鈴木酒店(角打ち) @ 鶴見
※ お断りです.現在このお店はありません.
JR鶴見駅からも東横線菊名駅からもめちゃ遠い.
《 鈴木酒店 》
いい感じの木枠のガラス戸を開けますとですね,うふふ.
ハード・ボイルドな男の空間が展開されるワケです.
集うのは真に年季の入った先輩方ばかり,うむむ.
足を踏み入れた瞬間,一斉によそ者への視線が向かってくる.
ほんの 数秒間 のことなんですけどね,うふふ.
この瞬間が緊張感マックスである意味で快感なのです.
お店の一角が角打ちではなくて角打ちオンリー ,うっはは.
こちらのカウンターで,もちろん原価でお酒を買うことになる.
思い思いの場所に座るも良し,立つも佳し.
ビールケースに載せた座布団 も誠にいい風情です.
お向かいの大将はペット入りの宝焼酎をキープです.
「にいちゃん,氷いるかい?」と氷をわけてくださいました.
こういうのって,ワケもなくうれしくなっちゃいますよねえ.
店内には古い農家の土間のような香りがただよう.
記憶の圏外を呼び起こす,妙に懐かしい湿った匂いです.
のどかな日和の日曜日にはまた来よう.
心底そう思わずにいられない文化財級の角打ちです.