DJせんせい♪ 中年期の体重増減にご用心 5キロ以上、高い死亡リスク
5キロ以上増えた人の死亡リスクは、男女とも1・3倍だった。
結果をまとめた国立国際医療センターの南里明子研究員は「特に大幅な体重減少は死亡リスクを高める可能性があり、一定の範囲内に体重を維持することが重要ではないか」と話している。
研究班は、岩手、秋田など10都府県に住む40~69歳の男女約8万人を調査。登録後、最初の5年間の体重変化によって5キロ以上減少、2・5~4・9キロ減少、変化が2・4キロ以内、2・5~4・9キロ増加、5キロ以上増加の5グループに分け、その後平均約9年間、生存状況を追跡した。
その結果、もともとの体格指数(BMI)や年齢、喫煙習慣の有無にかかわらず、体重変化が大きいと死亡リスクは高かった。(共同)
コメント:
窓の外は雨、雨が降ってる。
「物語」の終わりに、こんな雨の日、似合い過ぎてる・・・。
・・・この駒場のキャンパスを去って、本郷のキャンパスに移るカウントダウンが始まりました・・・。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
DJ せんせいです♪
お相手のS.Iです(´0ノ`*)
<S.I女史>
せんせい、今日は、前ぶりが長いです。
<DJ せんせい>
ハイハイ。それでは、早速、上記の記事にコメントしておきましょう。
前にも体重減少と癌(消化器系)の罹患リスクの話を、ここにも書きました。
そのときも、5Kgが基準でしたが、今回の日本人でも、また、ほぼ同様ということです。
ただし、今回の場合は、5年間で5kg以上の変動なら「要注意」ということです。
まあ、1つのリスク・シグナルの目安には、なるでしょう。
その程度のものだと思ってください。
まあ、私なんて、誰かさんのせいで、昨年の今頃、1週間で5kgやせて、ウエストは5cm減りましたよ。でも、今、ほぼ復活・・・。このように1年以内で「帳尻」は合わせましたがね(笑)。こういう「短期間」での増減は、幅広く、各人の健康障害度及びQOL(生活の質)の低下と正の相関を示しますのでご注意を。
<S.I女史>
その「誰かさん」って、誰よ?
<DJ せんせい>
主に、ア・ナ・タ。。。
<S.I女史>
はあ?、こんなに、せんせいの事を心の底から応援してあげてるじゃないのよ!
<DJ せんせい>
あっ、ハイ。そうですね。スミマセン。(・・・と、いちおう、謝っとこう。)
では^^^♪
DJ せんせい♪の相談室・・・アトピー薬問題の回答
皆様、いかがお過ごしですか?
都内では、開花宣言と同時に、いつものように「雨」ですね。。。
DJ せんせいです。
さて、(見知らぬ)読者様から、下記の質問いただきました。
「(先の記事の薬を)毎日塗ってますが、担当医は大丈夫だと。。。
やばいですかね?
医師の判断で塗り続けて何かあった場合も、責任は自分にあるんですかね?」
<DJ せんせい>
ハイ、大丈夫だといいですね・・・。
まあ、全員、あるいは大多数の方が「がん」になるわけではありません。ただ、「あれしかなく」、しかも長期間使わざるをえない患者さんには、担当医師とよく相談しながら注意して使うのならば、よいのですが・・・。
<お相手のS.I 女史>
フーン(はなから、機嫌悪し)
<DJ せんせい>
患者さんサイドからすれば、クスリを塗らないと痒くって仕方ないし、寝れなかったりするし、かといって、稀だが一定割合で、あのような「重篤な副作用」が出る恐れはあったのが、表面化してきたわけです。
日本人では、どうか?の検証は至急必要だが、「ドクターレターの発行」と「添付文章の改定」をも視野に入れたリスク管理を日本の当局はすべきだし、現場の医師らは、今回の情報は念頭に入れて臨床を行っていただきたいと思います。
<お相手のS.I 女史>
フーン・・・。
<DJ せんせい>
なお、「医師の判断で塗り続けて何かあった場合も、責任は自分にあるんですかね?」については、
少なくとも、今回のような潜在リスクが明るみになって以降、不幸にも、予期できる(重篤な)副作用が生じた場合、責任は患者さんというよりは、主治医であり、病院・医院ですね。ああ、それから、医師から、治療法については十分な説明(リスク・ベネフィットに関する)を受けて、納得した上で受けてくださいね。
<お相手のS.I 女史>
へえ、患者さんには、親切なんだ(笑)。しかも無料でねえ!
