水鱧や うつはは魯山 人好み
―能村登四郎
昨日
由美ママは、
梅雨明けの時季が
一番美味しいと云われる
“鱧”を食べたく、
贔屓のミシュラン
【銀座福樹】へと出かけました
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*神野美伽さんと【由美開店28周年】の宴とミシュラン☆☆【銀座福樹】幻の京都産“白子筍”と今治の鯛
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10860268037.html (2011年4月13日号他)
この
“鱧”については
以前のブログ
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*銀座ふぐ福治 「魚偏に豊・・・」“鱧料理”
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10271256887.html (2009年5月31日号他)
にて、
関東でのこの魚の珍しさを
小津安二郎の映画
「秋刀魚の味」(1962年)の
“ひとコマ”を例に出し
紹介しましたが、
京都では、
毎年7月1日から1ヶ月行われる
「祇園祭」のことを
「鱧祭(はもまつり)」
とも称すほどで、
この時季は
“鱧”のお造りから
焼物、酢の物、吸物、寿司・・と
全て“鱧づくし”で食べるほど
高級魚とされています
また
“鱧”を
骨切りするときの
「シャッシャッ」という音は、
蒸し暑い京都の夏を
いっときでも
涼しく感じさせてくれるような
音色ですね・・・
さて、
【銀座福樹】の
この夜のメニューは・・・
招き猫
カウンター
茶人古田織部の好みの“弁柄(べんがら)色”の壁が華やかな“茶室付き個室”
【福樹】小野寺克弘店主お薦めの冷酒は「早瀬浦」純米大吟醸
この「早瀬浦」は
以前
【小十】でもいただきました
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『銀座小十』初夏のお薦め銘酒「開運」&「美丈夫」“777”&「黒龍」“しずく”と琵琶湖の極上鰻!
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10577124608.html (2011年7月1日号)
定番“峯岡豆腐”
兵庫県三田(さんだ)より直送された幻の“じゅんさい”と京揚げと白菜の土佐酢ジュレ
“鱧”と山口産松茸と南高梅お椀
さらに瀬戸内産“鱧おとし”
この“鱧おとし”とは、
骨切りをした“鱧”を湯引きすると、反り返って白い花のように開くことからこう呼ばれます・・・
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上記の可愛らしい蛙が覗く“粉引”の器は・・・
有川京子作http://web.mac.com/bottegaari/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88/Benvenuti!.html
酒入れ碗
黒龍の“龍”
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今回も“肉食獣”の由美ママが満足する近江牛の炭火味噌焼き
下の器の蓋を開けると・・・
残り僅か・・・もう在庫のみしか食べられないとされる
稀少な気仙沼産“鱶鰭”
コラーゲンたっぷりな“鱶鰭”は、お肌がぷるぷるになります
〆のご飯は帆立貝とトウモロコシの炊き込みご飯
サロマ湖の蜆の澄まし汁
デザート
冷酒に 茗荷を添えて 鱧づくし
京の夏の風物詩
「祇園祭」も
いざ本番となり、
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*洛中の いづこにゐても 祇園囃子・・・竹内栖鳳の別邸『ザ・ガーデンオリエンタル京都』憩のひととき
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10301467008.html (2009年7月18日号)
昨日は
“鉾”の「曳き初め」が
行われましたが、
そんな
生命力の強い
“鱧”を食し、
少しでもそのパワーを
あやかりたく思う
由美ママでした
そして
関東での“鱧”は、
四條流の伝統を継承する
包匠・小野寺克弘店主が
見事に“骨切り”する
日本料理【福樹】で
お楽しみ下さい
【銀座 福樹】
店主小野寺克弘 四條流包匠
東京都中央区銀座8-8-19
伊勢由ビル5F
03-3571-8596(要予約)