くらえもんの気ままに独り言

政治、経済、ドラえもん、吹奏楽、書評、メタボ対策などなど多彩なテーマでお送りしております。


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 今回は先週の続きで廣宮孝信氏の『日本経済のミステリーは心理学で解ける』の第3章および第4章を取り上げたいと思います。


 前回までの話はコチラ

第1章http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11915766750.html

第2章http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11916153818.html


 第3章以降は実際に感情をコントロールする方法に関する話になってきます。これは、「国の借金は大変だ」論に対抗するだけでなく、本当に実生活にも役に立つ可能性のある話ですので、是非一読されることをお勧めします。


 今回も廣宮氏のブログより、目次一覧のリンクを貼っておきますね。

http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-612.html


 では、前置きはこれくらいにして第3章・第4章の感想いきます。


第3章「“限界”突破のための個人心理《準備編》―「否定」と「肯定」で分かる、あなたの脳と心の仕組み」


 感情は生命の内部情報を知らせるセンサーということですが、以前話しましたとおり、体の反応が先に起こって、それが脳に伝わって感じるものが感情でしたね。本書によれば生命体としてのバランスが取れているときは肯定的な感情が、バランスが崩れているときには否定的な感情が現れようですね。


 極端な例を挙げると、病気の時は気分が沈みますし、元気な時は明るくなりますからね。


 ともかく、「悲しい」とか「怖い」とか感じているときは、体の中で異常が起こっている(バランスが崩れている)ということなのでしょう。


 しかし、こういう負の感情も生きていくうえで必要な感情なのです。感情と記憶は結びついて蓄積されるものですが、恐怖体験なんかが強く記憶に残るのは、それを以後回避できるようにということのようです。


 つまり、負の感情あるいは野性的な本能というものは緊急事態を回避するために、または緊急事態が起こった時に素早い対処をするために必要というわけですね。


 しかし、常時この状態だとさすがに体内のバランスは崩れっぱなしで、体が持ちません。なので、野生モードはなるべくコントロールして、暴走しないようにしないといけません。とは言っても多少のストレスは「超回復」によって成長に役立ったりもしますが。


 ストレスで思い出しましたが、過去のエントリーで活性酸素の話もしましたね。活性酸素は悪者だとちまたでは言われておりますが、実はこれも体にとっては必要なものであると。要するに体の中に存在する物質やシステムで不要なものはないと、大事なのはそのバランスだということですね。


(参考)活性酸素は悪者?

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11862321396.html


 話は本書の内容に戻しますが、「抑圧」(=否定)はストレスであるとのことです。『知性の構造』でもありましたが、葛藤が発生した際にどちらかを選ぶということをしてしまうとドツボにはまってしまいます。選ばれなかった方は抑圧(=否定)されるのですが、この抑圧された感情というのも本来は必要な感情であるはず。そして、抑圧しようとすると反動で爆発してしまいかねません。このあたりのことは佐藤健志氏も言われていた気がしますね(;^_^A

 分かりやすい例で言うと「お菓子を食べたい」「太りたくない」との間で葛藤が発生し、「太りたくない」を選んでお菓子を我慢すると、それが限界に達した時に反動でお菓子をドカ食いしてしまうということです。


(参考)『知性の構造』・意味表現における葛藤と平衡

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11904741294.html


 つまり、感情をコントロールするには抑圧しない、言い換えると無理をしないということになります。何かが過剰になると、その反対で何かが必ず抑圧されてしまいます。何も抑圧しないというのは高度なバランスを維持するということと同じ意味になりそうです。

 葛藤が発生した時に両者とも肯定することで、よい感情をもたらし、バランスもとれるということですね。


 しかし、肯定が大事だからと言って嫌いな奴のことも好きにならないといけないのかというとそうではありません。嫌いな奴のことを我慢し好きになるのは自分への抑圧になりますので。あくまでも適度の距離感というものが大事なのです。


 廣宮氏は国と国との距離感も適切であるべきだとしてTPPをはじめとしたグローバリゼーションに懸念を示しておられます。特にそれぞれの国民の心のバランスがとれている状態での国際化は問題はないだろうが、国民の心のバランスが崩れていて「大衆化」している状態での国際化は最悪戦争を招とのことです。