私には難しいことは、わかりませんが、ちゃんと対価をとるべきです!
そういえば、最近は、大学前の居酒屋(深夜)の旦那さん夫婦が、かわいがっている、膵臓を悪くしたペット犬の「食事指導」まで、獣医さん顔負けのレシピを教えたげたようだし・・・。
彼らに、なんかお礼してもらったの?
だいたい、せんせいは、他人に気を使いすぎるんです!
それが仕事なんでしょうけど・・・。でも、あんまり度が過ぎると、なめられますよ!
私には気を使わないくせに・・・。
以下、修羅場・・・。(以上、実話です。)
では、またーーー♪♪
DJ せんせい♪・・・「名古屋大、国の審査受けず幹細胞で2人治療」について
ちなみに今日は、1人です(笑)。
これを書き終わったら、20時から本郷の医学部附属病院で開かれる会議の準備です・・・。
さて、読売新聞によれば、名古屋大が、国の審査を受けず指針を無視して幹細胞でヒトでの治療「研究」をしたそうですね。
今年の3月18日から広島で開催されていた日本再生医療学会で彼らが発表したところ、会場から指摘があり厚労省も調査を始めたと・・・。
まあ、起こるべくして起こった「事件」ですね。
なお、その学会で慶応大学の古川先生(医師・弁護士)が、「仮に現在ヒトES細胞を臨床応用しても,指針では罰することができない(法的拘束力がないため)。」と講演(3月18日の学会初日)で指摘されたそうですね・・・。
ただ、そういうことは、私が、2008年12月15日の記事で、すでに言ってます(笑)。幹細胞がらみの事件のコメント記事の中で。
・・・「もはやガイドラインなどと悠長なことをいってる場合ではない。
罰則規定のない、ガイドラインなど、なんの意味も無いのだ!」と。
別に、ヒトES・iPS細胞だけにとどまりませんよ。
ヒトに使用するすべての「医薬品」、「医療機器」についても同様です。
だから、前から私は、諸先進国並みに「(先進医療に関する)被験者(患者)保護法」を早急に国会で制定し、その枠の中で臨床研究・治験をするようにしないと、とんでもないことになる。・・・と提言しているのですがね。。。
法律・経済にも通じている医学部の「せんせい」の「戯言」では、ありません。
・・・なお、今日は(も)、私が、やけに「怖いので」、お相手の女性がいないのでは、ありません(笑)。
ちなみに彼女は、私なんかよりも数段、怖いヒトですので。。。ガクガクブルブル。
では・・・♪
次回の記事は、アトピーネタの「ご質問」の回答(の予定)です。お楽しみに。
今、書いてしまおうとしたら、重要メールに早急に返信しないといけなくなったから、
また、今度。
アトピー患者の方・・・要注意:米でアトピー薬使用後にがん 5年間で子ども46人
適応対象外の子どもに使ったり、長期間使い続けたりするなど、使用法が守られていないケースが多いという。因果関係は明確ではないが、発がんと関連する恐れがあるとして、FDAは近く専門家会議を開き、薬の添付文書改訂を検討する。
もう一つの薬はノバルティス社(スイス)の「エリデル」(日本未発売)。いずれも塗り薬で免疫抑制作用がある。
FDAによると、0~16歳でプロトピックを使った15人、エリデルを使った27人、両方を使った4人の計46人が皮膚がんやリンパ腫、白血病を発症した。(共同通信)
コメント:
このブログの読者には、アトピー性皮膚炎でお困りの方・・・女性ばっかりだが・・・が、数人おられる。
どうしても、上記のクスリを使うなら、長期の使用には、主治医と相談しながら、くれぐれも注意をと、いってたのだが・・・。懸念が、表面化してきたようだ。。。
日本の厚生労働省でも、早急な対応(ドクターレターを出すなど)が望まれる。
DJ せんせい♪・・・「手術支援ロボ」のダビンチ君の日本でのお値段から学べる事
都内では本日、桜の開花宣言♪
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
DJ せんせいです♪
さて、先日(3月6日)に「手術支援ロボ」のダビンチ君のお値段を紹介しました。
「米国では、だいたい今のところ1台につき100万ドルから170万ドルまでが「相場」とされています。」と。
そして・・・「たぶん、日本では、おそらく1台、1億3千万円前後の攻防になるのではと予想されます。(消費税は、各自で計算してください。)」と書きました。
ただ、私は、その記事の後半では、「医療機器の(日本と、諸先進国間での)内外価格差の問題は、(「特許問題」だけではなく)、複雑な日本の「流通経路」のお陰で、まだまだ、いかんともしがたいですね。」とも書いてました。
・・・というのは、上記の「表向きの価格予想」とは反して、まさかとは思うが、ご多分にもれず、今回でも「この内外価格差」がとんでもないことになる可能性もあったので、用心して、そう書いたんです・・・。
・・・で、今日(22日)の朝日新聞朝刊の「付録」誌(グローブ)をツラツラ見てたら・・・。
なんと、「ダビンチ」の日本での価格は、1台 3億円・・・。
消耗品代だけでも1回で数十万円かかる・・・とのこと。
・・・言葉を失いました・・・。
オイオイ、これじゃあ、米国の2から3倍じゃねえか!
