http://mainichi.jp/opinion/news/20120418k0000m070194000c.html
からの引用です。
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余録:静岡県の管轄だった伊豆諸島が太政官布告によって…
毎日新聞 2012年04月18日 01時40分
静岡県の管轄だった伊豆諸島が太政官布告によって東京府に編入されたのは
1878(明治11)年1月だった。
2年後には日本の領有が列強に認められた小笠原諸島が内務省から東京府に移管された
▲伊豆諸島の移管は東京と結びつきの強かった島民生活を考慮したのだが、
小笠原ともども軍事上の配慮もあったといわれる。
これで東京は広大な海洋に多数の島しょを持つことになった。
現在の日本の東端である南鳥島も、南端である沖ノ鳥島も東京都に属している
▲ならば日本の西方海域に島を持ってもいいじゃないか、と思ったかどうかは知らない。
訪米中の石原慎太郎東京都知事が沖縄県石垣市の尖閣諸島を民間人所有者から買い取るという
仰天宣言である。
知事の口ぶりでは、すでに地権者と大筋の合意ができているらしい
▲むろん同諸島の領有権を主張する中国への対抗策だ。
知事は「東京が尖閣諸島を守る」、つまり国になり代わっての土地購入だと高言した。
背景には日本の実効支配を脅かす最近の中国の動きへのいら立ちもあろう。
だがこの話、都民はおろか都庁幹部も初耳だった
▲どうみても国の役目である領土保全に都民の税金を使うことになる構想だ。
都議会も簡単に納得すまい。
一方、対中関係での尖閣諸島領有の争点化を避けたい政府は、
外相が「現に我が国は有効に支配している」と述べ、
官房長官は「必要なら国が買う」と応じた
▲海洋進出を強める中国に対抗する東京都の意外な海洋進出である。
さてそれで日本の外交的ポジションは強まるのか、
それとも対外姿勢をめぐる混乱を周辺諸国にさらけ出すだけに終わるのか。
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石原知事の尖閣買い取り表明を”仰天宣言”などと言っています。
尖閣買い取りが、とんでもないことだという印象を与えようという意図が見えます。
>国になり代わっての土地購入だと高言した
高言?
「高言」とは「偉そうに言う」という意味です。
完全に石原知事の発言を否定的にとらえています。
>どうみても国の役目である領土保全に都民の税金を使うことになる構想だ。
領土保全に都民の税金を使って何が悪いんでしょう?
>都議会も簡単に納得すまい
もし納得しないなら、そんな都議はクビにすべきですね。
領土保全は本来、都ではなく、国がやるべきことです。
しかし、国が今まで中国の行動を野放しにしてきたから、
「国には任せておけない」
と石原知事は思ったのでしょう。
この記事を書いた人物は、石原知事が動いたら、尖閣買い取りが実現しかねないと思い、
「都ではなく国がやるべきだ」
と一見もっともらしいことを言いながら、
国は何もやらないだろうから、国に任せるべきだ、と言っているのでしょう。
”関連記事”を見れば、察しがつきます。
尖閣諸島:石原知事「購入は日本全体のため」(2012年4月18日 8時9分)
尖閣諸島:石原知事発言…日中関係改善にまた難題(2012年4月17日 19時52分)
尖閣諸島:石原知事発言…中国反発は必至(2012年4月17日 19時14分)
沖縄・尖閣諸島:石原知事「都が購入」 中国の反発必至(2012年4月17日 16時25分)
関連記事4つのうち、批判的なものが3つです。
今は、ちょっと違うようですが、私がアクセスしたときは、
上記のような関連記事が掲載されていました。
尖閣諸島:石原知事「購入は日本全体のため」
を見てみましょう。
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訪米中の石原慎太郎東京都知事は17日、
東京都による沖縄県・尖閣諸島の買い取り方針について
「(島周辺で)漁業資源開発をやればいい。日本全体のためになる」と意義を強調した。
ワシントン市内で記者団に語った。
同諸島の領有権を主張し、漁業監視船を派遣する中国の対応をめぐっては
「半分宣戦布告みたいなものだ。(日本)政府にしっかりしてもらいたい」と重ねて批判した。
藤村修官房長官が国有化の可能性に言及したことについては
「さっさとやればよかった。こちらはもう(地権者との)取引が終わる」と指摘するにとどめた。(共同)
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石原発言を否定はしていませんが、肯定もしていません。
冒頭で引用した記事を含めると、
否定4
肯定0
ということになります。
毎日新聞としては、
「尖閣買い取りは、中国を刺激するからやめろ」
「領土保全は国がやるべきことだから、都は口を出すな」
と主張することで、石原知事の動きを封じ、
(国が何もしないことはわかっているから)
国に下駄を預けることで、中国に尖閣を渡そうという魂胆なのでしょう。
”中国を刺激しなければ平和は保たれる”
と思っているなら、完全にバカです。
何もしなければ、武力で占領するなり、買い取るなりして、中国の物になることは確実です。
毎日がやっていることは、中国に尖閣を渡すための手伝いに他なりません。
『軍事研究』2011年2月号によると、
>中国の軍事教義の基本には、「非情なまでに勝つために手段を選ばない」
>「負ける戦いはなりふり構わず避ける」とある。
ということですから、
中国への対処の仕方は
”中国より強い力をもつこと”
これに尽きるわけです。
中国に「日本と戦っても勝てない」と思わせるだけの戦力を整えることです。
あるいは、
「日本と戦って勝っても損害が大きすぎて割りに合わない」
と思わせるだけの戦力を持つこと、
これが基本です。
それだけの戦力をもっていれば、
日本との戦いを”なりふり構わず”避けてくれるのです。
”中国を刺激しない”
ことは、これとは全く逆であることがわかると思います。
毎日新聞などがやっている”印象操作”は、
”あるべき中国への対処の仕方”とは、正反対のことです。
日本の国益に反し、中国を利するためのものなのです。
毎日新聞東京本社
ウィキペディアより転載
もはや”媚中派変態新聞”であることは明白
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