ナマステ。
シャットカルマを学ぼうシリーズの第6回目です。
今回は「トラタック(目の浄化)」を学んでいきましょう。
■トラタックとは？
トラタックはサンスクリット語で「凝視する」という意味です。
「凝視する」とは、”何かをじっと見つめている”状態ですね。
その時、あなたの意識は動かないですよね？
トラタックは、”意識が動かない状態”にすることが目的です。
「集中している」状態といってもいいかもしれません。
今の時代は、集中するのが本当に難しいです。
電話、メール、SNS、、、
あげればキリがないくらい集中を邪魔するものが多いですよね。
そう考えると、集中している時間は”貴重”なのかもしれません。
人は貴重なものを欲しくなるものです。
最近メディアで『瞑想』の特集が多いのは、こういう背景があるからだと思います。
で、瞑想法の1つとして、トラタックが紹介されているわけです。
もちろん瞑想にも使えるんです。
使えるんですが、、、
そもそもはシャットカルマのひとつで、その役割は”目の浄化”なのだと知っていただきたいんです。
■やり方
YOGA SPAでは『トラタック(凝視する)』の対象にロウソクの炎を使います。
※注 ↑このトラタックスタンドはYOGA SPAスタッフMさんが作ってくれたものなので市販されてないです。
- 背筋を伸ばしてまっすぐ座る
- 自分の手をまっすぐ伸ばして届く距離にロウソクを置く
- ロウソクを体の中心に置き、眉間の高さと同じになるように調整する(クッションなどを使って)
- 目を閉じるのを我慢しながらロウソクの炎を見る(目が痛くなって我慢できなくなるまで)
- 呼吸を意識する(吸うときは鼻から眉間、吐くときは眉間から鼻にという意識で)
- 涙が出てきてもロウソクの炎を凝視し続ける
言葉の説明ではイメージしにくいと思いますので動画でご覧ください。
2015年にYOGA SPAでおこなったラージャヨガでのトラタックの様子です。
■効果
肉体面の効果としては、当然ですが目の疲れや目の問題の改善となります。
スピリチュアルな効果としては、”第三の目”と言われる『アジュナ・チャクラ』を活性化させます。
アジュナ・チャクラは、すべてのチャクラの司令塔とも言われます。
アジュナ・チャクラに集中することで、すべてのチャクラが整う素晴らしいチャクラです。
チャクラを整え、活性化させることで、体も心もエネルギーの循環が良くなります。
■注意点
メガネやコンタクトレンズをしている人は外しましょう。
コンタクトレンズは涙でずれてしまって凝視できなくなってしまいます。
「目が痛くても我慢する」のはどの程度の我慢なのかなど、最初から自分で判断するのは危険です。
安全におこなうために最初はグル(師匠)の指導の元でおこなうのが必須です。
■まとめ
トラタックは瞑想法として知られていますが、そもそもはシャットカルマのひとつで、その役割は”目の浄化”です。
肉体的な目の問題の改善、”第三の目”と言われる『アジュナ・チャクラ』を活性化させるスピリチュアルな効果もあります。
『トラタック(凝視する)』の対象は、
- ロウソクの炎
- トラタック用の図
- 自分の指先や鼻先
- オームシンボル
- 星
などいろいろありますが、最初はロウソクの炎がやりやすいと思います。
■次回予告
トラタックの解説はいかがでしたか？
何かわからないことがあればお気軽にお問い合わせくださいね。
さて、今回で6つのシャットカルマの解説は終わりました。
次回は、「完結編」として、シリーズのまとめ、シャットカルマを学べる講座の案内、グルジやMai先生からのメッセージを紹介します。
それではまたブログでお会いしましょう。
ありがとうございました！
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