【お詫び】 受動態が存在しない動詞があるんです。 【das Passiv】 | Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

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ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。

Guten Abend (Tag)!

先週は、「Zustandpassiv」(状態受動)についてやりました。

詳しくは、コチラ。
お湯は、「沸かしている」のか、「沸いた」のか言い分けられますか? 【Zustandpassiv】
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11755872003.html



今日の本題に入る前に、
Sakuraの音読をしてくださいね。

【Lektion 11-2】 Was wird gekockt?
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11755145814.html



例文、変わっていませんでしたか?

というのも、
謝らないといけないことがあるんです。

実は、
「受動態にならない動詞」があるにも関わらず、
受動態にして例文を書いてしまっていたんです。

具体的には、「lassen+動詞の原形」が問題だったんです。

そのため、該当の箇所の表現を、動詞の原形の表現に変えました。
(料理本ではよくある表現です。)

本当にスミマセン。



お詫びとして、

受動態にならない動詞の例をまとめました。


これで何卒、ご容赦ください。m(u_u)m





Vorsicht!! Kein Passiv!!


1:「助動詞単独」

zB: Ich kann Deutsch.

これは受動態にしようものなら、意味不明な文になります。

注意して欲しいのは、「助動詞」自体の話です。


「助動詞」で意味を添えることはできますよ。例えば…

○ Alles muss gegessen werden.

これはあくまで、「essen」が「受動態」になっている正しい文ですよ。
気をつけてくださいね。
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11755790979.html


2:動詞が「動詞の原形(Inf)」とセットで使われている場合

zB: Ich lasse ihn die Haare schneiden.

「lassen+動詞の原形」「sehen+動詞の原形」「hören+動詞の原形」「fühlen+動詞の原形」
あたりが代表例です。

何故かと言うと、
「lasssen」の「対格(Akk.4格)」なのか、「schneiden」の「対格(Akk.4格)」なのか、
訳が分からなくなるんですね。

もっとも、「lassen」自体がややこしい動詞なので、
基本的な意味については、コチラをご覧ください。
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11560538144.html



3:再帰代名詞が必要な場合「sich+動詞」

zB: Ich beeile mich.
zB: Ich rasiere mich.


要は、「sich」がくっつく動詞です。
自分に行為が帰ってくるのに、「受身」はありえない話です。
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11574294691.html

「sich waschen」は、ダメですが、
「Das wird gewaschen.」は、大丈夫ですね。

あと、感情に関わる動詞は、大体アウトです。



4:「haben」「bekommen」など、所持に関わるもの

これらの動詞は、「誰が」持つのかが非常に重要なので、絶対に「能動態」です。



5:「Spaß machen」みたいな特定の組み合わせの表現

おいおいやっていきますが、
この手の定型表現は、「受動態」にしたら意味不明になります。
ちゃんと、「能動態」で使いましょう。



6:「kosten」「gelten」「kennen」

この例にないものでは、差し当たりこの3つを抑えておけば大丈夫です。



今日はこれで、勘弁してもらえれば幸いです。


明日は気を取り直してやります。

「von」だけじゃない!受動態とよく出てくる前置詞の使い分け 【das Passiv】
http://ameblo.jp/kantan-doitsugo/entry-11759396424.html



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