「長崎市グループホーム火災 加湿器が火災原因か TDK社長が謝罪」
2月8日、長崎市のグループホーム火災は、リコール対象の加湿器が原因である可能性が高いとして社長らが謝罪。
(お亡くなりになられた方にはお悔やみ申し上げます)。
家電の販売業に従事していると、度々この「リコール問題」に接することがあります。
「リコール」 で検索し、あらためてリコールの定義について調べると、大きくは、
①法令によるリコール
②製造者・販売者の自主的なリコール
という分類があるようです。
①の法令による…は、過去2例、重大な欠陥製品による云々とありましたが、いずれも家電において、死亡事故があったことから、経済産業大臣の命令においてというもの。
②の製造者・販売者の自主的なリコールについては、家電に関係する分野に限って細かく見ると、
日用品、機械類の場合では、販売後に品質が十分に確保されていないことが判明したケースが多い。
と。
さらに細かく見れば、
通常の使用で発火・発煙などや、強度不足などによる製品の折損などの損傷の可能性があり、生命や財産に危害を与える恐れがある。
とありますから、生命や財産に危害を与える恐れがないときは、リコールを出さなくてもいいのかとも解釈できますが…。
「品質が十分に確保されていないことが判明したケース」という文言だけなら、生命や財産に直接危害を与えなくてもリコールということになり、となると、大多数がリコールになるのでは?
リコール対象の加湿器
また、今度のグループホーム火災を受けて、複数の報道番組で、家電品におけるリコールについて、コーナーを設けて紹介していました。
どの番組でも、
電気店によっては、必ずしも誰がどの商品を購入したかを把握しきれていないのが実態で、情報伝達は徹底していないのが実態
と結んでいました。
報道ではわざわざ言及することはありませんでしたが、その前提は、家電はその大多数が「大型店」で流通する物として、実態を紹介しているのでしょう。
よって、さらにどのメディアでも、言及していませんが(するはずもないでしょうが)、これがMDKの場合、少なくとも製造メーカーが重大なリコールとして発表した主要電化製品の場合、必ず、
お客様名と問題機種をパソコンで検索し、ハガキを送るか、電話するかして、こちらから対策をするように徹底しています。
大型店に比べれば当然価格も高く、その分お客様との関係は密にしているからこそ、そこまでして当然といえば当然なのですが、こういう(グループホーム火災のような)問題があると、あらためて背筋が伸びる思いがします。
今度のグループホームの火災や、先日の「老舗やぶそばの火災」において、NITE(独立行政法人・製品評価技術基盤機構) 提供の映像が紹介されていました。
NITEのサイトを見ると、リコール情報が掲載されており、あらためて「こんなにあるのか」と気付かされました。
お客様に家電品を流通しており、通知漏れはないか気になったことはもちろんのこと、自宅にもないだろうかと、周囲を見回しました
NITEのホームページは、家電従事者にとって、これはお客様に啓蒙しなければならないなぁという情報や画像、動画がたくさんありました。
今後もブログアップのために参考にさせていただきたいと存じます。
リコールが発表されれば、速やかに販売履歴を検索し、全数対策をめざしトータル家電ライフをサポートができる、それがMDKです。
あらためてNITEのサイトを見ると…
「安心を未来につなぐナイトです。」
語呂のいい川柳のようなキャッチコピーですね。
ならば…
トータルで 安全安心 MDK
すみません、キャッチコピーはまた今度考えます