東洋医学講座 No.8 五臓の生理 その1 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


今日は暖かくなりそうですね。花粉や黄砂がたくさん飛びそうなので、アレルギーのある方はしっかり予防してお出かけくださいね。


さて、そのアレルギーと最も結びつきやすいのはのは五臓の中のです。これまで陰陽五行は、互いに影響し合いながらバランスを保っているのだと、何度となくお話ししてきました。ということは、他の臓腑だって影響をおよぼすことは容易に想像できますね(o^-')b。


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陰陽は、どんどん分けていくと、の中にもの中にもそれぞれ陰陽があって、またさらに分けると……と、とめどなく分けていくことができます。


五行の関係も、を生み、を生み、を生み、を生み、を生む……というように、結局元へと戻るので、考えすぎるとグルグル回って行って、際限がなくなってしまいます(>_<)。


春月の『ちょこっと健康術』-相生


たとえば、の調子が悪いとき、

・その原因がそのものにあるのか、

の状態がよくないからに影響してるのか、

・もともとが弱いからからの影響を受けやすいのか、

の力不足でが強くなってに影響をおよぼしているのか、

の状態がよくないからも弱っているのか、

が弱ったことでを制御できずにに影響しているのか、

という具合。書いてて頭が混乱してきました(*゚ー゚)ゞ。


をみてるのに、他の4つの臓が全部出てきましたでしょ?どこかで線引きをしないと、どうどうめぐりになってしまいますね。


臨床では、今現在のからだの状態をみて、特に不快で最も気になる症状にスポットをあてて、目安のラインを引きます。時間の経過や治療効果によって、症状が変わったら、また線を引きなおしますよ。


東洋医学の診断で大切なのは、からだ全体をみて、陰陽五行のバランス状態を確認すること。それが確認できれば、足すのか引くのか、動かすのか落ち着かせるのかは必然的に決まってきます。


そうした判断をするには、五臓六腑や気血のもともとの状態、すなわち健康ならばこう働くという生理の知識が重要なんですね。


ということで、次回は五臓のの生理についてお伝えします。


今日もいい1日になりますように。