ものすごい、内外価格差だこと。そりゃ循環器で使う「カテーテル」とかでも、まだ2から3倍くらい違いますけどね。そんなもんと、そもそも「単価」が違うわ・・・。
<お相手の女性 S.I>
それにしても、DJ せんせいの予想は、いっつも、悪いほうに当たりますね(笑)。
<DJ せんせい>
・・・ウルサイわい!
まあ、それは、さておき・・・。
今、日本には6台。韓国ではすでに26台、導入されたそうだ。
今後、日本では欧米の10年遅れですが、30台から50台導入の見込みだそうで。
それで、この「ダビンチ」をあらためて、簡単に紹介しておくと。
今は、前立腺ガンのOpeなどによく利用されてますが、
今、日本では、まだ保険がきかないので、患者負担分は、60万円から70万円ほど「追加」でかかりますよ。従来に比べて、術後回復の早さと傷が目立たないという「利点」はありますが・・・。
なお、この「ダビンチ」君の主要部品は「日本製」なんですけど・・・。
まあ、今回は(複雑な日本の「流通経路」のせいというよりも)特に、欧米の戦略的な「特許」のせいで、日本の患者さんには、またまた大きなツケが回って気ましたね・・・。儲かるのは、J・J(ジョンソン アンド ジョンソン)社さん、ばかりなり。
なお、私は、「日本のiPS細胞産業」の行く末を、今回とダブらせております。
<お相手の女性 S.I>
DJ せんせい、なんとかしてくださいよ!
<DJ せんせい>
おまえが、私のアメリカでのヒトiPS細胞研究を後押ししたんじゃないか(笑)。
まあ、なんとか特許のほうは、日米、5分、5分で、いけるようにしたから、上記の例のようにはならんよ。フッ、フッ、フッ。
あっ、それから、これからの医学・生命系の優れた研究発表は、それらが臨床応用される価値が高い成果であるほど、国民・患者さんのことを考えれば、(学者のオナニーの)研究論文よりも、特許の確保(特に米国)を優先しないと、いかんなあ。・・・で、最近は、そのモデルケースを示しているわけだが。(かと、いって、個人の学界での栄達だけを考えれば論文・海外の一流学会報告>特許だけどな・・・。)
<お相手の女性 S.I>
日本のためとか、患者さんのためとかだけじゃなくて、
それは十分わかるけど、私はどうなるのよ!
だいたいねえ・・・。
<DJ せんせい>
・・・。(このあと、修羅場)
それではーーー♪
早急に国際協調下での大規模比較研究を!・・・なぜか短命、がん化危険ないiPS細胞マウス
がん化の危険のない安全な方法で作ったiPS細胞(新型万能細胞)から生まれたマウスを
1年以上飼育すると、寿命より早く死ぬものが増えることが京都大学の山中伸弥教授らの研究でわかった。
死亡率が高くなる理由は不明で、山中教授は
「現時点ではiPS細胞の臨床応用には慎重な検討が必要」としている。
19日広島市で開かれた日本再生医療学会で発表した。
iPS細胞は、皮膚細胞にレトロウイルスで3~4種類の遺伝子を導入して作る方法が一般的。
ただ、染色体が傷つくなどして、がん化しやすいのが欠点だった。
山中教授らは、染色体に入らずに働くリング状遺伝子(プラスミド)に着目。
これに4遺伝子を載せ、細胞に入れてマウスiPS細胞を作製。
導入遺伝子が消え、安全だと考えられていた。
ところが、このiPS細胞から生まれたマウスを飼育すると、
70週目までに約30%が死んだ。通常のマウスの死亡率は20%程度で、
明らかに寿命は短くなった。
山中教授は「iPS細胞は性質がばらつく。
このばらつきの原因をつかみ、今後4年間で安全な細胞を作る方法を突き止めたい」と話す。 (読売新聞)
コメント:
この結果は、C-Mycが、影響しているのだろうか・・・。
C-Mycを除く、3因子(Oct3/4, Sox2, Klf4)で、プラスミド利用、あるいはセンダイウイルスで樹立されたマウスiPS細胞から生まれたマウスなら、今回の発表分と比べてどうなのか?
