こんにちは。
かわのみどりです。
土曜日は
「私がセラピストを仕事にするまで」
シリーズを書かせて頂いています。
これまでの内容はこちら。
私がセラピストを仕事にするまで。シリーズその１ 幼少編 最初の夢
その２ 短大編 長野で山にはまる！
その３ 20歳前 次の夢が見えてきた
その４ 20歳後 病の前兆
その５ 22歳 理想の働き場所に出会う
その６ 福祉の世界へ
その７ （番外編） 福祉の世界は美しい？
その８ 26歳 苦手がまとめてやってきた
その９ 心理の勉強を深めるきっかけ～仕事編～
その１０ 忘れられない研修
その１１ 涙の卒業論文
その１２ 表面と内面2人の私
その１３ 体からのSOS
さて、前回は、
体がある日動かなくなったと
書きましたが、
実はその前から
自分でもおかしいことに
気が付いていました。
今までテキパキできていた
仕事ができない。
何となく集中ができない。
眠れない。
起きれない。
身体がだるい。
ちょっとのことで落ち込む。
最初は、
疲れがたまっているんだろう。
そう思っていました。
そのうち、
胸の中の中が
嫌悪感とイライラで
いっぱいになり
「うわーー！！」っと
叫んで、胸をかきむしりたく
なるような衝動と
頑張っても、
人生何も楽しいことはない。
こんな自分は
救いようがない。
もう消えてなくなりたいという
落ち込みと
どうしようもないことを
ぐるぐる考えて
疲れ果ててしまう
というような状態が
繰り返しやってきて
きつくて、きつくて
たまらなくなりました。
これは、普通ではない‥。
医学的な知識は多少あったので
そう感じることもありましたが
でも、単に私の性格の問題だと
思ったり、
なかなか相談することが
できません。
周りには専門家も
たくさんいたから、
早目に相談したら
ひどくならなくて
すんだかもしれないけど、
人の相談にのる立場の私が
こんな状態なんて・・
どうしても言えませんでした。
＊
でも、やっぱり
苦しくてくるしくて仕方が
なかったので
何か私を救ってくれるものは
ないかと、色々調べて
小さな
心療内科クリニックをみつけました。
ここなら
知っている人もいないだろう。
目立たない場所だから
人に見られることもない。
一度相談してみよう・・。
休みの度に
行こうと思って、その前まで
行きます。
でも、行けない・・。
そんなことを
何度か繰り返したあと
このままでは
線路に身を投げてしまう
怖さも感じて、
わらにもすがる思いで
思い切って
病院に入りました。
万が一
誰かに会ったら大変だから
帽子をして、マスクをして
自分とは分からないようにして・・
クリニックは小さかったけど
清潔で、優しい音楽がかかっていて
入って、少しほっとしました。
詳しいことは忘れたけど、
行くたびに、かわいい野の花が
飾ってあったことだけ覚えています。
その日は突然で行って
しまいましたが、
実は完全予約制で
患者さん同士があわないように
配慮もしてありました。
受付を済ませると
はじめに、
書類に最近の状況を記入して、
個室に入ると
若い優しい目の男の先生が
待っていてくれました。
この人なら
少しなら話してもいいかも。
と思いました。
先生は、
最近の体の状態や
もやもやした気持ち。
辛くてたまらないことなど
支離滅裂な私の話を
うんうん。としばらく
聞いてくださった後、
やさしく
でもはっきり言われました。
「うつ病ですね。
カラダが悲鳴を上げていますよ
お仕事、しばらく休みましょう」
やっぱり…
と思ったのと
えらいことになってしまった…
いう頭が真っ白になる感覚と
これで楽になれるのかもという
少し、安堵の気持ちと、
複雑でした。
でも、何とか良くしなければ。
とにかく薬だけもらって
よくなれば、
周りにも気づかれないはず・・
仕事に穴はあけないで済むはず。
私にとって
大切なのはそちらでした。
先生には止められましたが、
元気が出ないから
仕事に行かないなんてことは
できませんでした。
でも、薬を飲んだから
すぐ良くなるというものでもなく、
副作用もあったり、
疲れもあったりで、
体調は、
ますます不安定で、
うつ病と言われたことで
新たに自分を責める気持ちや
絶望感も湧いてきました。
そんなことが続いたある日。
本当に全く動けなくなったのです。
前の記事から全く、
先に進みませんでしたが、
最後まで
お読み頂いてありがとうございます。
つづきはこちら→ １５ 抜け殻の数か月
こころセラピスト養成スクール Natural*