奈良のスーパーきつねさま。 大和の源九郎狐伝説 ~ 大和郡山 源九郎稲荷神社 (1) | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

奈良のスーパーきつねさま。 大和の源九郎狐伝説 ~ 大和郡山 源九郎稲荷神社 (1)

「大和の大和の源九郎さん、遊びましょ」音譜

という童謡があります。

大和郡山市洞泉寺源九郎稲荷神社 があります。

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狐お面源九郎狐は、この神様の使いです。

五穀豊穣商売繁盛の御利益があります。
小さな稲荷ですが、伏見稲荷豊川稲荷と並び日本三大稲荷の一つに数えられています。
毎年4月の第一日曜日には「源九郎稲荷春季大祭」が行なわれ、白狐面をつけた子供行列が練り歩きます。

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※写真は2010年3月の大和郡山城お城祭り のものです。

有名なお話に「綿帽子屋 」があります。

昔、郡山市柳に寺戸屋という綿帽子屋がありました。

そこに、ひとりの男が訪れました。

綿帽子を買いにきて、

「月末に代金を洞泉寺の源九郎稲荷神社にとりたてるように」と告げて立ち去りました。

月末になって代金を取り立てに行きますと、神社の人は知らないといいます。

かれこれ押し問答をしていると、突然、晴れた空から雨が、サーッと降りました。

ふたりの前に、綿帽子をかむった一団が列をなしています。

全員、その顔は狐でした。

(同じような話しでこのような「綿帽子 」の話もあります。)

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さて源九郎は、牛若丸こと源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)のことです。

人形浄瑠璃、歌舞伎に「義経千本櫻」という演目があります。

源平合戦後、義経は、兄・源頼朝にうとまれます。

都落ちし、くわえて平家の武将の復讐の的になります。

義経の困難と、それに巻き込まれた者たちの物語です。

これに狐忠信という人物がでてきます。

狐忠信は、”初音”という鼓の皮にされた千年の劫を経た夫婦の狐の子でした。

義経の家臣・佐藤忠信に化けて、義経の郎党として随行します。

義経を助け、また初音をもった静御前を護りとおしました。

義経一行が奥羽へ去るときでした。

狐忠信の忠義に義経は、別れのときに”源九郎”の名を贈ったのでした。

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時代を超えた源九朗狐様の伝説は、ほかにもあります。「戦国のきつねさま 」へつづきます。





鳥居源九郎稲荷神社のホームページができました。
  http://www.genkurou-inari.com/




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