おはようございます
今日は暖かくなりそうですね。花粉や黄砂がたくさん飛びそうなので、アレルギーのある方はしっかり予防してお出かけくださいね。
さて、そのアレルギーと最も結びつきやすいのはのは五臓の中の肺です。これまで陰陽や五行は、互いに影響し合いながらバランスを保っているのだと、何度となくお話ししてきました。ということは、他の臓腑だって影響をおよぼすことは容易に想像できますね(o^-')b。
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陰陽は、どんどん分けていくと、陰の中にも陽の中にもそれぞれ陰陽があって、またさらに分けると……と、とめどなく分けていくことができます。
五行の関係も、木が火を生み、火が土を生み、土が金を生み、金が水を生み、水が木を生む……というように、結局元へと戻るので、考えすぎるとグルグル回って行って、際限がなくなってしまいます(>_<)。
たとえば、脾の調子が悪いとき、
・その原因が脾そのものにあるのか、
・肝の状態がよくないから脾に影響してるのか、
・もともと脾が弱いから肝からの影響を受けやすいのか、
・肺の力不足で肝が強くなって脾に影響をおよぼしているのか、
・心の状態がよくないから脾も弱っているのか、
・腎が弱ったことで心を制御できずに脾に影響しているのか、
という具合。書いてて頭が混乱してきました(*゚ー゚)ゞ。
脾をみてるのに、他の4つの臓が全部出てきましたでしょ?どこかで線引きをしないと、どうどうめぐりになってしまいますね。
臨床では、今現在のからだの状態をみて、特に不快で最も気になる症状にスポットをあてて、目安のラインを引きます。時間の経過や治療効果によって、症状が変わったら、また線を引きなおしますよ。
東洋医学の診断で大切なのは、からだ全体をみて、陰陽や五行のバランス状態を確認すること。それが確認できれば、足すのか引くのか、動かすのか落ち着かせるのかは必然的に決まってきます。
そうした判断をするには、五臓六腑や気血のもともとの状態、すなわち健康ならばこう働くという生理の知識が重要なんですね。
ということで、次回は五臓の心の生理についてお伝えします。
今日もいい1日になりますように。