この国を出よ＠大前研一　柳井正

いつまでも日本は安泰だなんて思っていないでしょうねぇ

この国を出よ/大前研一: ￥1,470; Amazon.co.jp

いやぁ、まさに衝撃的な内容でした

世界的な経営コンサルタントとして知られ、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長などを
歴任されている大前研一さんと
今や世界企業、株式会社ユニクロなどの衣料品会社を傘下にもつ
株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長、柳井正さんの対談を収めた一冊で
これは、全ビジネスパーソン必読でしょう

いつまで国に頼るつもりですか

ファーストリテイリングや楽天が社内公用語を英語にすると発表したニュースが
世の中を駆け巡ったのは記憶にも新しいところでしょうが
日本人は、いつまで日本という国に頼るというこの構図は
これから国際社会になるにつれ、どんどんと乖離してしまうのではないかと
そんな風にも感じるのですが
世の中をまさに最前線で駆け抜けていくお二方の対談は
ぬるま湯に浸かっているような私たちビジネスパーソンに、思いっきり「喝」を
入れられているような気持ちになって、この本を読んでいました

ひとつひとつの言葉が重いんですよね、やっぱり

ビジネス界の大海原を壮大に泳いでいるであろうお二方の対談を
読んでいると、いつまでもちっぽけなところで悩み苦しんでいる
そんな自分が哀れにも思えてきたりするのですが
今の自分に決して満足せず、また日本という国にすがりつくのではなく
いくらでも世界に目を向けていけば、

チャンスは転がっているんだということを
思い知らされるような、そんな気持ちにもなりました

考えてみれば、日本語って日本でしか通用しないでしょうし
英語を使いこなすことができれば、世界のいろんな国々でコミュニケーションを
とることができるので、それってかなりな武器になりますよねぇ
日本がこれだけ衰退してしまっている以上、国に頼るのではなく
世界に目を向けていく姿勢は本当に重要だったり

するのではないかと思います

確かに、私も家族がいて
そう簡単に日本を飛び出してどっかの国に赴任しろって言われたら
なかなか決断することが難しいのかもしれませんが
いつ何時に、自分がそのような立場になって
世界を相手にビジネスを展開することを頭の中にイメージしておくことが
これからの時代、とっても重要だってことではないでしょうか