いやいや、もう、それ以外にもある、「ガン化リスクの少ない」と「思われる」様々な方法で樹立されたマウスiPS細胞から生まれたマウスでは、どうなるのか?
様々な方法でつくられたマウスiPS細胞から生まれたマウスの長期予後データ(70週超)を、国内外を問わず、それぞれの研究グループが公開し、詳細に比較検討することが問題解決への最短距離になるだろうし、それしかない。
もう、いい加減、マウスiPS細胞の場合でいいから、そういう「国際共同研究」をやらないと、答えは出ないし、臨床応用どころか、基礎研究自体、先に進めない。
一方、そうした研究から「ガン化」と「老化」のメカニズムに、また1つ「大きく」迫れる成果が出てくると思われる。
ここは、山中さんが、上記研究の音頭をとって、貰うしかないのだが・・・。まあ、外国の研究者は、なかなか「マウスの長期予後」データを出してくれないしな・・・。
データは蓄積されているのにな・・・。
まっ、とりあえず、冒頭で書いた比較研究くらいなら、日本の中だけで可能だろうから、データを示してもらえればありがたい。
クロマグロ禁輸否決、流通・外食ひとまず安堵
クロマグロは「本マグロ」とも呼ばれる高級品。2008年の大西洋産クロマグロの日本への供給量は約2万トンで、日本で出回る同種の量の半分を占める。同海域のマグロ資源を管理する国際機関、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は昨年、2010年の漁獲枠を前年比4割削減すると決定。過去最大の削減幅で飲食店も対応を急ぐ。(日経)
コメント:
このネタで、大学前にある深夜居酒屋の店主が相当気をもんでいた。
まあ、われわれは、クロマグロを、従来方法よりも、はるかに鮮度高く凍結保存できる技術を開発しており、その技術をヒトの臓器・細胞の凍結保存に利用できないかを研究しているところなので、あんまり「他人事」でもない。
・・・「クロマグロのほう」で儲けたお金を、医学・医療応用研究に使おうと算盤を弾いているもので・・・。
「医食連携」研究の一環としてだが。
市民救命で社会復帰2倍超 AED普及の有効性実証
18日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表、石見助教は「AED普及の有効性を初めて実証できた」とした。
チームは、消防庁の2005~07年の全国データをもとに、病院外で心停止し、心臓に電気ショックを与え蘇生させるAEDを受けた約1万2千人を調査。
脳への障害がなかったり少なかったりして1カ月後に社会復帰できた率は、近くにいた市民から受けた約460人では約32%だったが、駆け付けた救急隊員が最初にショックを与えた約1万1700人では約14%で、実施までの時間が短い方が有効だった。
また、人が住んでいる(可住)面積1平方キロ当たりのAED設置が4台以上の地域は、1台未満の所よりも社会復帰率が4倍近くに増加した。(47News)
コメント:
大変、社会的インパクト・意義のある臨床研究だと思う。
研究デザインも、しっかりしている。
だから、NEJM誌というトップジャーナルに載る。
これと、Lancet誌については、日本の医学研究者の論文掲載は年間を通して稀。
・・・なので、これらに1つでも論文が載れば、まあ、大抵の日本の医学部医学科で、良いポストに恵まれる・・・と「経験者」は語る(笑)。
まあ、今回の論文の社会へのインプリケーションとしては、緊急予算措置を行い、AED設置の最適配分を早急に行うこと!・・・ちゃんとみてる?民主党幹事長の小沢さん。心疾患の既往歴がある、あなた個人にとっても非常に重要なことだと思うが・・・。
追加・・・あっ、それから、このブログを見てるマスコミの皆さんへ。
こういう研究をこそ、1面でとは言わないが、社会面・総合面で大きな扱いで載せれば?正直、今、開催されている日本再生医療学会発表の「くだらない」基礎研究記事ばっかりをこれでもかと載せるよりは・・・。一般のおっちゃん、おばちゃん、お兄ちゃん、お姉さんは、そういうのは興味ないし、わからないよ。よっぽど、臨床に近いすごい発見とかでない限りはね・・・。
そして、上記のような「コメント」(特に上記の2段落目)を書けばいいのにねえ(笑)。
