吉武酒店 @ 博多・呉服町(福岡市地下鉄箱崎線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

吉武酒店 @ 博多・呉服町(福岡市地下鉄箱崎線)

これまでもですね.

色んな角打ち( )に行きましたがね.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

ここはですね,私の経験値からはですね.

おそらく至上最強と信じて疑わない,むほほほ.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

店内のカオス感がたまらない~よ~.

コップ類や食器など,すべて現役機能してるんだから凄まじい.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

閉まっているようですが開いてます,ご安心.

戦前から粛々と続く老舗でやんす,堂々の貫禄でやんす.

《 吉武酒店 》

“ 西日本の角打ちの本場 ”にある老舗中の老舗.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

この棚にも,存分に時代がしみついてますぜ.

ここから缶詰め出していただくのがジツに楽しい.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

お会計はですね,奥に鎮座まします女将さんにね,うふふ.

御齢アラ・エイティでますますお元気なのだす.

二代目の奥様なんですが,ご主人は満州で他界されたそうな.

「昔しゃね,嫁に来て姑にしごかれるなんて当たり前だったからねえ」

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

話し好きな女将さん,あれこれ昔話がうかがえちゃう,うふふ.

「ここら辺は東京と違ってのどかやろ,いつも正月みたいやろ」

「あんた,子供さんいてはるの,いらっしゃる,ああ,そう」

「男の子はだめだね,自分ひとりで偉くなった気ぃしよるんだから」

「女の子はな,嫁に行ってもしょっちゅう気にかけてくれるよ,優しいよ」

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

「お客さん,いい給料もらったはるだよね,え,そうじゃない」

「子供さんにはね,いい学校だしてやらなきゃねえ,このご時勢」

そのほか,先代の長男が道楽者で三男だったご主人が継いだ話.

満州で日本軍にお酒を卸す会社をおこした話.

お孫さんがおばあちゃん思いな話...心温まるねえ.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

これは常連さま方のキープ焼酎です.

プラカップの焼酎って~のが風情だなあ.

中にはですね,コンビニの弁当を置いて行く方もいるそうです.

夜に来て,また呑みながら食べるそうです,いいぞ,いいぞ!

アタシも是非やってみたい.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

「最近の若い子は黙ってお店入ってきて黙って物買っていきんさる」

「あれはコンビニエンスが悪いんよ,きっと」

なるほど,ごもっともでありんす.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

「東京には角打ちってあるの?ここいら辺も少なくなったけん」

「みんな高級指向になってねえ,こういう店にゃあ見向きもせんよ」

そんなコトないでありんす,益々ご繁盛お願いしますけん.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

いやあ...ジツにいい気分,素敵な心持ち.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

肌寒くなりましたが,外の風も心地よい.

こういったお店に旅先で出会うのが天然の旅情,

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

すぐ前には小さなお寺がありましてね.

ほのかに香るお線香の煙がジツに風雅だよ.

午後を知らせる鐘も鳴りまして,この境地には堪らないものがあります.

CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

お店を自由に出入りしてる軒先のニャンコ殿.

これは全国共通,角打ちの必須アイテムだね,うふふふ.