NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(5) | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(5)

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近年話題の電気自動車1つを例にとっても…( ■本ブログ内記事参照  )

(筆者いわく、、、)

新しいものに憧れ、期待するのは悪いことではないが、

熱に浮かされたように評価するのではなく、ネガティブな部分にも目を向けて、

総合的に大人の判断を下さなければならない

電気自動車はクリーンで環境保護には最適…ともてはやされているが、

(肝心な問題についての議論は「2の次」、、、)

パワーソースとなる電気そのものは、一体どんな方法で得るのか?

(火力?、水力?、原子力?・・・・・リサイクル方法は??)

話題になるものだけ御輿を担ぐようにしてもり立て、

議論しなければならないことには目をつぶる・・・・・・・

逆に表に出てこないものは、

それが研究開発次第では付加価値の高いものとなる可能性があっても、

取り上げない。。。。。

(日本には、真の意味での自動車ジャーナリストは、居ない??)

【p.163】

同様に「ムード」だけが先行しているLRT/ ■本ブログ内関連記事参照


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欧州ではディーゼルエンジンを積む普通のセダンが数多く出回っているが、、、、、

■本ブログ内関連記事参照

欧州でディーゼルエンジンが多い理由は、

ガソリンエンジンに比べてCO2の排出量が少なく、

地球温暖化を防ぐ上でガソリンエンジンよりも有利であるから・・・・・・

但し、NOxは逆にガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンの方が多く、

日本(特に東京都)では、この点で嫌われ者扱いされている。。。。。

しかし、これは

燃料から窒素分を抜き取れば良く、実際に欧州では実施されており、

日本ほどNOxの排出量は多くない。

何よりもディーゼルエンジンは、雑多な燃料でも運転でき、

省資源を考慮しても価値の高いものである。

(こういったことを提言するのも、本来、ジャーナリストの役割なのでは?)

【p.164】


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高速道路と一体化されて設計された池袋のサンシャインシティ(東京都豊島区)

(筆者いわく、、、)

都市の設計や建築の分野でも、

自分のモニュメントを造るようにして奇妙?なものを建てる建築家がいて、

建築物は道路と無関係ではいられないにもかかわらず、

人や自動車の流れは専門外だとばかりに無視するような建築家が散見される

(例えば東京・西新宿・・・)

ビルが30数棟建ち、1棟当たりに5万人/日の人間が出入りする可能性があるのだが、

1つのビルから他のビルへ何かの用事で出かけると(隣接のビルでも)、

20分近く掛かることも珍しくない(場所もわかりにくい)。

新宿駅から特定のビルへ行こうとしても、スムーズに辿り着けない・・・

(ビルを間違えると、小一時間無駄にしてしまう、、、)

(筆者による改善提案)

・ビルの色を変える

・名前を目立つところに書くようにする

・番地を明確に表示する、、、等

自動車で出かけたとしても駐車場が無く、

いかにも「間の抜けた?」新都市造り・・・・・複合的なものの見方が出来てない!

こういったことを資料を基に事前に正すことこそ、

本来のジャーナリストの仕事なのではないのか?【p.167】





★「ジャーナリスト」と「評論家」の違い【p.169】

「ジャーナリスト」

ひたすら真実を求める地道な存在

評論するだけでは成立せず、

自分なりの提案(具体的な改良の方法を含めたコメント)が必要

「評論家」

(日本では)

他人の粗探しをしたり、他人の意見を流用しながら能弁に能書きを言えばある程度通用

(本ブログ管理者でも?・・・十分通用するかも、、、)


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公共交通網が不便なクルマ社会の地方都市において積極的に取り組まれている政策

(群馬県前橋市… ■本ブログ内関連記事参照  )






(筆者いわく、、、)本来の意味での・・・・・・

文化とは、

人間が生み出した文明を

安全で無害なように

できれば有益に

人間社会に取り入れたもの。。。

【p.174】






★間違いだらけ?の品物選び、、、

【pp..184‐189】

①FF(前輪駆動)車は雪道に強い?

・完全な間違い

・頭が重い分だけ、登坂時に頭を振り、下り坂で横滑りしコントロール不能になる

②四輪駆動車(4WD)は雪道万能?

・確かに有利であるが、一旦、滑り出したら他車と同様の危険

③新車に「慣らし運転」は絶対必要?

・腫れ物を扱うようにぎこちなく乗っていると

    逆に金属同士の擦り合わせがスムーズにいかない(かえって不具合が生じる

・慣らし運転は完全に過去のもの

ごく普通の、常識的な運転さえしていれば「慣らし運転」は不要

(但し、メルセデス車は、メーカーのポリシーとしてユーザーに要求し続けている)

④冬場の暖機運転

・10分、15分なんて無意味

2~3分でエンジンオイルが循環

・スタートから2、3kmゆっくり走れば

                     駆動系のギアを含めた「本来」の暖機運転が可能

(但し、冷えた状態から、いきなり急加速するのは後々のトラブルの元になる)

★筆者提案

長距離トラックのアイドリング

仮眠時におけるヒーターの要求についても、

エンジンとは関係なく作動できるものを開発できないのか???

★間違ったブランド志向

ローレックスの時計

・本来は肉体労働者向けの時計(山へ登り海に潜っても壊れない時計)

 ↓

・なので、、、

  ステンレス製であっても腕が疲れるほど重い

・メーカーも中東産油国の金持ち向けに製造していただけ、、、

 ↓

必要性が無いものを日本人が大量に買い漁るのは他国から見て奇妙に思うかも

 (ブランドにこだわらず、もっと軽い、実用的な時計でも良いのでは?)






*書誌情報

三本和彦著「クルマから見る日本社会」1997年岩波書店(岩波新書/新赤版)

狭い国土に車がひしめく日本。

けれども道路は貧弱で、駐車スペースも考慮されていない。

毎年1万人以上が交通事故で亡くなっており、

輸出をめぐる対外関係や環境への影響も深刻化しているが、

自動車や交通施設の管理は各省庁に細分化され、

責任は不透明なまま数多くの利権を生み出している・・・・・・・・・

【表紙カバーより、、、】






*本ブログ内関連記事

 ↓

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(1)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(2)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(3)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(4)

■NOTE/三本和彦著「クルマから見る日本社会」・・・(5)