを

“最高傑作だ”と言ったならば、

あなたはそれを信じられるかな?」




ウッソー!

まさか、私が最高傑作だなんて、

そんなことあるはずないじゃない

ですかー。



「私はウソを言わないのだがね。」



あはは、“ウソ”は言わないけど、

“冗談”は言うっていうオチですよね。

こりゃ“傑作”だー。



あっ、それとも・・・

新手の「モニタリング」!?


親の言うことを聞かない子どもでも、

飼っている犬がしゃべりだしたら

言うことを信じて聞くか、みたいなのが

TBSの番組でありましたよね。


きっとこれは、大人だったら、

神さまの言うことなら信じるのか、

みたいなモニタリング……という

ことは、どこかに隠しカメラが!





……こんなリアクションでいかがでしょうか?



「コントとしては、悪くはないが、

私は冗談を言っているわけでもない。

ただ、モニタリングという考え方は

いいね。」




え、いいんですか?



「さきほど私は、現実とそうでない

ものを区別しないと言ったが、

実はあなたがたの脳もそうなのだよ。」




あ、なんか自己啓発の本に書いて

ありました。



「つまりだ、実際に最高傑作か

どうかは分からなくても、

“もし最高傑作だったなら”

と考えたら、あなたの脳にとっては

現実と同じなのだよ。」




でも、実際には、私は最高傑作

などではないんですよね?



「では真実を伝えようか。

あなたは私の最高傑作だ。

私の言うことが信じられるかい?」




いえいえ、ご冗談を。

私はそんなに能力が高くないし、

器量もよくありません。



「神の最高傑作は、能力が高くて

器量が良くないといけないのかね?」




違うんですか?



「あなたは全くもって勘違いしている。

自分が宿している素晴らしさに

目を向けず、表面的な、それも

ほんの一部の能力だけを他人と比べ、

一喜一憂しているのだ。

あなたはこの宇宙で、かけがえのない

最高傑作なのだよ。


そしてあなたが最高傑作である事実は、

それ以外の人たちが最高傑作でない

ことを意味しない。

ここもあなたが勘違いしているところだ。

この宇宙に存在する、ありとあらゆる

全ては、神である私の最高傑作なのだ。

東大の彼も最高傑作だが、あなたも、

そして全ての人が、私の最高傑作

なのだよ。」




なかなか信じがたいのですが、

ホントにホントですか?



「ホントにホントだよ。

私、失敗しないので。」



(※これはあくまでもパロディーです)

 

リクナビNEXTジャーナルでの連載スタート!

社会人のための転職サイト、リクナビNEXTの

情報サイト「リクナビNEXTジャーナル」で

英語学習に関するコラムの連載が始まりました。

 

第1回目は

英語学習で8割の結果が出る「たった1つの要素」とは?

というテーマで書かせていただきました。

 

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