前編 の続きです。
引き続き、以下のレポは「私」というフィルターを通して理解した内容だという事をご承知の上、お読みくださいませ☆
「観察によって確かめられる、というのが、そもそも怪しい。」という点について。
「盲点……というのがあります。
ちょっと体験してもらいましょう。
(ここで、紙を渡される。)
この、黒い丸が書かれた紙を、ずっと見て下さい。
左目を隠した状態で、ちょっとずつ近づけて見て下さい。
(えーと、言葉で説明するのがめんどくさ…難しいので詳細省きますが、「盲点」の存在を体験できる紙だったのです。)
ある所まで近づくと、黒い○が、見えなくなります。
見えなくなりましたか?
この黒○は【ある】のに、【見えなく】なりますよね。
で、ここから本題なんですけど
【見えない場所・盲点】が存在する、という事は、わかりましたね。
じゃあ、その【盲点】の部分、どんな風に【見えて】ますか?
………黒○があるハズの場所。でも、黒○は見えない。
そこには、背景の【ドット柄】が見えてますよね。
これ【脳が埋め合わせ】をしているんです。
(見えないけど、こんな感じだよね?って、作り上げてる)
だって、
いつも視界の中にぽっかり真っ白い空間、ある?ないでしょ?
それも全部脳が【盲点】を補っているから。
今さ、iPhoneとかでも画素数600~800万画素とかでしょ?
(注:iPhone4sと5は800万画素。)
僕たちの「視細胞」の数は、100万ぐらいなんです。
でも、iPhoneで撮る写真より、たいていの場合、綺麗に見えてますよね。
綺麗に、見えてるはずです。
それは、脳が映像を作っているからなんです。
(※ここからちょっと脳科学の話。)
皆さん、日々いろーんな事を考えてますよね。
中にはあんまり何も考えてないっていう人も居るかもしれないですけど。
(私:ギクッ)
まぁ、色々考えてますよね。
じゃんけんする時ね
「次はチョキを出そう」と頭で考えて、それから、体に指令が行って、手がチョキを出している…
そんな気がしてますか?どうですか?
逆なんです。
まず、体が「チョキを出す」という指令を出し
それから、脳が「チョキを出そう」って考えるんです。
理由は後から考えてるんです。
昔、てんかんの人の手術に、右脳と左脳の間をカットする…
というやり方がありました。
てんかんの脳で何が起こっているかというと、まぁザックリ言うと脳がオーバーフローの状態になってるだろうという事で、
右脳と左脳の間をカットしておけば、脳が全部死ぬ事はないと、
そう判断した時代があったのですね。
今はそういう手術はほとんどしていないと思いますが。
右脳は、一般的にいうと「感情」とかを担当しています。
左半身、左視野担当です。
左脳は、「理論」とかを担当してます。
体は右半身・右視野を担当してる。
で、左視野の方にエッチな写真とか見せる実験をするわけです。
(注:左視野だったと思うけど、メモ抜けててイマイチ微妙……)
そうすると、顔がニヤニヤしたり、赤くなったりするんです。
何を体験したか、「体」はわかってるし(「体」は反応するんだけど)、理由(体の反応の理由)は、わからないわけです。
で、「どうして笑ってるの?」と聞くとね
「先生が面白い顔したから。」と言うんですよ。
理由は後付けで、でっちあげるんです。
アレクサンドラさん(※フルネーム書きそびれた)という女性で
チベットで修行経験を積んでた人がいます。
その人が
「思想を具現化する」という修行をしたんです。
で、アレクサンドラさんは、「陽気で背の低いお坊さん」を、具現化しよう、と、想像したんですね。
で、ずーっとずーっと想像して、かなりリアルに想像できるようになったんです。
そして、だんだん、そのお坊さんが勝手に動くようになったらしいんです。
「陽気」なお坊さんを想像していたのに、だんだん性格が陰険になってきたりして。
しかも、(瞑想してる時だけ出てくるんじゃなくて)どこに行く時にもついてくるようになっちゃったんですね。
さらに、ついには、周りの人にも見えるようになってしまった。
「あなたの後ろに居る人は誰ですか?」と聞かれるようになってしまったんですね。
で、これはヤバイ…という事で、半年くらいかけて徐々に(その幻想を)消していったらしいんですけども。
【観察】は、もう、その時点で危ういです。
(もし、他の人も同じモノが見えていたとしても。です。)
では皆さん
UFOは存在すると思いますか?
UFOは存在する、と思う人、手をあげて。
(パラパラと手をあげる)
ユングが、UFOについて論文を書いてるんですけどね。
かなり晩年の頃の研究です。
ユングは、UFOは、投影(幻影?)である、と結論づけてます。
人間はもともと、空の上に何かあると思っている生き物である、と。
で、物体が飛んでいる…という報告が増えたのは、第二次世界大戦以降なんです。
圧倒的に「夜」に見えたという報告が多いです。
ベツに、昼間に飛んでても良いのにね?
あと、圧倒的に「円盤」という形の報告が多いんです。
【まる】って、完全性とか、魂、を象徴する形なんですね。
(もしくは「葉巻型」。 )
あとは、第二次世界大戦以前にも、空を物体が飛んでいるという報告はあったけれど、
それは「十字架型」だったんですね。
あとね、
【レーダー】で【反応】して、かつ、【目で確認出来た】という事例は、ないんです。
【レーダーで反応した】
もしくは
【目で確認出来た】
の、どちらかの事例しかないんです。
で、ユングは
UFOは、【確かに見ているかもしれないが、それは物理的な存在とは別物である】
と結論づけています。
===============================
わーーーー もうもうっ
面白いーーーー( *´艸`)
(知恵熱中)
わたし、このユングの論文の話が、超面白かったんですけど!!!
ふう。
で。
やっぱり長くなったので、今度こそ【後編】に続く……