神との対話2(どうなんでしょう編) | 西澤ロイ(コトバの宇宙探検家)

神との対話2(どうなんでしょう編)

電車で見かけた車内広告より:


神との対話2(どうなんでしょう編)


神さま、どうなんでしょう?



神様「・・・」



ねぇ、神さま、どうなんでしょう!?



神様「知らないよ。自分で決めることだな。」



え、それって冷たくありません?



神様「私はあなたからの質問にわざわざ答えてあげていて、

   さらに真実を教えてあげているのに、それを冷たいだなんて

   ずいぶんな言い草だね。」



ごめんなさい。私の質問に答えてくださってありがとうございます。

で、神さま、実際のところどうなんでしょうか?



神様「知らないよ。自分で決めることだな。」



うそ、やっぱり冷たいですよ。

知らないってどういうことですか?

あなたは全知全能の神さまでしょ?

神さまが知らないなんておかしくありませんか!?



神様「いかにも私は全知全能だし、あなたの考えもすべてお見通しだ。

   しかし私は、あなたに自由を与えた。

   全てを決める自由だ。

   だから、何かを良いと思ったり、悪いと思ったり、問題だと思うのも

   全てあなたの自由だ。

   そして、あなたがこのことについて自分の考えを決めていない以上、

   あなたが最終的に何を選ぶか私は知らないのだよ。

   だから自分で自由に決めることだな。」



分かりました。

じゃあ、神さまのおススメを教えて下さい。



神様「おススメというのは、あなたにとって良いものという意味だろう?」



はい、そうです。



神様「あなたが自分にとって何が良いかを決めていない以上、何もおススメする

   ことはできないのだよ。」



そんなケチなこと言わないで、何かを勧めて下さいよ。



神様「・・・」



ねぇー、神さま♪

お・ね・が・い!



神様「わかったよ。では、私からのおススメは2つある。」



はい、それを待ってたんです!



神様「1つはお手入れ方法を変えること、そしてもう1つは変えないことだ。」



えー。

すごく不親切なアドバイスに聞こえるんですが・・・



神様「私は不親切なのではなく、親切に答えてあげているよ。

   また、冷たいのではなく、あなたのことを温かく見守っている。

   私の答えが不親切に感じるのは、そもそもあなたの質問が不親切だからだ。

   答えというのは、質問を映す鏡のようなものだからね。」



(※これはあくまでもパロディーです)