これまでに 吾に食はれし鰻らは 仏となりて かがよふらむか
―斎藤茂吉
一昨日
お盆の最中
由美ママは、
夏バテの
疲労回復、滋養強壮にと
再び
島根県高津川よりの
“天然鰻”を食べたくなり、
贔屓の【日本橋ゆかり】http://www.nihonbashi-yukari.com/mt/archives/2010/07/post_57.html
へと出かけました
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*庖丁で鰻よりつゝ夕すゞみ・・島根高津川天然鰻と田鶴均さんちの賀茂茄子【日本橋ゆかり】文月メニュー
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10953085963.html (2011年7月15日号他)
さて、
“鰻”・・・と云えば
歌人斎藤茂吉の大好物が
“鰻”であることは、
あまりにも有名で、
様々なエピソードがありますが、
彼の日記には
「今日は朝から頭が痛かったが、
鰻を食べたら治った・・・」
という記述や、
「歌ができぬとき、
原稿が書けぬ時、
ウナギを食べれば
たちまち思うままに
筆が運んだ・・・」そうで、
また
「ウナギを食べると
5分で目が輝いてきて、
木々の緑の色まで違ってくる」
と家人に話していたと
伝えられています。
由美ママは
それほどまでの
“鰻好き”ではありませんが、
茂吉の
「これまでに 吾に食はれし鰻らは 仏となりて かがよふらむか」
と云う歌を、
歌人の佐々木幸綱が
「鰻を食うときは、
あくまでも真剣に、
真面目に、大切に食う。
だから、
俺に食われた鰻たちは
きっと成仏しているだろう・・」
と解説しているように、
“鰻”も成仏できるよう
そして
神様に
生命に対する感謝を籠めて
馳走さまでした・・・と
お礼を言いたく思います
そんな
【日本橋ゆかり】での
葉月のメニューは・・・
“京野菜”のカリスマ農家田鶴均さんよりの
「日本橋ゆかり」&「日本橋百年」南瓜
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*七夕や願いをこめた笹飾り・・京野菜のカリスマ田鶴さんの賀茂茄子と鴨のロティ【ミクニ】七夕メニュー
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10946087733.html (2011年7月8日号)
無花果
葉月膳
“初秋”の旬は鱧と松茸とじゅんさいのお椀
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*水鱧やうつはは魯山人好み・・「祇園祭」が旬の“鱧祭り”【銀座福樹】瀬戸内の鱧と気仙沼産鱶鰭の夕餉
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10950363585.html
牛のテールと冬瓜の旨み碗
本日のお造りは、明石の鯛、アオリイカ、ボストン産マグロ
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*夏山の木末の茂に霍公鳥鳴き響むなる声の遥けさ・・【ぎんざ寿し幸】葉月の旬魚とボストン鮪三昧の夕餉
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10973099168.html (2011年8月3日号他)
そして〆の炊き込みご飯は、青森県下北半島東通村のムラサキウニご飯
野永喜三夫三代目ご主人
デザート
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その後
お盆週間も営業中の
【クラブ由美】本店 www.yumi-ito.com
では
HAPPY BIRTHDAY TO MACHIKO
【シェイノ】http://www.chezinno.jp/restaurant/inno_index.html
のパティシエ池田舞ちゃん作の誕生日ケーキ
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*杉本彩さん誕生日の宴!パイパーエドシック“レア”ヴィンテージ1979と大山地鶏と岩手牛!シェイノ
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10968674966.html (2011年7月30日号他)
吾(わ)がなかに こなれゆきたる鰻らを おもひて居れば 尊くもあるか
―斎藤茂吉
“鰻”好きの
茂吉は
“ウナキチ”の割には
わずか
32首しか“鰻”を
歌に詠んでいませんが、
食した回数は
「茂吉日記」によると
44歳で食べ始め、
62歳までの二十四年間、
何と千五百匹(推定ですが・・)
食べたそうですから、
“ウナキチ”を自認する方は
今から
茂吉のこの記録に
挑戦してみてはいかがですか?
【日本橋ゆかり】
東京都中央区日本橋3-2-14
03-3271-3436
http://www.nihonbashi-yukari.com/