おはようございます
震災から10日目の昨日、宮城県石巻で、80歳のおばあちゃんと16歳の少年(お孫さん)が、がれきの下から救出されましたね。昨日になってできた隙間から、お孫さんが屋根の上にあがって、救助を求めたとのこと。9日間のおふたりの絆を想像するだけで、ウルウルしてしまいます。少年は、おばあちゃんをよく守ったね。
岩手県では、避難者の方々を、現在の避難所から山間部の旅館やホテルへ移動するよう手配を始めたとのこと。全国各地でも、我が地元の四街道なんて小さな街でも、避難された方々の受け入れが始まっています。計画停電はあっても、清潔なトイレとあったかいお風呂がありますから。
各避難所では、エコノミークラス症候群の発生が懸念されています。現地入りした医師たちの指導のもと、それを回避するよう手がつくされていることとは思いますが、ニュース映像では、避難所でふとんにくるまったままのお年寄りの姿が目につきます。
そんな中、避難所にいる方たちをグループに分け、避難所での仕事の分担を決めて、活動する姿も見ました。エコノミークラス症候群予防には、水分補給とからだを動かすことがだいじ。
であれば、「エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)を予防しよう」 で体操をご紹介しましたけど、お年寄りも含めて、避難所での役割を分担すること、これが一番の予防法になるかもしれません。
これは、避難所での生活に限りませんね。昨秋の『ためしてガッテン』で紹介された「認知症!介護の新技で症状が劇的に改善する」 でも、認知症の方でも「できること、得意なことは、できる限りやってもらう」のがいいと言ってました。認知症でない方なら、なおさらだと思うんです。
お年寄りを大切にすることと、何もさせないことは違いますね。お年寄りを元気にしたいのなら、無理をさせてはいけませんけど、ラクをさせちゃいけないんです。実際、仕事や家事を続けている方は、そうでない方よりずっとお元気だもの。
『ためしてガッテン』で紹介されていたセンター方式。このセンターというのは、「東北関東大震災 災害医療・支援情報」 にもリストした認知症介護研究・研修東京センターのことなんです。
そのセンター方式で大切にしている5つの共通視点 、これが震災で苦しむ人が「一人でも」「少しでも」安心して避難所で過ごせるために とともに、きっとお役に立つと思いますよ。
週末はお休みだった計画停電、まだまだ続くと思われます。避難所でも、そうでないところでも、早寝早起き、水分補給、からだを動かすこと、そして笑顔。大切ですね。
やなせたかしさんの詩に、「絶望のとなり」という詩があります。最後にその詩をご紹介しますね。
絶望のとなりにだれかがそっと腰かけた
絶望はとなりのひとに聞いた
「あなたはいったい誰ですか」
となりのひとはほほえんだ
「私の名前は希望です」
私たちは大丈夫。私たちはできる。きっと復興できる。一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
マンサクと紅梅
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