10月9日の午後は、松田仁さんのお話 第二回に参加して参りました。
このお話会をプロデュースしていた宇宙塾の主宰者和葉さんの感想は
第一回の様子は
などをチラ見していただくとして。。。
今回のお題はすごいよ。
(いや、第一回も面白かったし、たぶんこれからも毎回すごいんだけど)
「アヤシイ私」ですから。
「私」ってなーに?
これねー、私、個人的に、
たっぷり時間をかけて、ロンドンで探究してきたばっかりだったので
松田さんの話す切り口もまたこれ相当変わってるユニークですから、
面白くてねー
だけど、2時間半じゃ、ぜんっぜん物足りなくて
(松田さん!!和葉さん!!「私」について語るのに、2時間半では…
ぜんぜん、ぜんっぜん足りません!!←超自分勝手な抗議)
まとめられる自信はゼロだけど、私なりにレポします。
↑「私」という枠組みを、なるべく緩めちゃったほうが良いよー、
と、ワクテカしながらしゃべる松田さん。(美肌効果処理済み)
まず、最初に和葉さんが今回のお題とは全く無関係な質問を無邪気に繰り出しました。
和:「松田さんって、いわゆる【覚醒体験】ってしたことあるんですか?」
松:「ん?あー、まぁ、覚醒体験にもいろいろレベルというか段階はあるんだけど、
【その域】に行った事があるか、って聞かれたら、何回かあるよーー」
和:「へぇぇぇぇぇぇぇえええええええええ~~~~!!!!すごーい、いいなぁ~~~」
と、最初っから脱線するのかと思いきや、その話は横に置いといて、無事に(?)始まりました。
松:「太陽が、東からのぼって、西に沈むって、ホント?」
わたし:「ホントだと思います!」
松:「ホントにホント?」
参加者さま:「・・・・・・こ・・・この位置から見たら、ホントです。」
松:「ホントーに?」
参加者さま:「・・・は、はい・・・私の位置から見たらそう思います・・・(どんどん自信がなくなっていくみんな)」
松:「理科の時間には、太陽が動いてるんじゃなくて、地球が動いてるって習ったんだけどな('-^*)/」
聴衆心の声:「(そ、その論法はズルイよ!!松田さんはドsだ!!)」
という感じで始まった第二回。
今回も松田さんに翻弄されるわけですわね。いいわよドンと来いだわよ(誰?)。
以下、「私、というフィルターを通した松田さんのお話」をお楽しみください。
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脳科学では、ここ20~30年で、色々な事があきらかになってきました。
頭の中で「モデル」を組み立てている。
どのモデルを採用するのか?
どのモデルもありえる。
いくつモデルを持っていても良い。
プラトンやカントは、「自分の【外】に、何かの現実や真実があるだろう」と言っている。
たとえば
「僕の言う事を信頼するな」と、ボクが言ったとしましょう。
信頼するな、という言葉を信頼すると、ボクが言う事は信頼できないわけです。
こういうのね、言ってる事の妥当性についてチェックする事を再帰性といいます。
デカルトは、近代哲学の父、と言われていますが
彼が言ってる事は「私がいる、というのは間違いないだろう、そこからはじめよう」と言ってるわけです。
リベット先生という脳科学者の先生がいて
頭蓋骨をはがして、脳の研究をしたのね。
で、わかった事。
「皮膚」が、刺激を感じてから、「脳」が「それ」を感じるまで、0.5秒、という事です。
あとね、「盲点」ってあるでしょ。
それを電気刺激で、人工的に「作る」事が出来るんです。
まず、赤い○を見せておいて、その後、ビシッ!!と脳に電極を刺して、盲点を作って(つまりこの瞬間は何も見えてないハズ)、
そしてその後、黄色い○を見せる。
そして、何も見えてなかったハズの瞬間、何が見えてましたか?と被験者に聞くんです。
すると、
「黄色い○が見えてました」と答えるんです。
つまり、脳が、理由を後付けするんです。
このような事、おそらく日々、たくさんやってると思いますよ。
理由を後付けする事。
(あー、時間切れ。続きます。。。)