一から学ぶ生理学 No.5 細胞のしくみ(4) 小胞体 | 春月の『ちょこっと健康術』

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体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます 

「一から学ぶ生理学」シリーズ、5回目の今日は細胞のしくみの4回目。少しスピードアップしないと…とは思うんですけど、なかなかね。まぁ、気長におつきあいください。

「一から学ぶ生理学 No.3 細胞のしくみ(2) 核」にある細胞の模式図で、核のまわりに、核膜からつながって、網のように広がっているように見えるのが小胞体です。その部分だけ抜粋したのが↓こちら。

小胞体

↑この図だと平たく見えちゃいますが、実際には管状だったり、平行板状だったり、分枝状だったりします。

小胞体には、表面にリボソームという小さな粒子を持つ粗面小胞体と、リボソームを持たない滑面小胞体があります。粒々があってザラザラしてるから粗面、何もなくてツルッとしてるから滑面。わかりやすいでしょ?

粗面小胞体上のリボソームは、リボソームタンパク質とリボソームRNA(rRNA )でできていて、ここでいろいろなタンパク質が合成されます。細胞外に分泌されるタンパク質とか、細胞小器官に蓄えられるタンパク質とかね。

リボソームには、粗面小胞体から遊離してるヤツもあるんだけど、タンパク質をつくるという役目は同じ。ただ、粗面小胞体にくっついてるヤツがメインで働いてます。

滑面小胞体は、極性脂質(電荷の分布に偏りのある脂質)の合成、脂肪酸の不飽和化、ステロイドの合成などの脂質代謝や、イオン輸送に働きます。

筋細胞の滑面小胞体は、筋小胞体としてやや特殊な構造をしていて、筋収縮に必要なカルシウムイオンを貯蔵してます。肝細胞の滑面小胞体では、グルクロン酸抱合によって有害物質の解毒が行われています。

一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。

ハナカンザシ
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