子ども手当の家計への影響、年収多い層で恩恵大 大和総研試算
子ども手当の支給が始まると家計の収入はどう変化するのか。サラリーマンと専業主婦、3歳以上小学生までの子ども2人という4人家族をモデルケースに、4つの年収層に分けて試算したところ、収入が高いほど恩恵があるという結果になった。
試算は大和総研がまとめた。2010年は児童手当の廃止と子ども手当の半額支給により、児童手当の支給を受けない年収1000万円の世帯は09年に比べ23万4000円の収入増となる。年収300万~700万円の世帯は子ども手当から児童手当を差し引いた分(14万4000円)が増える。(日経新聞)
コメント;
前から言ってるように、やはり、低所得層に厳しく、高所得層に甘いな・・・。
これが民主党クオリテイ。
こうした「格差」は、今後、ますます「ひろがっていく」だろう。
これ1つをとって、目くじらをたてる差でないというヒトもいるだろうが、この「目玉政策」の随所に、民主党の「基本理念」が垣間見れると言いたいのさ。
医学的なことは、さておき、そもそも「子供を持てる」ヒトと「(経済的理由で)子供を持てそうに無い」ヒトという格差も気になるな・・・。
今、早急に経済政策上やらねばならないのは、こうした安易な「マネーサプライ」ではない。安心・安全な社会(雇用の安定など)の確立に邁進することにつきる。
そうでないと、このくらいのお金なら、将来を考えて預金されればマダましで、子育てと称する遊興費に消えるのが関の山だ。
そして「チャレンジ融資」をつくり、(過去はあまり問わず)アイデア勝負で、夢をみれる助成金の創設・・・公募で10万件選ぶ。このような「戦略的」マネーサプライなら、必要だが。そのための財源・・・子供手当て(笑)、議員の給料・・・。
子宮頸がん ワクチンで予防実現 高額費用…公費助成求める声
「ワクチンは女性への神様からの贈り物。子宮頸がんは、女性にとって一生大きな傷を残す。1人でも多く接種して」
今月2日、国立がんセンター中央病院(東京都中央区)で開かれた子宮頸がんに関した会見の場で、
子宮頸がんは年間1万人以上が新たに罹患(りかん)し、毎年約3500人が命を落としているといわれる。子宮頸部にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が続くと、一部ががん化するが、ワクチンはHPV感染を防ぐことで、がん発生をもとから断つ。現在、接種できるのは英系製薬会社、グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」。子宮頸がんの原因の7割前後を占めるとされる2種類のHPVに免疫がつき、半年間に3回の接種が必要。免疫は20年以上続くと推定される。
どんな人が、どこでワクチンを接種すればよいのか。HPVは性行為によって感染が広がるが、「性行為を始める前の女性への接種で7割、成人の場合も6割ががんを予防できる」と自治医科大学付属さいたま医療センターの今野良教授。日本小児科学会など3学会は11~14歳の中学生相当の女子を中心に、45歳までの女性への接種を勧めている。成人にも有効で、現在、全国約9千カ所の医療機関で接種できる。
課題は3回の接種で5万円程度といわれる高額な費用だ。東京都杉並区や埼玉県志木市など自治体ごとに、22年度から小学6年生や中学生の接種費用を公費でまかない無料にする動きがある。しかし、「そこに住んでいない人はどうなるのか。命の値段に差があっていいのか」「愛媛がんサポートおれんじの会」の松本陽子さん)などの声が高い。今月2日、国立がんセンター中央病院の土屋了介病院長らが、11~14歳を対象に国による公費助成法案化を実現しようと、署名の受け付けをウェブサイト(hpv.umin.jp)やファクス(03・6850・0005)で始めた。
「個人の負担を軽減し、ワクチンギャップを解消するには政府の公費助成が必要」と土屋病院長。土屋病院長らは今月3日、大妻嵐山中学校(埼玉県嵐山町)を訪れ、ワクチン接種を呼びかけるなど今後も女子中学生らへの啓発活動も行う予定だ。
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