 感情をコントロールする鍵は前回説明しました「元型」(全人類共通の無意識に属する心理パターン)の存在を意識して、それに振り回されないように心掛けることです。「元型」の存在を意識してコントロールするということは、どういうことかというと、ある感情が発生した時にそれが(固有のものとしての)自分によるものではなく、「元型」の仕業であると客観視するということのようです。


 また例を挙げますが「お菓子を食べたい」って思ったとします。でも、これは自分がお菓子を食べたいと思ってるんじゃないんです、「元型」がそう思わせているのです。このように客観視することで無意識の存在を意識することができます。その上でこれを決して抑圧しないで肯定することが大事です。


 このことを意識しなければお菓子をいくらでも食べるでしょうし、意識したとしても抑圧してしまったらいつかは反動でドカ食いしてしまうでしょう。意識したうえで適度な量のお菓子を食べることが大事です。だからと言って全面的に肯定してお菓子をたくさん食べちゃうと、「太りたくない」という感情を抑圧することにつながりますので、やはりバランスが重要ですね。


 本書におきましてもいろんな例を使って、バランスを取ってよりよいものを目指していける方法を示されておりました。(分かりやすくておもしろかったので、是非ご一読を。)


 簡単にまとめると無意識の「元型」を意識することと、すべてを抑圧せずに肯定し、無理はしないということですね。


 あと、本書の一部が無料公開されておりますので、リンクを貼っておきます。特にスポーツをやる人などにオススメです。


イメージトレーニング:国内外5本の学術論文に見るイメージ訓練の効果――スポーツ選手、スポーツ好きの方必見の資料です! 

http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-614.html


 それから第4章については実践的な内容が書かれていますが、この第4章こそが本書のキモでございます。内容を説明しようとしたら完全にネタバレになってしまいますので、本書を実際に読んでいただきたいのですが(廣宮氏いわく本屋でパラパラっと立ち読みとかでもいいらしいです。)、ひとつだけ例を紹介します。


 イライラしたりムカムカしたりしたときに、それを指して「それは興味深い現象だ。」と言うのです。客観視+肯定による感情コントロールってわけですね。もちろん、どういうフレーズを使った方が効果的かは個々人で違いますので、自分で色々模索してみるとよいでしょう。


 その他にもたくさん、マル秘テクニック満載ですが、自己分析&自己コントロールによる精神の安定が社会を安定させる第一歩ということですね。


 まぁ、ストレスが全然ないのもストレス耐性がなくなってしまうので、ストレスとうまくつきまっていくということが大事なのですが。もちろん無理のない範囲で(;^_^A

 (耐性がなくなると言えば、昔より死ににくくなったので死を意識しなくなってきましたし、災害の経験が少なかったので災害対策を軽視したり、物質的に満たされてきたのでモノ作りの大切さを忘れてきたりなどなど・・・。ストレスフリーというのはある意味人類を退化させてしまいそうです。ストレスの存在を抑圧して、豊かなのが当たり前って思うようになると、豊かさへのありがたみも感じなくなりますし・・・。)


 というわけで3回にわたり『日本経済のミステリーは心理学で解ける』の感想をお送りいたしました。


抑圧はよくない。バランスが大事と思われた方はクリックお願いします。


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本書に関する廣宮氏のブログの関連エントリーはコチラ

「日本の国の借金は大丈夫だ」論を広めるための簡単、かつ、気楽にできる取組――ご協力のお願い

http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-615.html

政治経済の理解に心理学が役立つ理由:「自己分析は他者分析への王道(フロイト)+社会は自分自身と自分以外の他者で構成⇒自己理解は社会理解への王道=自己理解は政治経済理解への王道」

http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-619.html


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リニューアルした進撃の庶民でも引き続き火曜日に『もう一つの進撃の庶民』を連載中です。


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(他の曜日も漫画「アイドル新党なでしこ」の配信などキラーコンテンツ満載です。応援よろしくお願いします。) 


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政治や経済についてよく分からない、もっと知りたいという方は下記のエントリーにまとめを作っていますので是非ご覧ください。

政治経済初心者必見!!

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11932947967.html


くらえもんが今まで解説した本について知りたいという方は下記のエントリーにまとめを作っていますので是非ご覧ください。

くらえもんの気ままに読書まとめ

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11944673248.html


くらえもんが至高のギャグマンガ「ドラえもん」を独自の視点でおもしろおかしく解説!興味のある方は下記のエントリーにまとめを作っていますので是非ご覧ください。

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ちなみに今日はドラえもんの誕生日です♪

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