5.源九郎さんのヒミツ ― 異聞 源九郎稲荷神社 ~ 大和郡山市洞泉寺町15
「4.還るべきところ
」のつづきです。
源九郎稲荷神社の源九郎さん。
他の神社と類をみないほど、沢山の伝説があります。
源平合戦後の源義経と静御前を助けた「義経千本桜」のお話。
戦国時代の大和大納言豊臣秀長と源九郎狐の伝説。
江戸時代の柳沢公と源九郎狐の伝説。
古くは天智天皇の白鳳年間。
逆賊・平群の真鳥と大伴金道麿の戦いに助太刀した明神。
市井において、人びとの間に「綿帽子 」、「小狐丸 」の民話として語り継がれています。
伏見稲荷、豊川稲荷と並び日本三大稲荷の一つに数えられ、有名ではありますが、由緒が不明な源九郎稲荷神社。
その実態は、狐につままれたかのように分かっていません。
かつては吉野川のほとりにあり、豊臣秀長がこの地に遷し給わったとあります。
または大和郡山城の中にあったとも、また洞泉寺の敷地に建立されたともあります。
播磨の刑部狐(おさかべぎつね)の兄弟とも伝えられています。
いやはや、
源九郎さん、伝説は多いですが、源九郎さん自身の核心に触れるケースがありませんね。
さて、境内の石積みの中にみつかった扁額です。
源九郎狐の名前を与えたとされる「義経千本桜」では、静御前がもっていた鼓「初音」を狙っていましたが、結果、御前を守ることとなったとされています。
そこから「静守大神」とされたのではないかと、とよさんは推理しています。
吉野の宮滝に源九郎神社のもととなる神社があり、そこに「初音」が残されていると伝えられています。
・・・
源九郎神社の復興とともに、とよさん、中川さんご夫妻、そして祈祷いただきました山伏さんは、その由緒についても探されています。
宮司さん御存命のときは、偏屈で人を寄せ付けないことで有名だったそうです。
源九郎神社は氏子をもたない神社でした。
しかし、かつては多くの大阪の商人たちの信仰をあつめていたそうです。
今となっては、その記録も失われています。
・・・昔の賑わいをとりもどしたい。
・・・由緒を知り、源九郎さんを、本来の姿にもどしてさしあげたい。
そんな思いで、とよさん、中川さん夫妻の旅は、まだまだ続くのです。
なに、とよさんは、夢で見た島 をみつけだしたのです。
それは、そう遠いことではないでしょう。
最近では、こんな絵馬を用意されるようになりました。
え?目がこわい?
いえいえ。
みなさん、願いとともに、思い思いの目をいれていかれますよ。
・・・
ひょんなことで、とよさんは町おこしボランティアの若者たちと知り合いとなりました。
そこから―
2011年8月26、27日。
源九郎稲荷神社を中心に夕涼み会を開催する運びとなりました。
みなさん、ぜひお越しください。
・・・
「異聞 源九郎稲荷神社」
ながながとお付き合いいただきました。
異聞 源九郎稲荷神社
「序・幸運論と奇蹟 」
「1.はじまりは、とよさんでした。 」
「2.大和郡山の町中に響く法螺貝の声 」
「3.闇の中からいずるものたち 」
「4.ひろがるキセキ。 還るべきところ 」
「5.源九郎さんのヒミツ 」
「語り部~伏見稲荷大社と源九郎稲荷神社 」
源九郎稲荷神社のその後
「キツネさんの受難! お色直しキツネさん。 」
「ええ!そんなことしちゃったの!? 」
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「源九郎さん出番ですよ!―日本三大稲荷の「源九郎稲荷神社」 」
源九郎稲荷神社の源九郎さん。
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古くは天智天皇の白鳳年間。
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市井において、人びとの間に「綿帽子 」、「小狐丸 」の民話として語り継がれています。
伏見稲荷、豊川稲荷と並び日本三大稲荷の一つに数えられ、有名ではありますが、由緒が不明な源九郎稲荷神社。
その実態は、狐につままれたかのように分かっていません。
かつては吉野川のほとりにあり、豊臣秀長がこの地に遷し給わったとあります。
または大和郡山城の中にあったとも、また洞泉寺の敷地に建立されたともあります。
播磨の刑部狐(おさかべぎつね)の兄弟とも伝えられています。
いやはや、
源九郎さん、伝説は多いですが、源九郎さん自身の核心に触れるケースがありませんね。
さて、境内の石積みの中にみつかった扁額です。
源九郎狐の名前を与えたとされる「義経千本桜」では、静御前がもっていた鼓「初音」を狙っていましたが、結果、御前を守ることとなったとされています。
そこから「静守大神」とされたのではないかと、とよさんは推理しています。
吉野の宮滝に源九郎神社のもととなる神社があり、そこに「初音」が残されていると伝えられています。
・・・
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宮司さん御存命のときは、偏屈で人を寄せ付けないことで有名だったそうです。
源九郎神社は氏子をもたない神社でした。
しかし、かつては多くの大阪の商人たちの信仰をあつめていたそうです。
今となっては、その記録も失われています。
・・・昔の賑わいをとりもどしたい。
・・・由緒を知り、源九郎さんを、本来の姿にもどしてさしあげたい。
そんな思いで、とよさん、中川さん夫妻の旅は、まだまだ続くのです。
なに、とよさんは、夢で見た島 をみつけだしたのです。
それは、そう遠いことではないでしょう。
最近では、こんな絵馬を用意されるようになりました。
え?目がこわい?
いえいえ。
みなさん、願いとともに、思い思いの目をいれていかれますよ。
・・・
ひょんなことで、とよさんは町おこしボランティアの若者たちと知り合いとなりました。
そこから―
2011年8月26、27日。
源九郎稲荷神社を中心に夕涼み会を開催する運びとなりました。
みなさん、ぜひお越しください。
・・・
「異聞 源九郎稲荷神社」
ながながとお付き合いいただきました。
異聞 源九郎稲荷神社
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「1.はじまりは、とよさんでした。 」
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