(左・蔵出し)関西本線「関」駅。むこうに鈴鹿山脈。
(右)東海道四十七番目の宿場町「関宿」は、国の重伝建(重要建造物群保存地区)
「日本の道100選」にもえらばれている。東海道で唯一当時の町並みが残されている。
(左・蔵出し)旅籠「玉屋」(=現在、歴史資料館)の虫籠窓(むしこまど)。
「玉屋」は「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謡われたほどの
関宿を代表する大旅籠。
(右・蔵出し)虫籠窓をなかから見ると・・・
(左・蔵出し)創業380年、銘菓「関の戸」で知られる「深川屋(ふかわや) 」
当主・服部吉右衛門泰彦さんは13代目!
(右)時代ごとに甘さなど微妙に変遷したが、数年前、創業時のレシピを発見。味を戻した。
(左・蔵出し)「ようさじゃ!」「えんやさじゃ!」と若い衆の威勢がいい。関宿の夏祭りは、
毎年7月下旬の土日の2日にわたって開催される。両日共に、神輿、山車が出る。(雨天中止)
(右・蔵出し)「関の山」は関神社の祭礼。辞書や語源雑学本などで「関の山は、関宿に
ある八坂神社の祇園会に出る山車のこと」といった解説をよくみかけるが根拠がない。
(左・蔵出し)現在、関宿にある山車は全部で4基。江戸最盛期には16基あった。
(右・蔵出し)約20軒ごとに1基を維持管理している。写真は山車倉(だしぐら)
(左・蔵出し)夕方、まだ日のあるうちに、木崎(こざき)、北裏、中町三番町、中町
四番町の4基の山車が巡行スタート。京都祇園祭の山鉾よりワンサイズこじんまりとしている。
(右・蔵出し)関宿の道はばにはジャストフィット。これ以上大きくは出来ない。
(左・蔵出し)夕闇迫ると提灯にろうそくのあかりが。
(右)夜8時半、「舞台回し」(屋台回し)は衝撃的であり、また幻想的でもある。
「関の山」の由来がここであきらかになる!
より大きな地図で 関の山 を表示
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01 急がば回れ(滋賀) 02 ごたごた(神奈川) 03 らちがあかない(京都)
04 ひとりずもう(愛媛) 05 あこぎ(三重) 06 縁の下の力持ち(大阪)
07 つつがなく(山形) 08 あとの祭り(京都) 09 どろぼう(愛知)
10 関の山(三重) 11 うやむや(秋田) 12 あいづちを打つ(京都)
13 元の木阿弥(奈良) 14 チンタラ(鹿児島) 15 ごり押し(石川)
16 お払い箱(三重) 17 うだつが上がらない(徳島) 18 うんともすんとも(熊本)
19 火ぶたを切る(愛知) 20 のろま(新潟) 21 大黒柱・醍醐味(奈良)
22 二の舞(静岡) 23 地団駄を踏む(島根)
東京語源遺産 ・やばい(東京)・どたんば(東京)・くだらない(東京)・へなちょこ(東京)
続編予告:『××は山梨で押せ』