おはようございます
昨日の「美容鍼も奥が深い」 では、施術前・施術後の違いについて、ご報告してませんでしたね。「そんな、鍼でホントにリフトアップなんてするの?」と疑問に思われた方、いらっしゃいますよね、きっと。何を隠そう、私自身も体験するまでは半信半疑でしたから。鍼灸師なのに。
疑われる方は、「東洋エステでからだの中からきれいに」 をご覧くださいませ。五十路の春月、半顔出しで証明しております。で、「美容鍼で小顔になる」 とか「東洋エステ&美容鍼のススメ」 を書いたんでした。
「でも、なんかさ~、エステトリートメントとか、マッサージとか、ストレッチとか組み合わせてるから、はっきり鍼の効果だなんて、言えないんじゃないのぉ~?」なんてこと思われます?
岡本先生は鍼だけでしたよ。「押し手」でフェイスラインを持ち上げながら、鍼を打つ方式でしたけど。モデルさんは、男性と女性ひとりずつで、どちらもフェイスラインすっきり、目パッチリになってました。
「いやいやいや、施術直後はさぁ~、そうかもしれないけど、長持ちはしないんじゃないのぉ~?」と疑われます?
上田先生は、講座のスライドで、1回目の1週間後(2回目の施術前)と8回目の1週間後(9回目の施術前)の写真を用意されてましたが、明らかに変わってきているのがわかるものでしたよ。
効果を「科学的に」証明できる論文も、大がかりなリサーチデータもまだ出てないので、こんな話で信用していただくしかないのが残念ですが、鍼の力は確かにあると思います。
美容鍼を取り入れる美容外科も出てきてますよ。西洋医学と東洋医学のいいとこどりです。実際、美容外科と美容鍼と、両方受ける方も増えてきているようですしね。
岡本先生いわく、「シミ取りなら、レーザー治療とかを受けたほうが早い。」そうで、そうして「薄くなった後、また出てこないようにするのに、鍼がいいのよね。」とのことでした。なるほど納得。
ということは、リフトアップの手術やヒアルロン酸注入を受けられた方が、美容鍼を受けに来られるのも、その後の予防にってことだわね。まぁ、美容にいいと言われることは、ぜんぶ試したいってことかもしれないけど。
そんな美顔鍼にも、もちろんリスクはあります。これが今日の本題でした。前置きが長くてすみません。
まずは、内出血。鍼のような細いものは、血管の方でよけてくれるはずなんですが、シワとかシミとかがあるところは、血流が悪くなってますから、よけるための弾力性が低下してて、刺さっちゃうことがたまにあるんです。
鍼を抜いたときに、ごくわずかでも出血が認められたら、内出血で青なじみになってしまわないように、ただちに処置をします。小さな出血なら、出るだけ出してしまって、しばらく押して止める。ちょっと多いときは、冷やして止める。
困るのは、帰宅されてから内出血になったときかな。これは、申し訳ないですが、どうにもなりませんね。まずは冷やして出血を止め、翌日以降は早く散るように温めることでしょうか。
どのサロンでも、施術前に合意書に一筆いただくようになっているはずです。確かに顔ですから、青タンは困るでしょうけど、そのリスクと効果とを天秤にかけていただくしかありませんね。
それから、施術後の顔のほてり。顔にたくさん鍼をすると、気が集まるし、血行がよくなりますから。それを防ぐための手だては、足にも打つこと。このこともあって、全身をととのえるための鍼も加えるんです。
あとは、刺しちゃいけないところに刺してしまうリスクや、鍼刺激量が多くなってしまうリスクとかもありますが、これは顔に限りませんから。ちゃんとした鍼灸師なら、問題はないはず。
総じて、美容外科手術のリスクよりは、美容鍼のリスクは格段に低いと言えるんじゃないかしら。効果が出るまでに時間がかかることはありますけど。
美容鍼の知名度も上がってきていて、私もよく「先生は、やらないの?」と聞かれます。やるとしたら、顔のこと、美容のこと、そして美容鍼のための技術、勉強しないとね。ただ顔に打てばいいってもんでもないと思うので。
そうそう、眉間のシワとりの鍼、自分でお試し中です。中学生のころからのクセで、けっこう深いシワが1本入っちゃってるんで、それを何とかできないかと思って。
1ヶ月くらい前に、「なう」にそう書いたんですけど、ここんとこさぼってました。また再開したので、写真に撮ってわかるくらいの結果が出たら、お知らせしますね。
「美容鍼、受けてみたい」という方は、昨日の記事に、講師の方々のサロン情報を追記しておきましたので、ご参考にどうぞ。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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