楽しく生きることは、楽して生きること | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


先日の『養生訓』、「老いて日々を楽しむ」 を、皆様どう思われましたか?私はものすご~く同感というか、納得!でした。70歳はまだ先のことですが、五十路でも1日がとても短く感じられます。 


「七十歳を過ぎたら」 に書いたジャネーの法則によれば、50歳の1年は1/50だから2%、10歳の1年は1/10だから10%。同じ1年でも、感覚的には5倍も違うってことでしょ?これに科学的な根拠があるかどうかは別の話です。


あれもこれも、やりたいことはたくさんあって、とても時間が足りません。1日がせめて30時間くらいあればいいのにって思います。実は寝る時間がもったいないとも思うんだけど、寝ないと身体が持ちません。寝不足だと肌は荒れる、目はしょぼつく、パソコン打ちながらでもカクッとくる、授業してても記憶が途切れる(笑)。


そんな感じなので、過ぎたことをクヨクヨ思い悩んだり、まだ起きてもいないことを心配したり、価値観の違う人にムキになって憤ったり、「こうしたい」と思う本筋からはずれることに、時間やココロをさく余裕はないのです。端的にいえば、とっても「わが まま」なんです、私。


「人をうらんだり、怒ったり、わが身を憂い嘆いて、心を苦しめ、楽しむこともできない」のは、益軒先生がおっしゃるように、むなしいこと。他人の横暴は許せないっていう感情も、経験してるからわかるけど、どんなにくやしくても、それは一時のこととして、ゆるしちゃったほうがいい。


何も聖人君子でいようと思っているのでは、決してないんです。執着しないほうが、ただ後々楽だから。何より、怒ったり恨んだりするのがめんどくさい。歳のせいか、疲れるし(笑)。少しでも時間の余裕があったら、ほかに回したい。本の1冊でも、ブログ記事の1つでも読みたい。


だからといって、何もガツガツ勉強しようっていうんじゃないんです。どっちかっていうと、ダラダラしたいほうだけど、それまで自分の知らなかったことを知るのって、それだけでワクワクするじゃない?ブログのネタや、授業に使う小ネタも発見できますしね。


できない、うまくいかない、ついてない。そんなときもあります、生きてるんだから。でも、そこに囚われた状態でつらいのは、誰でもない、自分じゃないですか?ないものねだりをしても、ないものはない。今あるもの、できることを伸ばしていく方が、ずっと楽だし、結果的に効率的。


楽しく生きるには、自分が「楽しい」ようにすること。無理をしないこと。無理しないですむように、どうしたら楽になるか、そこにスポットを当てること。楽しく生きることは、楽して生きることだ…なんていうことを考えていた昭和の日でした。


ゴールデンウィーク、全国的にお天気よさそうです。一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』
ベニバナトキワマンサク


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