序・幸運論と奇蹟。 ― 異聞 源九郎稲荷神社 ~ 大和郡山市洞泉寺町15 | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

序・幸運論と奇蹟。 ― 異聞 源九郎稲荷神社 ~ 大和郡山市洞泉寺町15

 2011年6月10日。

広島はバケツをひっくりかえしたような大雨でした。

雨は、翌朝までつづきます。

広島から奈良へ戻る日です。

各所で新幹線が雨で停止するニュースに一抹の不安がよぎります。

広島駅に着くと、さっそく、みどりの窓口で、新幹線の手配をします。

ところがです。

職員の方は、確認もおぼつかないまま、さっさと新大阪駅までの席をとってしまいました。

・・・うん?といぶかっていると、そこでようやく職員の方がいいました。

「さきほど一席だけあいていましたので、いそぎとらせていただきました」

そして、他の時間の座席の空き状況を調べてもらいました。

すると数時間先まで席の空きがなかったのですね。

職員さんの機転に救われました。

ささやかな幸運ですね。


さて・・・

そんな幸運を享受したとき、あなたはどう思われるでしょうか。

小さな幸運が積み重なり、大きな奇蹟を招いたお話をしようと思います。

どうやら、私もこの奇蹟の中に足を踏み入れた一人のようです。

大和郡山、
日本三大稲荷と呼ばれた「源九郎稲荷神社」

その日、一番に向かう予定になっていたところでした。

・・・

ことの発端は、私のもとへ寄せられたメールです。


突然のメールですみません。

是非とも源九郎稲荷神社の復興にお力をお貸しいただきたくてメールさせていただきました。

私は、現在源九郎稲荷神社を管理している者です。

この神社は、昨年夏に宮司が急死してから、宮司なしの神社で今に至っています。

宮司が亡くなってから、神社は荒れ放題になっていたのですが、この神社の管理責任者である御夫婦と私との3人で、神社の復興にかかったのが昨年の秋のことでした。

それから、不思議なことに、いろんなことが始まりました。


・・・


1.はじまりは、とよさんでした。 」へつづきます。


きつね異聞 源九郎稲荷神社
1.はじまりは、とよさんでした。
2.大和郡山の町中に響く法螺貝の声
3.闇の中からいずるものたち
4.ひろがるキセキ。 還るべきところ
5.源九郎さんのヒミツ


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