今月初め、アメリカの有名サプリメーカー6社(と販社2社)の魚油サプリが有害なPCBを含んでいる(なのに、その警告表示がない)と環境団体から訴えられ、アメリカのメディアに大きく取り上げられました。
やり玉に挙げられた8社には、日本でもかなり広く売られているブランドも入っていました。メーカー側も反論や釈明をしていますが、これをきかっけに魚油(オメガ3)サプリ製品検査基準が厳格化することを期待しています。名指しされているのは、CVS Pharmacy、 Rite Aid,、General Nutrition、 Solgar、 Twinlab、 Now Health、Omega Protein、 Pharmavite LLC の製造・販売した製品。
記事に興味のある方は→http://www.cbsnews.com/stories/2010/03/02/health/main6259938.shtml
魚油サプリを摂るときの注意点として、たとえば、『世界一の美女になるダイエット』の著者エリカさんは、二つの選択基準を挙げています。
①清浄なところで獲れた魚が原料であること。 ②分子分留と呼ばれるプロセスを経ていること。
②は、英語でMolecularly Distilledと表記してあるもので、水銀など有害金属類や海洋汚染物質をその工程で分留(除去)している製品ということです。エリカさん推薦の魚油(オメガ3)サプリは、ノルディック・ナチュラルNordic Naturals社製のもので、今回の6社にはふくまれません。
私の選択基準を付け加えると、③オメガ3オイルは酸化しやすいので、ビタミンE等を添加してあるもの。④水銀・重金属・汚染物質など検出されずと明記してあるもの(showing no detected levels of heavy metals, dioxins, or PCBsなど)⑤第三者機関検査済と明記してあるもの(Third-party Tested & Certifiedなど)。鮮度&純度が世界基準に適合またはそれ以上と書かれているもの(purity & freshness exceeding or meeting world standardsなど)。第三者機関や基準の具体名が明記してあるとベター。
魚、それもオメガ3高含有の魚をしょっちゅう食べるのは難しいので、私もオメガ3サプリを利用しています。リニュー・ライフRenew Life社やナチュラルファクターズNatural Factors社のマイケル・マレイ博士推薦のものなど。
実際、汚染や化学物質にさらされていない魚を食べるのは困難です。養殖された魚は、そのエサの材料・成分・出自が判りませんし、使用している薬剤・抗生剤も小売店で買うかぎり、表示されていません。天然魚にしても、PCBや水銀、環境汚染物質を取り込むのを避けられません。食物連鎖上位の大型魚になるほど、その確率が高まるでしょう。なので、サプリで摂るのが手軽なのですが、サプリも安心できないとなると困りますね。私は、ジャコなど、青魚系の小魚は汚染が少なく丸ごとたべられるのでベターかとおもい、極力、素性のはっきりした(?)、加工や流通の方法が良心的だと思える冷凍じゃこを取り寄せて常備しています(魚市場が近くにあれば最高の環境ですが、「もやし研究会
」取り扱いのものはこだわりの商品だとおもいます。宮崎県か瀬戸内産のものを、漁獲後すぐ加工・冷凍・脱気シールして、冷凍で輸送するもの。100グラム×10パック6800円)。